ほぼ,一年中見かける花である。あまり掲載例がなかったので別名とはしなかったが,
>12月や1月の花の無い頃にもけなげに咲き、ネンガラグサの別名がある程である。
とあり,同感である。
ヨーロッパ原産の1年草で,明治始めに帰化したとある。
名の由来は,
1 野に咲くサワギク(ボロギク)の意味でノボロギクと命名されたとする説が有力である。サワギクは湿気のある林縁や山地に6月から7月にかけてその独特な姿を現し、果実期には白い冠毛がぼろくずのように見えるのでボロギクの別名がある。
2 ノボロギクもサワギク(ボロギク)と同じ様に冠毛がぼろくず状になるので、野に咲くサワギク(ボロギク)からノボロギクになったとされるが、単純に冠毛の状態や姿、形からノボロギクと名付けられたとする説もある。
とのサワギク説があるかと思うと
3「サワギク(沢菊)」に似ているからというわけではなく、ノボロギク(野襤褸菊)そのものの冠毛のほおける様子からきているともいわれている。
と,全否定もあった。その他
4 「ノ(野)」は、「野に生える」というのは共通なのだが、咲いている花が集まると襤褸雑巾のようであるからという説と、花の後にできる綿毛が襤褸屑のように見えるからとの2ツがある。
5 ベニバナボロギクと同じく、実についた穂綿がボロ布のように見えることから、付いたといわれる。
嫌われものの雑草とする掲載が多い中,
>薬用部分:全草
>月経痛、止血、疝痛(せんつう)など、生葉のしぼり汁は痔疾、腫れ物に
とあり,また,
>シュンギクに似た香りで、おひたしや和え物にして食べます。
ともあった。なお,薬草というだけあって
>毒があり下痢や吐き気を催すという記載があります。
が付記されている。
「ボロ」と言われ,「雑草」に分類されながらも,けな気に役立っている一草である。
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