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別名:チョロギダマシ
久しぶりに時間がとれ,少し足を延ばしてみた。
まだまだ強い日差しであるが,これを避けた茂みにイヌゴマを見つけた。
この花に最後に出逢ったのは,もう10年近く前になろうか。その後,同じ場所,同じ時期に毎年逢い出かけていたが会えず終いで,滅んでしまったのかと気を揉んでいたところである。足を延ばした先での対面には,感慨ひとしおである。
育成地は
>湿地や溜池畔、用水路脇などに生える多年草。
との掲載が多いが,今日の発見場所は湿地と云うほどでも無かったため,遠めでは違う花かと思ったほどである。
由来は
1 イヌというのは人の役にはたたないというような意味。種子が小さなゴマのようだから。
2 実の形がゴマに似ていて役に立たないから。
とあった。
更に別名のチョロギダマシの由来については
>正月料理に使うチョロギに似ているが食べられないから
とあった。
なお,チョロギは
>中国原産の多年草で、地下にできる巻貝のような奇妙な形の塊茎を食用にするために栽培されています。
>夏から秋になると茎の先に花穂を立て、美しい紅紫色の花を咲かせます。・・・
>日本のイヌゴマの花によく似ていて、イヌゴマの方が別名チョロギダマシと呼ばれています。
>チョロギの語源は朝鮮語から来たのだろうと云われていますが、・・・
花が似ていたイヌゴマは,移住者の偽者扱いとされてしまっている。
正式な名には「イヌ」を付けられ,別名には「ダマシ」とまで云われる。
なんとも気の毒な名を持つ花である。それゆえ,名前についての同情の書き込みが多く見られる花の一つである。
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