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別名:鉄道草(てつどうぐさ・そう)
鉄道花(てつどうばな)
貧乏草(びんぼうぐさ)
日本には明治時代の初めに観葉植物として入ってきた北アメリカ原産の帰化植物である。春の終わりごろから,先輩格のハルジオンに入れ替わって咲き続け,いまだに蕾を付けて元気である。
先輩格は,大正時代に,これも同じく北アメリカから鑑賞用にもちこまれたようである。両者を花だけ見て区別する事は難しいとあるが,
1 ハルジオンは春に咲くが,ヒメジョオンは初夏から秋にかけて咲く。
2 蕾は,ハルジオンはうなだれるが,ヒメジョオンはうなだれない。
3 葉は,ハルジオンは茎を抱くが,ヒメジョオンは抱かない。
そして,一番簡単な方法は,
4 ハルジオンの茎は空洞であるが,ヒメジョオンは詰まっているので,茎を切ってみればはっきり分かる。
とあった。
ハル「ジ」オンは春「紫」苑であるのに,ヒメ「ジョ」オンは姫「女」苑である。これについては,
>本来「紫苑(しおん)」の漢字が使われるべきなのだが、日本産で「姫紫苑」という別の植物
>があり、それと区別するため「姫女苑」の漢字をあてたらしい。
とか,
>ハルジオンは漢字で春紫苑と書くように、名前の由来は「春咲く紫苑」を意味し、牧野富太郎博士
>が命名した事ははっきりしているが、ヒメジョオン(姫女苑)の名の由来はもうひとつはっきり
>しない。ヒメジョオンもやはり「小さな紫苑」を意味し、名前が付けられた時に姫紫苑の名の有
>る別の花があったので姫女苑の漢字が当てられたとされる説もあるが定かではない。
とあった。
いきなり,「春咲く紫苑」とあっても,その「紫苑」の由来が書かれていないので,別途探してみたところ,
>開花期は秋で薄紫で一重の花を咲かせる。また、その花の色から紫苑という色名の語源となった。
とあった。しかし「苑」が分からない。いま少し調べると次のサイトがあった。詳しい諸説が掲載されているので,リンクとさせていただいたが,興味のある方は訪ねられたい。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~homepagehide3/torituyakuyou/sagyou/sion.html
別名については,鉄道沿線に沿って繁殖したためにテツドウグサ・テツドウソウ(鉄道草)やテツドウバナ(鉄道花)と,また,何も手を加えない庭にも簡単に育つことからビンボウグサ(貧乏草)と呼ばれるとあった。
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