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別名;キバナツメクサ(黄花詰草)
コゴメツメクサ(小米詰草)
最近,芝生の間に広がる大群落を良く見かける。何故芝生に多いのだろうと思って調べてみたところ,
>アレロパシーを有すると考えられるマメ科外来植物のコメツブツメクサをシバ型草地の造成期および
>維持管理期に導入すると,春から初夏に繁茂し,広葉草本の発生を抑える。
との研究論文がヒットした。
(※アレロパシー:「allelopathy」は,日本語では「他感作用」と訳されています。とあった。)
>・・・春期にコメツブツメクサの多いシバ型草地では,オオアレチノギク,ハハコグサ,ヨモギなどを
>主体とする広葉草本において顕著に生育が劣り,夏期の現存量も明らかに少ない。
>シバおよびイネ科草本に対しては明らかな抑制作用が認められない・・・
とある。除草剤や化学肥料を使わずに不要植物をコメツブツメクサで制御し,シバを安定的に維持・管理することが出来るのでは,との内容であった。
興味のある方は,次を参照されたい。
http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/result/result15/result15_20.html
ヨーロッパ,西アジア原産の一年草で,日本には明治後期に渡来した帰化植物とあり,和名由来は,
1 シロツメクサに似ているが全体に小さいことに由来する。
2 「シロツメクサ」の仲間で、非常に小さいという意味。
などがあった。
別名のコゴメツメクサ(小米詰草)は,
>「米粒のように小さい詰草」から。
とあったが,キバナツメクサについては,特段掲載が無い。黄色い花の詰め草からきているのであろうか。
なお,詰草は以前も日記に記しているが
>江戸時代、オランダ人がガラス器具を箱詰めするときの詰め物として利用していたらしい。
ことによる。
この植物を紹介している沢山のサイトでは,コメツブウマゴヤシ及びクスダマツメクサはよく似るとあった。コメツブツメクサを含めた3種類は,特定が難しい植物の一つでもある。