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少し時間があったので,水田の近くにタカサブロウを探しに出かけた。程なく地を這う感じで伸び,花を付けるものを見つけた。以前見たタカサブロウは地を這っていなかったと記憶する。
違和感があったのでネットで調べると,アメリカタカサブロウがヒットした。第二次世界大戦後に日本に渡来した熱帯アメリカ原産の帰化植物である。
ただ,正確に特定するには,種子の周りの翼の有無とのこと。後日確認したいと思うが,違っていた場合の名前変更はご容赦願いたい。
タカサブロウの由来については,
1 図鑑などはたいてい「不明」と書いています
2 インターネット上には「昔、筆や墨が買えなかった貧しい高三郎という人物が、この草の茎を使って紙に文字を書いたという逸話から来ている」という説があります。この草の茎を切ってしばらく置くと切り口が黒ずんできて、茎で文字が書けるのだそうです。それで、墨斗草(ぼくとそう)という別名もあるとか。
とあったが,目のただれを治す薬効からの由来には
1 古くから目のただれを治す薬草として知られていて、古名では皮膚のだだれなどを、タタラビと呼び、ただれを治す草から、タタラビソウと呼ばれ、タタラビソウから転嫁(てんか)して、タカサブロウの名になったという。
2 ただれ目をもじって、語感の良い“高三郎”に変更
3 古くは、タタラメ、タタラビと呼ばれていて、ただれ目、皮膚のただれにも薬効がある。たまたま高三郎という名前の武士がただれ目をこの薬で治したが、タダレメソウとタカサブロウが似ていたので、言葉の響きのよいタカサブロウになって広まっていった。(「野草の名前」山と渓谷社より)
などがあった。
諸説紛紛の植物である。
※2010.10.15:中央写真を種のあるものに変更しました。
>正確に特定するには,種子の周りの翼の有無とのこと。
確認に行ったところ,草刈により写真に収めたのものは既に無く,特定は出来なくなった。近くの刈り残しに見つけたものは,種子の周りに翼が無く(中央の写真。入れ替えたもの)アメリカタカサブロウと確認できたが,当初のもので特定出来ず,ちょっと残念である。
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