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別名:ツバナ(摘花菜,茅花)
先日,この花が開花?していたので撮り置いた。やはり,茅の良さはその白銀の穂である。今日,その穂が白く,綿毛となっていた。綿毛の直前の輝く銀色が素敵ではあるが,折角なのでと思い,その一群に踏み入った。
写真を撮り,茂みから出ると,紺色のズボン膝下が,白い毛皮に変わっている。シマッタと思ったときは,それこそ,とき既に・・・

払っても落ちない。止むを得ず,一つひとつ摘んでいく。やがて大きな綿球が出来た。
1 この植物はサトウキビとも近縁で、植物体に糖分を蓄える性質がある。外に顔を出す前の若い穂は、噛むと甘く、子供がおやつ代わりに噛んでいた。地下茎の新芽も食用となったことがある。
2 花穂を乾燥させたものは強壮剤、根茎は茅根(ぼうこん)と呼ばれて利尿剤にも使われる。
3 ちまき(粽)は現在ではササの葉などに包むのが普通であるが、本来はチガヤに巻いた「茅巻き」で、それが名の由来であるとの説がある。
4 もう一つの利用として、園芸方面がある。この植物はむしろ雑草であるが、葉が赤くなる性質が強く出るものを栽培する例がある。
5 秋には葉が紅葉し、春から秋まで楽しめる花である。
6 葉は屋根の茅葺(かやぶき)の材料となり、穂は火打石で火を起こす際の火付け材として用いられた。
沢山の利用方法がある植物であるようだが,この綿球についての利用方法は見つからなかった。いやいや,2と6がいけそう。でも,薬はハードルが高いし,火打ち石もない・・・か。止むを得ず捨てる。
>この赤い花穂が6月にはいる頃、白絹色の長毛を持った穂に変わって、風にそよぎ、
>目立つようになる。清少納言はこの様子を枕草子の中で「茅花もおかし」と言っている。
とあった。掲載の写真にて,その変化をご覧いただけると思う。
名の由来は諸説ありとあって
1 群生する様から千(1000)の茅(かや)からチガヤになったとする説
2 赤い花穂から血茅(チガヤ)になったとする説
3 葉が紅葉するので血茅(チガヤ)になったとする説
等が挙げられていた。
別名の「ツバナ」については,
1 朝鮮語では「ち」と呼ばれ、チバナからツバナになったと言う説
2 火ツケバナからツバナになったとする説
があった。
昨日,法面緑化用植物として導入されている「セイヨウミヤコグサ」と「ネビキミヤコグサ」について記したが,河川堤防法面では,在来種であるチガヤが優等生のようである。
導入できるか否かは,環境にも左右されるであろうが,外来種導入以前に,優先検討をしていただきたいものである。
「堤防法面の緑化や草地の創出に・・・チガヤ」興味のある方は,参照されたい。(http://www.nikkoseed.co.jp/tigaya/tigaya.htm)
幼い頃,祖母に「ガムみたいに噛むんだよ」よ言われ
食べた覚えがあります
それがこれだったんですね
確かに若い穂を剥いて噛みました
チョットしっとりしていてほんのり甘かった記憶がかすかに残っています
田舎の兼業農家に育ったので桑の実同様,結構色々食べていた(食べさせられた ?!
懐かしいです
もう他界してしまいましたが,祖父母に色々話を聞いておけば良かったと・・・聞いていたかもしれないけれど
子どもの頃だったのでほとんど忘れてしまって残念です
kayo-piさん 今晩は
貴重な体験談有難うございます。
近くに沢山生えているので,今度トライしてみます。
草刈もかねてで,一石二鳥ですかね
桑の実も戴かれたんですね。これは結構人気のある木の実だったので,一度試したかったのですが,このごろ,イヤもうだいぶ前からですね,近辺から桑畑がすっかり無くなってしまいました。残念
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