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別名:ムコナ(婿菜,聟菜)
シラヤマギクと思しきキク科の花のファイルが,先月の未整理フォルダーに残っていた。キク科は特定が難しいので,なかなか取り付き難い。そのうちちゃんと調べようと思っていて延び延びとなっていたものである。
調べてみると,「花びらの数が不揃い」と右の写真の葉「下部の葉は長い葉柄がある。」の特徴から,それと推定できた。
>葉で見分けるには、シラヤマギクの葉がシロヨメナのそれよりも幅が広いというところだろう。
>ともかく、両者は名前も姿かたちも、よく似ている。
説明となると,どうしてもこのような比較となる。似た種類が多くので,やはり名前を調べるのは大変である。
ところで,この「花びらの数が不揃い」等については,
1 草丈1mをこえる上に、硬い洋紙質の葉をつけて、およそ可憐な感じはありません。しかしよく観察すると、散房花序の枝分かれのさまも味わいがあります。また、下から上へと葉がハート形から線形へ、翼のあるものからないものへ、と変化が段階をおって楽しめます。さらに、こうした規則的変化とは別に、花弁(舌状花)は6〜9枚と気まぐれなのも面白いものです。造化の妙ですね。
2 花弁が外周に歯抜けのように付く、この寂びのある咲き方は結構好みであります。
3 豪華な花ではありませんが林を流れる風に揺れる清楚白い花は、詩的な気分に誘ってくれます。
4 秋は花がすくなく、緑の中に白は清楚だ。
5 通常のバランスの良いキクの花とは違って、シラヤマギクの不揃い花びらは素朴で新鮮なものと思えないでもない。
等の掲載が見つかり,なかなかの人気である。「寂びのある咲き方」などがあったので,茶花にもあるのではと調べてみると,ちゃんと掲載されていた。
名の由来は,
>花は白色で日本全土の山で普通に見られる菊から、シラヤマギク(白山菊)の名になったという
そして,別名は
>東北地方では、ヨメナ(嫁菜)より少しまずい、ムコナ(婿菜)と呼ばれて親しまれている
などがあったが,「ジュラのお散歩花日記」と題されたサイトには,さらに多くの写真や別名由来が掲載されていた。これも,人気ある花の証しであろう。
http://plaza.rakuten.co.jp/jura2591/diary/201009130000/
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