ヌマトラノオ

沼虎尾（Lysimachia fortunei）サクラソウ科オカトラノオ属

　オカ「トラ 」ノオに似ているが，随分小さい白い尾状の花が目に入り，これは「撮ら 」ねばと近づくと，ヌマトラノオであった。
　
＞本州、四国、九州、朝鮮、中国、インドシナに分布する多年生の草本。
＞沼沢地やため池の湖岸などに生育するが、長期間の沈水にはあまり大き
＞な抵抗力を持っていない。葉は柔らかく、地下茎でも繁茂し、群落を形
＞成する。
　とあったが，なるほど，見つけた場所は池畔。

＞初夏に花穂を形成し、白い花を咲かせるが、オカトラノオのようには頭
＞を垂れない。
　等の記載が多く見つかるが，その「オカトラノオ」との比較をされたい方は，2012年07月22日の日記を参照されたい。
　http://www.yamareco.com/modules/diary/2110-detail-38098

　なお，
＞ヌマトラノオは07年に三条町の畔に生えているのを見て以来、オカト
＞ラノオ属の中では一番小形で花穂が直立するので見分けやす いと感じ
＞ていた。その後荒川河川敷などでノジトラノオとの雑種のような個体を
＞見ることが多くなり、オカトラノオとの交雑種のイヌ ヌマトラノオが
＞多くなっている事を知った。
　との続きに，
＞埼玉カテゴリーでは準絶滅危惧(NT)になっており、2011年の報告で確
＞認個体件数は3分の1近くになっ ている。
　とあった。
　最初の引用に，「地下茎でも繁茂し、群落を形成する。」とあったが，地域に依っては，減少 現象 が始まっているようである。

　名の由来は，
＞花穂を虎の尾に見立てたオカトラノオに比べて、花穂は 細くて直立し
＞一つひとつの花は小さく、沼地などに生えるのが名の由来