![]() |
![]() |
![]() |
夏の終わり頃から,長く延びた夏草の間に,ポンポンとピンクの顔を出し始める。しかし,悲しいかな,夏草と共に刈り取られた。
夏草の少ない林の近くのものは,これを免れ今を盛りと咲いている。
かなり以前,今回の撮影場所付近で最初にこのアザミを見つけたときは,晩秋であったため,花の下の総苞片(花序全体の基部を包む苞(ほう:つぼみを包む葉))が良く発達していた。この為,モリアザミではと思って調べたことを思い出す。
根元付近の葉などで見分けるようになったが,それと共に,モリアザミが近くにはいないことが分かった。漬物の「山ごぼう」(市販されているのは,モリアザミの根やゴボウの細い根を漬けたものだそうです。※sakusakuさんにお教え頂きました。)は,やはり信州でなければ手に入らないようである。
名の由来は,野原に多いことから「ノハラ」であり,アザミは,
1 アザミの名前の由来は,沖縄の八重山では,棘を「あざ」と呼ぶことか
ら,「あざぎ」(棘の多い木)と呼ばれ,しだいに「あざみ」になったそうです。
2 アザミの花の色は、紫と白とで交たる(あざみたる)ところからとする説
3 「アラサシモチ(粗刺持)」の意味とする説
4 「あざむ(惘)」の意味とする説
などがあった。4の「惘」は意味が分からなかったので更に調べたところ,「驚く」の古語ではないかとあった。いにしえから親しまれていた花なのであろう。
なお,由来の番外変として,次を見つけたので掲載する。
>漢字の「薊」は「草冠+魚+刀」からなる字で、「魚」はトゲトゲした骨が
>あることを表している。つまり、「薊」は、トゲがあって刀のように刺す草
>を表している。
為になるサイトである。
※2010.10.30追記
sakusakuさんにお教えいただいたアザミの根の情報
>ヤマゴボウはアザミの根っこですが、
http://www.yamareco.com/modules/diary/2110-detail-12574
なお,
>「アザミ漬け」もあります。
>アザミの茎の佃煮、美味しいですよ。
とのこと!お試しあれ

コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する