![]() |
![]() |
![]() |
別名:キンポウゲ(金鳳花、毛茛)
オコリオトシ(瘧落とし)
山などでよく見かける。キラキラ光る花びらは,他にはあまり類が無いので,遠くからでもウマノアシガタと判る。
名の由来は
1 根生葉の形が遠目には馬の蹄(ひづめ)に似ていることから。(実際は似ていない)
2 和名の由来は根生葉を馬の蹄に見立てたものと言われるが、葉の形は実際には似ていないというのが、衆目の一致するところである。
この「似ていない」と言われる由来に尽きる。
誤命名?を擁護する
1 個々の葉ではなくロゼットの形状を指すという見解
2 「鳥の足形」が誤って「馬の足形」と伝わってしまった
なども,由来と同程度に散見する事が出来る。
全草有毒は有名であるが,当て字や別名とされる「毛茛:「ウマノアシガタ」及び「キンポウゲ」の両方の読み方をするのであろうか?両方のヨミの漢字名に付記されていた

>音読み:コン、ケン
>訓読み:とりかぶと
とあり,合点がいくと共に「とりかぶと」要注意である。
なお,ウマノアシガタの説明に
>茎と葉裏には白い長毛がある
とある。当て字「毛茛」の「毛」のことを言っているのであろうか?
更にある別名「オコリオトシ」は初耳である。
>瘧(おこり)が落・ちる:ある物事に夢中になっていた状態から覚める。「―・ちたように立ち直る」
なる説明があったが,おこり【瘧】とは
1 一定の周期で発熱し、悪寒やふるえのおこる病気。マラリア性の熱病の昔の名称。わらわやみ。おこりやみ。
2 間欠的に発熱し、悪感(おかん)や震えを発する病気。主にマラリアの一種、三日熱をさした。えやみ。わらわやみ。瘧(ぎゃく)。
3 大抵は,マラリアを指していた。
とあり,オコリオトシと言うからには,これからマラリアの特攻薬でも出来たのであろうか?
>中国では「毛莨」と書き、古くから薬として用いられているが、もちろん素人が扱うのは危険である。
とあり,中国では薬として使われていることが判かり,同時に,当て字は中国語に由来していることも判明した。
別名の方が,ウマノアシガタよりも実にしっくりしている。
逆になったが,別名「キンポウゲ」は
>花の色が黄金色で、鳳凰を彷彿とさせる花というところに由来する。
とある。もっとも,正統派?キンポウゲは,八重咲きであるようで,めったにお目にかかれないとあり,一度お会いしたい植物のひとつでもある。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する