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小さな草である。その弱々しげな姿に,庭にあってもそんなに煩わしさは感じないが,しっかり繁殖してくれるので,たまに抜かせて頂いている。
その生命力の秘密についての記載があった。
>このツメクサ(爪草)は、小型でも生育できる能力によって、他の高等植物が
>生存不可能な僅かな隙間にも生育が可能であり、この環境を独占している。
>この葉は乾燥にも耐えられるように、やや多肉質となっているそうだ。
>この強い生命力のお陰か、農耕地は勿論のこと、都市ではコンクリートの隙間にも普通に生えている。
納得である。
和名は
>葉の形が鳥の爪のような形をしているからであるという。
とあった。
ツメクサの名が付く植物は良く聞くので,列挙してみたら「爪」と「詰」物の2系統に分かれた。
○爪系
1 ツメクサ(ナデシコ科)
2 ウスベニツメクサ(ナデシコ科)
3 タカネツメクサ(ナデシコ科)
4 アズマツメクサ(ベンケイソウ科)
○詰系
1 シロツメクサ
2 アカツメクサ
3 コメツブツメクサ
4 クスダマツメクサ
まだまだあるので一概には言えないが,爪系は細い葉が多いナデシコ科が主流のようで,その葉形から命名されている。古来からの命名方法であろうか。
一方,詰系には丸い葉のマメ科,帰化植物がずらりと並ぶ。物資の損傷を防ぐ詰物としての用途からの命名されたものである。
爪系にもウスベニツメクサなど外国産があるものの,詰系帰化植物群には圧倒されている。詰系ツメクサの台頭は,東西の交流の証しなのかも知れない。
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