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別名:ハナグワイ(花慈茹)・クワイ(慈茹)
刈り取られた稲の脇に一輪の白い花は良く目立った。オモダカかアギナシと思い急いで写真に収めた。
>雄花、雌花ともに花径は2〜2.5cmで、1日花。
とネットにもあったが,散ってしまうのが心配で,という訳ではない。
残り少ない休憩時間が,拙い腕に輪をかけて,ピントを甘くしている。明日は咲かないかもしれないので,慌てふためいての撮影であった。
写真左は雄花,中央は花びらの散った雌花の跡であり,詳細は次による。
>花序上部には雄花が、下部には雌花がつく。雄花は多数の黄色い雄しべ、雌花は多数の雌しべ
>がつく。同花受粉を避けるため下部の雌花が先に咲く。・・・
良く「強害草」と言われるので調べてみる。
>5月中旬〜6月上旬にかけて塊茎から発生する。・・・成植物の葉は長い葉柄がありその先に
>矢じり形で3片からなる大きな葉をつける。葉は株元から多数出る。・・・
段々本性が出てくる。
>やがて球形の果実ができる。秋に地下茎の先に50〜150個の塊茎をつくる。
物凄い数の塊茎である。休耕田が直ぐにオモダカで埋め尽くされる理由はここにあるようだ。さらには
>この植物は、種子または地下茎に生成される塊茎から発生するが、塊茎発生の場合、
>ダラダラ長期に発生するため、除草剤の効果がうすく防除が困難だ。
長期線にも長けている。
オモダカには,アギナシというお友達がいる。この違を見分けるのは,コツが要るようだ。
>「あぎなし」は「面高」と比べて葉っぱの幅が少し狭く、下の方の2片の先端がしずくのような
>小さい丸形であることから区別がつく。(面高は葉っぱの幅が広く、2片の先端はとがっている)
>花を見るだけでは区別がつかない。
とある一方,葉っぱの幅については
1 葉幅によってアギナシと区別することはできない。
2 アギナシの葉はオモダカより細い、と言われるが両種とも環境によって表現型は様々で同定ポイントにはならない。
3 葉の形は変化が大きい。・・・同定の根拠にならない。
とあったが,掲載写真は,オモダカの特徴掲載
>・・・水田に生えている、葉の基部の裂片が頂裂片より長いものがあり先端が尖っている、
>より、オモダカと同定できる。・・・花弁が散った後の雌花は,多数の雌しべが集まり、丸い。
>3個ずつ、輪生している様子がわかる。
によりオモダカとした。
ルーツは,
>中国原産。平安時代に渡来。
とある。
名の由来は
1 葉っぱが人面のように見え、かつ、葉っぱの面に葉脈が高く隆起しているところから「面高」。
2 葉の形が人面のように見えて、しかも花より高いところにあるのでオモダカ(面高)とかや、他には高くのびた柄の上にこの葉がつくからとか、葉の面に葉脈が高く隆起した模様があるからともいわれている。
とあり,別名のハナグワイ(花慈茹)等は
>葉と長い葉柄が、農具の「鍬(くわ)」に似ていて、「芋(いも)」のように根が食べられる
>ことから「くわいも」と呼ばれ、しだいに「くわい」になった。漢字の「慈茹」は漢名から。
とあった。「花」については,
>クワイは食用とするためオモダカを品種改良されたものでいくつか品種があるようです。
>観賞ではなく食用のため品種改良されたので花が咲かない品種が多く・・・
とあり,オモダカは花が咲くから「花」が付けられたのであろうか?
葉は鏃(やじり)のような形とあり,形が良い。これが人気のようで
>別日本十大紋の一つ。
とあった。
>古くは王朝時代に貴族の車や武具の文様として用いられ、やがて家紋に転じたものと云われて
>います。沢瀉は面高「面目が立つ」に通じるとか、葉の形が矢じりに似ている、別名「勝ち草」
>とも呼ばれるなどのことから、武人の家紋として普及しました。・・・
と膨大な家紋が次のサイトに載せられており,観賞ものである。
http://www.otomiya.com/kamon/plant/omodaka.htm
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