![]() |
![]() |
![]() |
別名:ペンペングサ(ぺんぺん草)
シャミセングサ(三味線草)
バチグサ(撥草)
昨日,イヌナズナを掲載した後,ふとナズナの写真を撮ったのを思い出した。早春から咲く点ではイヌナズナよりも遥かに早く,これが為に画像データの中に埋もれてしまっていた。発掘したので,急遽掲載させていただいた。
ナズナは,平安の頃から春の七草として七草粥に用いられたが,この風習は,邪気を祓い,万病をさけるためとあった。
なるほど,ナズナについては
>高血圧,解熱,利尿,便秘,肝臓病,吐血,血便,血尿,生理不順,下痢な
>どには,乾燥した全草1日量10〜15グラムとして,約0.5リットルの水で半量
>まで煮詰めて服用します。
>目の充血,痛みには,乾燥10グラムを水0.2リットルで煎じて,ガーゼで濾し
>てから洗眼します。
>下痢,腹痛には,葉や根を黒焼きにして服用します。
など,沢山の薬効が掲載されており,成分等についても,
>成分はイノシトール,コリン,アセチルコリン,フマール酸,カリウムなど
>が豊富に含まれ,タンパク質,カルシウムはホウレンソウの数倍もあります。
>また,ビタミンA・B・Cが多く,B2が特に濃厚です。
とあった。良く分からないがなんとなく,栄養・ビタミン・ミネラル豊富な健康食品のようである。そういえば,なずな茶なるものも,市販されているようで,サイトで見かけた。なお,お茶の話のついでであるが
>春の若苗は,茹でておひたし,あえもの,汁のみなどにします。また,生の
>まま薄くころもを付けて,天ぷらにします。
と,調理サイトも見受けられた。
これだけイヌナズナとの違いが歴然となると,「犬」のつく理由にうなずかざるを得ないか・・・。
原産は,日本,北半球とあったが,
>ムギ栽培の伝来と共に日本に渡来した史前帰化植物と考えられている
との掲載もあった。
名前の由来は,
1 切り刻むという意味の「ナズ」に,菜が付いて,ナズナになった。
2 春・秋・冬には生えているが,夏には生えて無いという意味から転訛(てんか)して,ナズナになった。
3 なでたい程かわいい花という「愛(め)でる草」を意味する「撫菜(なでな)」から転訛して,ナズナになった。
4 苗が地について縮まっているところから,「滞む(なずむ)菜」の意味とする。
5 「野面菜(のつらな)」が変化し,「ナヅナ」になったとする説がある。(「ヅ」は掲載文転載による。)
なお,名前の考察等を行っているサイトを見つけたので,付記する。
http://gogen-allguide.com/na/nazuna.html
別名の中でも「ペンペングサ」は別格である。
果実の形が三味線のバチに似ているためと言われている。写真にも載せたが,実の形をみると疑う余地が無い。シャミセングサ及びバチグサも,同じ理由で,それ以外のものは,見つからなかった。
別名が幅を利かし,しかも,ルーツもはっきりしている。なのに,何故,正式名称とされなかったのであろうか?
>別名をペンペングサというのは全国的な呼び名である。
ともあった。
なお,
>花言葉「すべてを君にささげる」
だそうである。
薬効,栄養,お茶に供される等の働きぶりは,まさにこの言葉を地で行っている。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する