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別名:オバナ(尾花),カヤ(萱)
今日は,旧暦で9月13日,十三夜である。
十五夜の頃は,あまり出ていなかったススキの穂も出揃い,今宵は,これを稲穂に見立てて飾るお宅も多いことと思う。なお,地域によっては稲穂そのものを飾るところもあるようである。
十五夜は中国からの伝来で,十三夜は日本固有の習俗である。また,十五夜は秋の長雨時期で,十三夜は天気が安定している時期(「十三夜に曇り無し」という諺がある。)である。日本での月見は,天候も見方している十三夜に軍配か。
ススキは,2010.09.09の葛の花で紹介した「秋の七草」の一つでもあり,多くの歌に詠まれている。月を愛でながら,歌の観賞も良いものかも知れないので,尾花を詠んだ歌の掲載サイトを付記する。
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/flower/wobana.html
「ススキ」の名の由来であるが,
>「スス」は、葉がまっすぐにすくすく立つことを表わし、「キ」は芽が萌え
>出でる意味の「萌(キ)」だと言われている(諸説あり)。
とか,
>「スス」は「ササ(笹)」に通じ、「細い」意味の「ささ(細小)」もしく
>は「ササ(笹)」の変形。「キ」は「木」「茎」「草」など「K」の音に通
>じ、この場合は「草」か「茎」の意味であろう。
>ススキの「スス」には、すくすく(直々)と生い立つ意味など他にも多くの
>説があるが、「ササ(笹)」「ささ(細小)」より有力な説はない。
との掲載サイトもあった。
別名「尾花」については,「花穂が獣の尾に似ていることから。」とある。
「尾花」というと,いつも思い浮かぶのが「幽霊の正体見たり枯れ尾花」である。夏の季語「幽霊」と,12月の季語となるようだが「枯れ尾花」の混在俳句なんて変だなと思っていたが,川柳であるようだ。次のサイトには,その辺の話題があった。
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2004/12/post_16.html
もう一方の「カヤ」については,やっと次の掲載を見つけた。
>語源は、「刈〔カ〕って屋〔ヤ〕根を葺く」意であるともいわれる。
yamabitoさんっ
はじめまして・・・
日記のはじまりで、「あっほんとうだっ十三夜!」と
カレンダーを眺めてしまいました・・・。
月を見るのが大好きなのですが、yamabitoさんの日記で揺さぶられました!
月を見ながら・・・ススキを見ながら・・・
すくすくと素直に伸びて生きたいです。
勉学になる日記、ありがとうございました!
mamaya さん はじめまして 今晩は
地球に一番近い星。これを見上げていると,壮大な宇宙が近くに感じられ,さらに,月食などと聞くと,上手くは写らないのが判っているのに
ところで,今年の十三夜は
すくすくと生い立つススキから悟られた mamaya さんの
>月を見ながら・・・ススキを見ながら・・・
>すくすくと素直に伸びて生きたいです。
は,良い人生訓ですね。私も,見習わねば
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