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紹介する時期を何時にしたら良いかと迷う植物である。
11月はじめは,殆ど目立たない1枚目の写真であったが,そのうち2枚目。そして先日は色付き目立つ3枚目へと変化していった。一番目立つのは,枯れ草が地に這う季節に,ツンツンといたるところに延びている今の時期である。
サイトにも
1 次第に大株となる。9月〜10月頃、高さ50cm〜80cm程度の直立した稈(かん:イネ科の茎のこと)を多数伸ばし、稈全体に穂をつける。
2 メリケンカルカヤは生長速度が極めて遅いため発生後も目立たず・・・
3 秋には朱色を帯び、冬には枯れるが春まで枯れ草が立ち上がったままで目立つ。
とあった。やはり,晩秋の紹介が似合う植物のようである。なお,花期については
>花期は9月〜11月
との掲載もあった。
北アメリカ原産の多年草で,昭和15年〜16年の頃,都市部を中心に広がったとの記載があった。さらには,外来生物法における「要注意外来生物」とあった。上記の「2」と重複するが,これについては
>メリケンカルカヤは生長速度が極めて遅いため発生後も目立たず、目立つ大
>きさに生長する頃には葉齢が大きく進み防除が困難になってしまう傾向があ
>ります。また、刈り込み耐性が強く、多年生雑草であることから年を経るご
>とに根株が強大化して、一度大きな株になってしまうと更に防除が難しくなります。
>メリケンカルカヤの種子には白い綿毛が多数生えており、タンポポのように
>風による種子の伝播能力が極めて高なります。そのため発生源から遠く離れ
>た場所でも発生が起こることがあり、注意が必要です。
との警鐘があり,
>乾燥した荒れ地から放棄水田、湿地まで広く生育するが、やや乾燥した荒れ
>地で目立つ。株立ちとなって次第に繁茂する。荒れ地にしっかりと根を張っ
>ており、簡単には抜き取ることはできない。造成法面などにもよく生育する。
>乾燥した日当たりのよい林道などにも侵入しており、森林域でも比較的よく
>出会う帰化植物である。
とあった。いたるところに侵入する厄介もののようである。
名の由来は,「メリケン」についてはそのままアメリカ原産からであるが,「カルカヤ」は,「刈る萱」。つまり,萱葺き屋根を葺くために刈りとる草という意味であるとあった。丈も短く,普通の家を葺くには,骨が折れそうである。
長野市の善光寺周辺には刈萱上人を祀ったお寺があり、
刈萱堂というお堂もありますが、この植物と関係あるのか否や?
普通の茅葺き屋根の茅とは違うんでしょうか?
sakusaku さん 今晩は
信州は歴史があるんですね。
苅萱山西光寺のことですね。次のアドレスに詳細がありますたが,
>苅萱とは、「筑前苅萱の庄、松浦の党の総領で、筑
>前・筑後・肥前・肥後・大隅・薩摩六ケ国の領主だっ
>た」(「説経苅萱」)加藤左衛門尉重氏が出家して名
>乗った法師名です。
とあり,直接の関係はなさそうですが,「衡茅(こうぼう):茅葺(かやぶ)き門と茅葺きの家。転じて、世を避けた人の家のこと。」ということばもあり,上人自信の人生観をこれになぞられた・・・
とても勉強になりました。いつか信州に出かけた折には是非立ち寄らせていただきます。
http://karukayasan.web.fc2.com/history1.html#top
また,茅葺き屋根の材料は,ススキやチガヤとありました。チガヤも短いけれど,屋根材のようです。もっともメリケンカルカヤはさらに短いですね。
最近,茅葺の家も少なくなりましたネ。これを堪能できるのは,苅萱上人がいなくとも,やはり,岐阜白川郷の方でしょうかネ?
こんにちわ。
あ、そうです!かるかや山です。
長野市の中心部で、よく乗るバスの
バス停があるので、子供の頃からなじみでした。
カヤト、カヤバという地名があちこちにありますが
昔は茅(萱)を刈って屋根を葺いていたんでしょう。
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