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別名:ミコシグサ(神輿草)
あまりにも身近で,既に掲載済みと思っていたが,既掲載はアメリカフウロ(2010年12月23日)であった。いざ探すとなると,なかなか見つからないものであるが,やっと林の片隅に見つけた。
名の由来は,ご存知の方が大多数と思うが念の為記す。
1 「(胃腸に)実際に効く証拠」を意味する。玄草(げんそう)ともいう。
2 食べるとたちどころに薬効があらわれるということで、「現の証拠」であるという。
日本の民間薬の代表とあり
>貝原益軒(かいばらえきけん)が記述した、「大和本草(やまとほんぞう・1708)」に・・・
>ゲンノショウコは「陰干しにして粉末にし、湯にて服す。能く痢を冶す。赤痢に尤も可也。
>また煎じても或は細末にし丸薬として皆効果がある。本草には此功能をのせず。本草は毒草類
>にのせたり。然れども毒なしという。一度植えれば繁殖し除き難い」と記述されています。
とあった。「一度植えれば繁殖し除き難い」と,現の証拠自体も強い生命力。効かない訳は無いようである。
更には
>救荒本草(1424)という古い中国の本に飢饉の時に食べられる植物一覧に良く似た植物が掲載
>されており、飢饉の際に食べたところ、下痢が治ったことから、薬草として認められたという。
などもあった。
なお,このような民間薬は「和薬」と呼ばれているとあった。
>日本には古来より日本独特の薬草文化がありました。その薬草文化を「和薬(わやく)と言い、
>民間の間で細々と家伝、秘伝として伝えられてきました。
>和薬と言われる代表的な薬草はドクダミ、ゲンノショウコ、センブリ、キササゲ、タラノキ、
>ウラジロガシ、カキドオシ、ヨモギなどです。ちなみに「和漢薬(わかんやく)」は上記の
>「和薬」と「漢方薬」を合わせた処方をこう言います。
別名のミコシグサは
>さく果が5裂し、裂片が種子を巻き上げた状態が、祭りのみこしの屋根に似ることに由来
とある。なかなか可愛い神輿であるが,今は,収穫祭までには間があるためであろうか,準備が整っていないようである。
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