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近年,そこここの生垣に,縦に茎,横に枝と伸ばし,まるで竹で格子状にした竹垣をイメージさせる独特の形がやたら目に付く。
独特なフォルムから,カキネガラシと思っていたが,掲載にあたり調べてみると,お仲間さんがポロポロと出てくる。慌てて写真を見直す始末となってしまった。
一つに,
>果実に毛のないハマカキネガラシ(Sisymbrium officinale (L.) Scop. var. leiocarpum DC.)という変種がある。
とあった。まだ果実が付いていないので,ネットでほかの特徴を探してみると,ケカキネガラシの方は白い伏目の毛があるとあった。中央の写真に多少みられるが・・・?。さらに調べると,なんとハマカキネガラシにも突起状の毛のようなものがあるとあった。枚数制限で掲載できない中に突起状に近い毛も見られるが,これは,ケカキネガラシにもあるようである。謎は深まったが,ハマカキネガラシは圧倒的に少ないとの記載もあり,暫定ケカキネガラシとした。後日,果実でハマカキネガラシと確認された場合は,修正させていただく所存です。悪しからず。
また,もう一つのお仲間を紹介する。「イヌカキネガラシ」である。
>近年あちこちで繁茂している。
>カキネガラシより遅く昭和初期にヨ−ロッパから渡来した帰化種で、一般に植物の名の前に
>イヌが来ると役に立たないという意味になるが、この場合、カキネガラシ自体も役に立ちそうにないので、
>「カキネガラシに似て非なるもの」との意味であろう。似ているとは言っても、花だけで、
>イヌカキネガラシの長角果は通常のアブラナ科の花と同様横に張り出し、枝も垣根のようには広がらず、
>全体像はかなり異なる。
とあった。こちらについては,花が似ているとのことであるようだ。
イヌカキネガラシで少し触れたが,
>原産地:ヨーロッパ,導入年代:明治
や
>明治時代に欧州から帰化した帰化種
とあった。
名の由来は,これも先に少し述べたが,
>茎は直立し、途中からほぼ水平に枝分かれしながら四方八方に乱雑に長く伸びる。全体に剛毛がある。
>枝が横に広がり群生すると名前の通り生垣のように見える。
や
>カキネガラシは枝が横に広がり群生すると名前の通り生垣(いけがき)のように見える
>その独特の姿で遠くからでもそれと分かる。
>名の由来は英名(垣根のような芥子菜)を直訳しただけのようであるが、原産地のヨ−ロッパの人
>も垣根に見立てたのであろう。
とあった。生垣のイメージは,洋の東西を問わないようである。
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