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10月の一時期寒い日が続いたが,昨今は割と温かい。そのせいか,一度冬枯れ模様となったメマツヨイグサに,先日,緑の葉と黄色いものが付いているのを見つけた。
通常,花期は
>花期は6月から9月頃
と書かれており,今回は稀な開花と思われる。大発見とばかりに掲載写真を整理していると,花弁が3枚に見えるものが混じっており,違う植物との疑念が生じた。このため,昨日,再度確認に赴いたが,2枚目にある3枚花弁に再会することとなった。なお,先日は4枚花弁もあったので,1枚目にこれを掲載した。
開花時間については
1 夕方暗くなってから咲き,朝にはしぼみます。
2 花は夕方から咲き始め、朝にはしぼむ1日花である。
とあったが,掲載のものは何れも正午過ぎの撮影である。もう少し調べてみると
1 夜咲くが日中でも残る。
2 晴天のお昼の1時頃に撮ったのですが、昨夜の花がまだ残っていました。
と,ホッとする記載を見つけた。
北アメリカ原産で明治中期に渡来とあり,近しい間柄に,アレチマツヨイグサがある。
>花弁の間にすき間がある型をアレチマツヨイグサとするが、境界は判然としていない。
とあり,3枚のものは,花びらが少ないので当然の事にはなるが,隙間があった。しかし,
>花弁がハート型になっているものを、アレチマツヨイグサと言うそうです。
には該当しないので,一応「メマツヨイグサ」としている。
名の由来は,
>姿形はオオマツヨイグサとよく似ているが、オオマツヨイグサよりも花の大
>きさが小さいことから、メマツヨイグサの名前が付いた。
であり,異名については,
>荒れ地に生育する傾向が高いことから、アレチマツヨイグサ(荒地待宵草)の異名もある。
とあった。
メマツヨイグサは,
>古くから北アメリカでは皮膚病や傷の薬として使われ、また18世紀にヨーロ
>ッパに伝わってから、皮膚疾患やせき止めに利用されてきました。
とあり,この植物から抽出出来る月見草油は,サプリメント先進国のアメリ
カでも,人気のある成分とあった。絞った油を「月見草油」の名で販売しているそうである。しかしながら,多くの帰化植物のご多聞に漏れず,外来生物法で「要注意外来生物」にも指定されている。
人気があるが,嫌われる。個性豊かな植物のようである。
yamabitoさん・こんばんは。
待つ宵草と月見草と宵待ち草の区別がつきません。言い方の違いなのでしょうか。
「待てど暮らせど来ぬ人の、宵待ち草の・・・・・」淡谷のり子の歌を思い出します。そして竹久夢二の柳腰の美人画も連想させる「宵待ち草」の語感が好きです。廉
ainakarenさん 今晩は
>待つ宵草と月見草と宵待ち草の区別がつきません。
これらは,全て「マツヨイグサ」のことと思います。
wikipediaに
>日本では種を特定しない場合、マツヨイグサとは別にツキミソウ
>(月見草)、宵待草(よいまちぐさ)とも言うが、標準和名でい
>うツキミソウはメキシコ原産の白花を咲かせる O. tetraptera を
>指す。「宵待草」の呼び名は竹久夢二の作詞による流行歌の題名
>に誤記された名称が定着したものである。
と纏めたものがありました。
なお,「待つ宵草」は一般にこの花の仲間を纏めて呼ぶ場合に使い,次のような記載がサイトにありました。
>マツヨイグサはアメリカ大陸原産で、幕末から明治にかけて帰化
>し、日本の野原では、マツヨイグサ、オオマツヨイグサ、コマツ
>ヨイグサ、メマツヨイグサの4種類が見られる。
次に「月見草」ですが,
>太宰治が黄色い花を咲かせるマツヨイグサ(Oenothera stricta)
>を指して「富士には月見草がよく似合ふ」などと云った瞬間か
>ら、この花にまつわる長い混乱の歴史が始まった。本物のツキミ
>ソウは白い花を咲かせる。
とあり,
>「富嶽百景」で太宰治が賛美した花は植物学者によると黄色いオ
>オマツヨイグサかマツヨイグサではないかと言います
と推測されています。
最後の「宵待ち草」は先に記載しています夢二さんが決めた呼び名です。沢山名前がある分,親しまれているんでしょうネ
yamabitoさん・ご教授有難う御座います。
そうでしたか。「宵待ち草」は竹久夢二の創作ですか。
やはり一番艶っぽい響きがしますね。あえてそう呼んで
いこうと思いました。ainaka ren
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