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現在は,いたるところで見る。やがて黄金色に枯れるとその名の通りミニチュアの小判状になり,由来にも
>「小判草」の名は垂れ下がった穂の姿形を小判に見立て付けられたものである。
とある。
明治の頃に観賞用として輸入されたとあり,小判が流通していた時代の直後であるため,当時は観賞用として人気であったのであろ。
コバンソウの解説の中にも
>庭や玄関先の植木鉢に植えられているをよく見かける。逸出植物の一つで、空き地や公園の隅、ときには道路端などでも野生化したものが穂を垂れているのを見ることがある。
とあった。「逸出植物」とは・・・
>栽培目的で外国から持ち込まれた植物が野生化し、自然の状態で繁殖するようになったものを指す。
とあり,
>今は野草として扱われているものの中にも逸出植物に該当するものは数多くあり、例を挙げると、・・・
>マツヨイグサ、コバンソウ、タカサゴユリ、ムラサキカタバミなどは皆そうである。
>いずれも今は野草の扱いを受けているが、元をただせば観賞用として輸入、栽培されていた園芸用の草花である。
とあった。物資などについてそっと潜入した帰化植物とはルーツを異にしているようであるが,小判が流通しなくなって久しい現代,この植物の異常な繁殖は,潜入組の帰化植物の感を禁じ得ないのは,私だけであろうか?
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