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「庭や公園などに、よく植えられ,タブノキとともに日本の常緑広葉樹林を代表する樹木であとされている。」とありましたが,ツブラジイと言う似たものがあるようです。
この区別は非常に難しいようで,「スダジイとツブラジイ」と題するサイトには,
>スダジイとツブラジイは区別しにくい種の1つである。例えば、日本
>植物誌(大井、1983:至文堂)では、スダジイとツブラジイの違いは
>次のようであるとされている。
>「スダジイはツブラジイに比べ、枝は太く、葉は厚くて少し大きく、
>堅果もやや大型で卵状長楕円形、樹皮は早くから裂けて割れる。」
>ドングリが稔っている時には、大きくて卵状長楕円形のものがスダジ
>イ、小さくて球形に近いものがツブラジイとして同定することが一応
>可能である。ドングリが稔っていない時期は同定が困難であり、樹皮
>の割れ具合に頼ることになるが、若木の時期には区別できないことに
>なってしまう。常緑樹林の調査では、専門家もこの点には困ってお
>り、葉の断面を比較することによって区別が可能であるとの話もあ
>る。・・・
>平凡社の「日本の野生植物」では、スダジイの表皮細胞は2層からな
>るが、ツブラジイの表皮細胞は1層であり、これにより区分できると
>している。試してみると、手間暇がかかり技術が必要なのは当然であ
>るが、1.5層としたいような、中間的なものもあって、簡単・完璧とは
>いえないのではないかと思う。しかし、幼い個体では、これ以外に頼
>る方法はない。
まだまだ続くので,興味のある方は次のサイトを参照ください。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/fagaceae/sudajii/suda-tsubura.htm
もっとも,掲載したものの同定は,名札の助けで

なお,両種の違いが分かる「種」を掲載するサイトは告ぎのアドレス
http://nannjyamonnjya.blog68.fc2.com/blog-entry-846.html
名の由来も諸説ありでした。
>シタダミ(巻き貝の一種)に似た堅果をつけるシイとする説がある。
>この説の提唱者の前川氏は,シイと名が付く,スダジイ,ツブラジ
>イ,マテバシイの3種について,いずれも貝と関連させて考えてい
>る。ちなみに,「マテ」は「マテガイ」,「ツブ」は「タニシ」を由
>来としている。
>どの堅果も,縄文時代から重要な食糧だった点,堅い殻に入っている
>ところが貝を連想させる点から,それぞれの堅果の特徴と貝を関連さ
>せる考えには納得できる。ただ,「シタダミ」が「スダ」に転訛する
>のかはやや疑問に思う。
との説が多い中,「樹名の語源・由来を追加「スダジイ」」とあるサイトでは,「結局、「スダジイ」の名前は、「素台木」を語源とし、シイタケ造りの基礎となる台木的な椎(しい)の木という意味を表わすものであると言える。」との結論を出していました。
http://cocologtakao.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-1d43.html
また,「「…あえて伐りだすこともせずに放置していた…」との関係を考えると、建築材にも薪炭材として役に立たないから放置されてきた。つまり「放置されすたれたシイ」が浮び上ってくる。」との説は次のサイト
http://blogs.yahoo.co.jp/yokohamaiwao/13583329.html
「しい」については,
>シイの実が自然落下して木の下にあることから「下(シ)」と「実
>(ヒ)」から「シヒ」となったという説,シイタケ栽培に使われる樹
>木のため「シイ」とついた説などがある。
※写真左:雄花
中:雌花
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