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生薬名:鹿蹄草(ろくていそう)
やっと咲いた。先々週,蕾を見つけ,何度か足を運んでいた。
ネットで花について調べていると
>3年前にイチヤクソウ発見?以来,花の写真を撮りたいと思っていたが,タイミングが合わず
>2年連続して失敗。2週間前,ツボミがふくらみかけているのを見つけ,その後,
>再三現地を訪れ,ようやく「森の精」のような可愛い花の撮影に成功した。
とあった。この花にも,私と同じようなファンがいるようである。
近年,固体数が減ってきているのか,昨年は花を見落としてしまったので,今年こそはと早くから固体確認をしていたが,4株しか見つかっていない。しかも,花茎が伸びたものは2株の2本のみであった。
>果実は開花時にも残っており、先端に花柱がそのままの形で残っている。
>種子の形成にずいぶんと長い年月をかけている。このためか、1つの株は、
>毎年花を付けることは少ないようで、開花している個体を見ることはやや少ない。
とあった。どうやら,今年は2本(一本はまだ蕾が小さいです。)も見れそうで,ラッキーなようである。
一薬草といい,生薬名を持っていることといい,薬効あらたかの雰囲気である。
>開花期に全草をとり、風通しのよい日陰で乾燥させます。これが生薬の鹿蹄草(ろくていそう)です。
>鹿蹄草(ろくていそう)の薬理実験では強心、降圧、抗菌などの作用が知られています。・・・・・
解説は延々と続き,やはりかなりのものであるようだ。
詳細は,次のサイトを参照されたい。http://www.e-yakusou.com/sou/sou138.htm
名の由来は,
>和訓栞(わくんのしおり・後編・1877・谷川土清著)には、「一薬草の義、
>鹿蹄(ろくてい)他といえり」と、イチヤクソウを定義している、
>ひとつの薬草で多くの病気に効くことから、一薬草の名になったという記述がある。
とあった。さらに,「イチヤクソウは「一薬草」であるそうで、薬草として優れているという意味らしい」と評価されていたためであろうか
>幕末の近代植物学者である飯沼慾斎(いいぬまよくさい・1783〜1865)があらわした
>「草木図説(そうもくずせつ)」にもイチヤクソウを収載しています。
とあった。
薬草として採取されることを記しながらではあるが,
>山野の日差しのあるクヌギ林や竹藪の縁にあるクヌギの木の根元に生える半寄生植物。
>菌類と共生して栄養をとる植物なので、ブナ科のクヌギ・アベマキ等はナラ
>タケの菌糸多く蔓延しているので発生しやすく・・・
>盗掘に出逢い無くなります。取って帰って植えても寄生植物は育ちません。・・・
>種子は小さく、発芽すると根が菌糸に養われて成長し緑色の茎が伸びて成長します。
とあり,キンラン等と同様,そっと見守っていて欲しい花である。
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