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林内の小路を歩いていると,地にゆれる白い塊が目に付いた。見るとチヂミザサ。
これほど目立つチヂミザサは,見たことがない。赤く延びる芒(のぎ)と,白く輝く柱頭は見事である。
実が熟すとこの芒が粘液を出しくっつく。「ヒッツキ虫」と言われる所以であるが,これには今まで何度も悩まされている。
花軸,葉及び葉鞘に生える毛の多少により,多いものは「ケチヂミザサ」,少ない(花軸には無い。)ものは「コチヂミザサ」と呼ばれるが,真ん中の写真をご覧頂くと,ケチヂミザサと判る。
なお,ネットには
>この二つを変種レベルでさえ分けないことが多い。和名としてはむしろケチ
>ヂミザサ(毛縮み笹)の方を取る場合もある。変種としては、コチヂミザサ(小
>縮み笹)や、チャボチヂミザサ(矮鶏縮み笹)などが記載されているが、典型的
>なものでははっきり区別できるものの、中間型があるため、現在では認めら
>れないことが多い。
との記載があり,「コチヂミザサ」等は「現在では認められないことが多い。」ので,全て「ケチヂミザサ」としておけば間違いはないようである。
名の由来は,葉がササに似て,縁が縮れていることによる。
はじめまして、札幌のumetomosanといいます。
チジミザサ、北海道には無い珍しい植物のように見えましたので「北海道の植物(野の花)」という本で確認しましたら、出ていました。
ただ、その本の写真では、yamabitoさんの日記の写真とは別物のように見えたので、珍しいと感じたようです。
その本では、チジミザサとタイヌビエ(田犬稗)の二つの名前で載っています。「タ」は水田の意味、「イヌエビ」とは食用にならないヒエということ。と出ています。
yamabitoさんの日記のチジミザサは、なかなか綺麗ですね。
umetomosan さん 初めまして 今日は
チジミザサは良く見かけるので全国区かと思いましたが,北海道では少数派なのですね。
なお,分布については次のサイトに掲載されており,北海道も含まれているようです。参考までにアドレスを記載しました。
http://futarinoyakata.web.infoseek.co.jp/chijimizasa.htm
ところで,水田ではあまりチヂミザサは見かけません。また,「タイヌビエ」は「イヌエビ」の変種との位置づけのようで,チヂミザサとは属も違っているようです。ゆえに,ご覧になられた資料の写真が入れ違っているかも知れませんね。もっとも,「北海道」を強調されている資料であれば,ローカル名として紹介されていることも考えられますが,既に全国区で同名のものがありますので,その場合ですと非常に紛らわしいことになりますね。
参考に,タイヌビエの説明があったページのアドレスを記載しました。今後も,耳より情報をお教えください。宜しくお願いいたします。
http://www.geocities.jp/michi_kba/kiro/tainubie.html
http://www.geocities.jp/yunakisaragi/x-tainubie.html
再度、umetomosanです。
yamabitoさんのコメントを読んで、あらためて本を見直したところ、タイヌビエとチヂミザサは別物であることが判りました。
両方の写真と解説が一括まとめて記載されていたのを早とちりしてしまいました。
よく見ると、確かに似ているけど違いますね。
また、私が見ている本のチヂミザサは地味に見えますが、yamabitoさん投稿のチヂミザサは、綺麗です。
私は詳しくは無いのですが、山歩きの楽しみのひとつとして、あまり目立たない地味な草花もいいな、と思って見ながら楽しんでいます。
ありがとうございました。
umetomosan さん 今日は
図鑑ですと写真と説明文がはなれていることが多く,私も良く見間違えますが,図鑑等の掲載違いは一大事となりますから,大事にならなくて良かったです。
>私が見ている本のチヂミザサは地味に見えますが
私が普段見かけているチヂミザサも,積極的に紹介したいと思うような花は付けていませんが,今回のチヂミザサ別格
最初は,紙切れか何かが落ちているのかな?と思う位大きく立派でした。これ以上のものは,なかなかないのではと思っています。
北海道でも,是非探してみてください
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