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林の奥に,赤いものがポツポツと見えたので,藪に入り込んで確認したところ,ザクロでした。
生えている場所から自生

しかし,帰化実績の記載が見つからず,植栽扱いの「気になる花」扱いと自制

叢(くさむら)の中に,紅花は多数ありましたが,この植物は「紅一点」の語源とありました。
中国の王安石が作った「詠柘榴詩」にある「万緑叢中紅一点,動人春色不須多。」の句で,前半については,
>「緑の草むらの中に一つだけ赤いザクロが咲いている」ということを
>指していた。現在では意味を転じて、男性ばかりの中に女性が一人だ
>け混ざっていることや、ひときわ目立つ存在のことを言う。
とあり,後半は,
>人の心を動かす春の景色に多くのものは要らない。赤い一輪の花だけ
>で充分だ
もっとも,こんなおまけも見つけた。
>この詩は王安石作ではないという説もあり(范正敏『遯斎閑覧』)、
>真偽の程は不明である。
日本への渡来については,
>古くに薬用として中国から渡来、全国で庭木などとして植栽
とあり,
>幹や根の皮には、アルカロイドなどが含まれていて体内の寄生虫駆除
>に用いられていました。
>戦後までの日本には寄生虫が多く、ザクロ皮として寄生虫駆除の重要
>な生薬でした。
中国からの渡来とありましたが,学名のPunicaについて、
>Punica(プニカ)は、ラテン語の「punicus(カルタゴの)」が語
>源。ザクロの原産地がカルタゴだったのかも。(カルタゴは、北アフ
>リカの今のチュニジアあたり)。
気になって調べてみると,
>ザクロは、漢名が、安石榴(あんせきりゅう)、石榴(せきりゅう)
>といって、原産地はペルシャからインド西北部とされています。
地域は,多少ずれていますね。

更に続くので,名の由来と合わせ,紹介します。
>ザクロの名前の由来は、中国の古書に、漢時代(紀元前2世紀)の武
>帝の命により、西域に使者として張鶱(ちょうけん)という人が、安
>石国(あんせき・現イラン)から種子を持ち帰ったとされ、安石(あ
>んせき)とは安息という意味で、ペルシャから渡ってきたザクロの果
>実が瘤(こぶ)のように見えることから、安石瘤(あんせきりゅう)
>と名づけられました。
>和名の「ザクロ」も、瘤(こぶ)は榴に変わり、略され石榴(せき
>りゅう)の音読みであって、ジャクロから、ザクロに変わったとされ
>ています。古くに中国から渡来したものです。
また,こんな由来も!
>呼び名の由来ははっきりしないが、おもしろい説として、原産地近く
>の”ザグロブ山”の名前が由来、というのがある。
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