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この花の撮影は,うまく行ったことが無い。何ゆえか焦点が合わせ難くい。ただ下手なだけなのでであろうが,合わせられない。今回掲載のものも,いま一つである。
特徴的なボンボリは,夏の高原ではお馴染みさんであるが,里での開花は,少し遅れ,秋の花となっている。
左の写真(20110930差し替えさせていただきました。)の花の中央の白っぽいところが開花部分である。上から順に咲くので,これより上は咲き終わっているが,ボンボリ全体が花に見え綺麗である。
名の由来は,平安時代に額にかぶった帽額(もこう)とあった。
また難しいものが出てきた。
>『木瓜(もっこう)』は、家紋に使われる、瓜(うり)を輪切りにしたとき
>の断面に似た木瓜紋のことです。平安時代の宮廷や神社の御簾(みす)の縁
>を囲む布のことを帽額(もこう)といいますが、その帽額に織り込んだ文様
>が木瓜紋だったことから『木瓜』を『もっこう』と呼ぶようになりました。
>ワレモコウの花が木瓜に似て、蕾が十字に割れることから『割木瓜(ワレモ
>コウ)』と呼ばれるようになったようです。ほかに、『吾木香』と書いた
>り、『吾も恋う』と書いたりします。福永耕二は、秋の夕日のなかにワレモ
>コウをみごとに浮かび上がらせています。
とあった。調べるにつれ,いつものように由来が増える。
1 神様が赤い花を呼び集める時、この花を加えるのを忘れたので、花が自ら、「吾もまた紅なり」と申し出た言葉が短縮されたとする説。ところがこの説には異論がある。赤い色に「紅」を当てるようになったのは、大正時代の映画で使われて以来なので、この説は当たらないというもの。
2 家紋のモッコウ紋が、割れた形に似ている。和名の「割木瓜」から推測するとこの説が有力かもしれない。この紋は織田信長の紋でもある。
3 根の香りが「木瓜」に似ていて、吾の(日本の)木瓜(もっこう)、「吾木瓜」であるという説。(木香はインドの植物の根。線香の原料として使われる)
4 葉の香りを「吾も嗅ぐ」という説
ほかにも,まだまだありそうである。
さらには,
吾も亦(また)
紅(くれない)なりと
ひそやかに (高浜虚子)
と,俳句にも詠まれる人気者である。
※20110903 花のアップ撮影に挑戦し,1枚目の写真を入れ替えました。
こんばんはYamabitoさん。
私の義母がこのワレモコウが大好きで、昨年の9月末、一緒に筑波山に登った時に
この花が自生しているのを見つけて喜んでました。
花と一緒に写真も撮りました。
由来は、いろいろと説があるのですね。
義母にこの話をして楽しい時間を過ごしたいと思います。
大変参考になりました。ありがとうございます
pippi さん 始めまして 今日は
ワレモコウは,謙虚な感じが良いですよね。
虚子の句にもありますが,秋の七草の筆頭に挙げられてもおかしく無いのに,「ひそやかに」咲くため,これに加われなかった。
なまじ七草となって持て囃やされるより,良かったと思うのは私だけでしょうか?
筑波山は,年に何度となく歩いてますが,pippiさんもワレモコウが大好きな義母様と歩かれておられるようですので,その内にワレモコウの花に釘づけにされたyamabitoとお会いするかも知れませんね。
yamabitoさん・お早う御座います。
10年程前の事、信州のバーネットガーデンという広い庭のあるペンションに滞在したとき、草原の庭のあちらこちらに、われもこうが咲いているのを見ました。カスミソウと共に大好きな花です。ペンションの名は、きっと因んで付けられたのでしょうね。ainaka ren
追伸・ペンションの名、記憶違いでした。バーネットヒルが正しい名です。山ノ神がはっきり覚えてました。20:47訂正
ainakaren さん 今日は
バーネットとワレモコウの関係は,詳しくなくてすいません。
急遽,ネットで調べましたところ,ワレモコウの品種でしょうか「ワレモコウ バーネットクイーン」とかあり,ハーブの「サラダバーネット」はオランダワレモコウとかがヒットしてきました。
また,「小公女」で有名な「フランシス・ホジソン・バーネット」なる小説家が「秘密の花園」を書かれているとも出てきました。「花」か「作家」か,ペンションの名の由来は,やはり「オーナーのみぞ知る」のでしょね。
ワレモコウも,なかなか国際的なんですね。色々勉強になり,ありがとうございます。
おはようございます
夏の伊吹山に行った時,初めてお目にかかりました
風に揺られて ゆぅ〜ら ゆぅ〜ら
こんなに間近で撮れなかったのは言う迄もありません
小さいながらもツブツブ1つ1つに花が咲くのですね
1つの花にも幾つもの奥ゆかしい由来が出てくるところは,昔からあった花なのでしょうね
kayo-pi さん 今晩は
由来がいっぱいありますね。
やはりkayo-piさんの仰られるように,その奥ゆかしさからでしょうね,沢山の人々に親しまれていたことが伺われます。
>風に揺られて ゆぅ〜ら ゆぅ〜ら
言い当てて妙
花の塊は,確かに外の植物の揺れとは一線を隔してますね
yamabitoさん、おはようございます。
春に田んぼの土手に見つけた
吾亦紅の葉っぱのことを日記に書きましたが
そこの箇所だけ草刈りされることなく残っていました。
草刈りした方も吾亦紅の若芽に気がついていたんですね。
おかげでお花を楽しむことができました。
sakusaku さん 今晩は
7月6日の日記拝見しました。
若芽に気づかれ,それを残して草刈をされる方は流石ですね
ワレモコウは,一箇所に留まりそっと咲くタイプ。毎年,同じ方が草刈をされ,所在を知っておられるのですネ。
ワレモコウファンのおばあちゃんが草刈をされているのでしょうか?そうであれば,これからもずーっと楽しめそうですね
ところで,私の2日前の日記「ノハラアザミ」に,sakusaku さんを紹介させていただきました。この場で申し訳ありませんが,ご了解の程,よろしくお願いいたします。
yamabitoさん、ノハラアザミにコメントしようと
思っていて、時が過ぎてしまいました。
紹介していただいて、恐縮です
ノアザミとは違うのですね〜。
sakusakuさん 今晩は
ご了解ありがとうございます。
なお,お教え頂いた
>ヤマゴボウはアザミの根っこですが、
>「アザミ漬け」もあります。
>アザミの茎の佃煮、美味しいですよ。
の説明もノハラアザミに追記させていただきました。
(http://www.yamareco.com/modules/diary/2110-detail-13977)
ところで,ノアザミは,春から夏にかけて咲き,ノハラアザミは夏から秋に咲きます。
春咲くアザミは「ノアザミ」しかないので,春は直ぐにわかる
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