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昨日の花は,小判草であったので,今日は同じ黄金系「キンラン」とした。
例年,もう少し見かけるのだが,今年は何故か2・3本しか出会っていない。
サイトにあった観察者のレコに
>確認した最大の花数の株では、不良気味な蕾も併せると27花だった。
>一週間後に訪問したところ、盗掘されていた。毎度、怒りがこみ上げる。
とあった。今年の出会いが少ない理由は,この為であろうか?
>庭で咲いてもただ黄色い小さめの花。林に咲く自然な姿を楽しんで欲しいと思う。
>(そもそも、ラン菌(共生菌)が必要な植物なので、盗掘して持って帰っても枯れてしまう。)
と続いていたが,全くである。
同じ内容でくどくなり申し訳ないが,
1 ラン科の植物の多くが地中の菌類との関係が深く、キンランも掘って持ち帰っても、庭に根づくことはあまりないようです。それが証拠に、山野草の花を扱うお店にもキンランは置いてありません。それを理解したら、ぜひキンランを見つけても、そっとしておいてあげてください。そして、誰か採ろうとしている人がいたら、そのことを話してあげてください。
2 “ラン菌”が存在しないと“キンラン、ギンラン”は衰弱して、いづれ枯れて死滅します。現在のところ“ラン菌の培養技術”は、確立していないと云えます。ですから、信頼の置ける園芸店などでは販売されていない訳です。
観光地などで、もし販売していたなら間違いなく盗掘品で、いずれ枯れますので購入はやめましょう。また、栽培(庭植え、鉢植え共に)は、事実上不可能と考えてください。
3 キンランは、かつては珍しい植物ではなかったが1990年代以降、個体数を急減させた。好事家による乱獲によるものである。キンランの栽培は非常に難しいがその原因が最近明らかになったという。それは、共生する菌が普通の腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成し、共生している菌であること因るのだという。つまり、特定の生きた樹木の根がなければ生存できないことである。
と訴えるサイトが多数あり,捨て置けず紹介させていただいた。
1997年に「絶滅危惧II類(VU)」(絶滅の危険が増大している種)とされている。
名の由来は
1 花色の黄色を金に見立てた蘭である事から
2 林内で黄色い花が金色に輝いて見えるため
そっと野に置け・・・林? である。
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