![]() |
![]() |
![]() |
別名:エボシグサ(烏帽子草)
ブタナやコウゾリナなど,黄色い花が背を伸ばして咲き出していても,日当たりの良い草地の緑の中の鮮やかな黄色は,一段と目に付く。
名の由来は,
1 京都の東山に多かった事からミヤコグサの名が付いたとする説が有力である。
2 京都の大仏前にこの植物が多かったことからこの名がついたのではないかと言われています。
3 この都は奈良の都であるという説、京の都であるという説がある。いずれにしても、古い時代には分布がさほど広くなく、当時の中心的都市近郊に多かったことを意味するのではないかと言われる。
4 京都の耳塚のあたりに多かったことによる。
5 都草ではなく、実は脈根草、すなわちミャクコングサであったものが訛ったものだとの説もある。
6 脈根草(ミャクコングサ)という薬草名でも呼ばれていた。根から伸びる細長い枝を血管に見立てて脈根草という名前になった。
2の「京都の大仏」とは何かと調べると,「京の大仏」がヒット
>京の方広寺(現・京都市東山区)にかつて存在した日本の大仏
とあった。そして3の「耳塚」は「京都府京都市東山区」。1と同じ地区となった。
>ムギ類の栽培とともに渡来した史前帰化植物であるとされているので、昔は分布に偏りがあったのかもしれないと思ったりする。
なる考察もあったが,頷ける。
沢山の由来も,詰まる所「都」と「脈根」の2派であるようだ。
別名「エボシグサ」は,花の形が烏帽子(エボシ)に似ている事からが多く見つかった。
>近年ヨーロッパから帰化したセイヨウミヤコグサも勢力を伸ばしており・・・
や,
>最近はこの両種のほかにネビキ(根引き)ミヤコグサという外来の新手が加わり
>(これも法面緑化用に人為的に広げられた)、勢力を伸ばしています。
とあった。
ミヤコグサとこの2種は,見た目ではさほど変わらないようであるが
>ネビキミヤコグサは根を張り巡らすので、イタチハギと並んで法面緑化用植物として優等生扱いです。
>そのためか木曽御嶽山で見られるのはセイヨウミヤコグサとネビキミヤコグサばかりです。
>しかし、本当にそれでいいのでしょうか?そうして野に放たれた植物はもう人間にはコントロールできません。・・・
>安易に外来種を持ち込んで野に放ち、数千年にわたって維持されてきたこの国独自の生態系をわずか
>数十年で破壊し尽そうとしているのです。
>こんなことを続けていると私たちは歴史上最も愚かな世代として後世に語り継がれることになってしまいます。
との危惧があった。
「ミヤコグサ」自体が「数千年」前?の帰化植物の可能性がある。これらも,数千年経つと今のミヤコグサのように,いかにも在来種の顔をしているかもしれない。しかし,昨今の意図的な外来種の導入には,目を覆いたくなる。
これにより追いやられる種が無いことを祈る。
「木曽御嶽山で見られるのはセイヨウミヤコグサとネビキミヤコグサばかり」と言う事は,既に遅しなのであろうか?
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する