ネズミモチ

鼠黐（Ligustrum japonicum）モクセイ科イボタノキ属

　イボタノキが終盤となり，良く似たネズミモチが咲き出した。そして，またまた良く似たトウネズミモチの蕾も目に付く。
　このトウネズミモチとの区別は，以前掲載の「トウネズミモチ」にも掲載しているが，
＞仲間で中国原産のトウネズミモチは、葉、花、実ともにネズミモチよ
＞り大きい。葉を太陽に透かすと、トウネズミモチは葉脈が白く透けて
＞筋状に見える。

　なお，薬効もあり，トウネズミモチと同様の効能についても再掲する。
＞トウネズミモチの乾燥したものを生薬（しょうやく）で、女貞（じょ
＞てい）、その果実を女貞子（じょていし）といいます。ネズミモチ、
＞トウネズミモチも女貞子（じょていし）と呼ばれていて薬用としては
＞変わりません。
　具体的効能は，
>◎果実を煎服すれば、強壮強精剤になる「女貞子」
>効能・効果
>○髪を黒くする：果実10〜15g/日煎服or炒って茶代用。
>○諸瘡：葉を水で煮て柔らかくなったら貼るor煎汁で湿布する。
>○白髪：葉の乾燥粉末をふりかけにして食べる。
>○動脈硬化の予防：果実10〜15g/日煎服or炒って茶代用。
>○腫れ物：葉を水で煮て柔らかくなったら貼るor煎汁で湿布する。
　「貼ったり 」，飲んだり，食べたりと色々な利用形態があるようである。
　「髪を黒くする」効果に一寸魅力を感じる年頃
　効果がハッタリ ってことは無いでしょうね。

　名の由来は，
>熟した実が鼠のフンに似ており、葉がモチノキに似ているため。