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花にボリュームが無い。花の間隔が少し間延びしている。山などで良く出会うものと比べると多少の違和感を感じたが,写真を撮っているときはピント合わせに集中しており,キンミズヒキと思っていた。
掲載にあたり良く見てみると,お友達のヒメキンミズヒキであった。
ネットでも,撮影中に感じた違和感が特徴として記載されていた。
>キンミズヒキと比べると
>1.草姿が小さい
>2.先端の3小葉は大きく、他の小葉は急に小さくなる
>3.花つきが少ない
>4.花弁が細く、狭長楕円形〜長楕円形
>5.雄シベの数が少ない 5〜7
育成地については
>キンミズヒキが人里の路傍などに多いのに比べ、やや自然性の高い落葉樹林の林床や
>渓流沿いなどに生育する傾向がある。
とあったが,この写真と,先日少し離れた場所で撮ったものは,何れもヒメキンミズヒキであり,昼の散歩コースの路傍である。自然が豊かなのか,昔の密かな生き残り達なのであろうか?
名の由来は,
1 細長く咲く花穂の様子を金の水引にたとえたもの。・・・キンミズヒキより草姿が小さい。花も小さく(5〜7m)ややまばらにつき、花弁は細いことによる。
2 小型のキンミズヒキ。
とあり,そのキンミズヒキは
>この花(ミズヒキ)に花の付き方や花穂の全体像が似ていて黄金色の花を付ける事から金色の
>ミズヒキ、つまりキンミズヒキ(金水引)となったと言われている。
そして,その「ミズヒキ」については,つい先日(2011年09月21日)の日記で紹介させていただいた。
『再掲
1 花弁に見えるものは萼片であり、4つに分かれ、紅色と白色に染め分けられており、水引の名にふさわしい。
2 和名の由来は細くて長い花穂を祝儀封筒や進物にかける水引にたとえたものと言われる。』
ミズヒキで「動物の毛や人間の衣服にひっついて散布される種子」のひっつき虫を紹介したが,このヒメキンミズヒキもご多聞に漏れず
1 萼筒(果実が1個入っていた)に棘があって動物などに付着して散布される
2 果実には棘が着いており人や動物などに付着して運ばれ発芽、成長に好適な場所に落下すれば新たな生育地を得ることができる。
とあり,ひっつき虫である。晩秋の散歩道,要注意箇所がまた増えてしまった。
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