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昨日に続くキクの仲間である。
ノコンギクは冠毛が伸びるとある。左の写真では花が早すぎ,冠毛が十分に育っていないだけかもしれないと思い,再度確認に出かけ残りの写真を撮った。冠毛は見当たらない。
この時点で,2010年12月06日に紹介したノコンギクではないと分かったが,
>これ(「ユウガギク」のことです。)が咲いている某地域ではノコンギク・カントウヨメナ・
>シロヨメナ・シラヤマギクが生育。
とあり,昨日のシラヤマギクは,花の形から候補から外れる。
>日高市周辺では一番多く見られる野菊です。花がうす紫色で少し大きいカントウヨメナもよく
>見られますが、よく似ていて見分けがつかないときもあります。
とあり,次なる候補との比較が必要となった。
幸い,ユウガギクは
>枝が細くて直角に横に出る
とあり,右の写真でそれが確認でる。推定ユウガギクとした。
なお,
>筒状花と舌状花のバランスではカントウヨメナより舌状花がかなり細く長く、枚数も
>カントウヨメナより若干少ないためちょっと隙間ができている。また、位置のバランスがやや悪く
>歯並びが悪い感じのものが多め。重なっているものも結構ある。
と細かな見極めを記した「千葉北西部 周辺ぷち植物誌」なるサイトにもお世話になった。是非,訪問されたい。
http://pepd.blog66.fc2.com/blog-entry-602.html
名の由来の「ユウガ」は,
> 葉を揉んだ匂いが柚子(ゆず)の香りがすることから、柚香菊(ゆうがぎく)の名になったという
とするものばかりであったが,
>ユズ(柚)の香りがする菊の意味といわれるが、実際にはあまり感じられない。
との意見がネット上では大多数であった。なお,
1 若芽、若葉をそのまま、揚げ物。
2 塩を入れた熱湯でかるく茹でて、水に浸して、あえもの、ひたし、汁の実、油いためなどにして食べる。
なる食べ方が掲載されており「さわやかな香りがして美味しい。」と結ばれている。「柚香」の由来は,食して知るものなのかもしれない

「菊」の語源については,ノコンギクに記載した次の由来がる。
>「本草綱目(ほんぞうこうもく・明/中国・1578)」には、「菊は鞠(きく)と書き、
>鞠(きく)と同じ。鞠(きく)は窮(きゅう)の意。九月に咲く。九は陽の
>数の最後。究極の華だから菊」という記述がある。
この度,更に調べてみると
>「植物名の由来」(中村浩、東京書籍)は、キクが「くくり(括)」の意であるとし、その由来を
>次のように説いている。
>キクは、たくさんの小花をしめくくっている頭状花であるから“くくる”“くくり”という
>言葉から“クク”とよばれるようになったものと考えられる。“久久理比売”の“ククリ”
>はまさにこの“くくり”であろう。<中略>天皇家の菊花の御紋章も“くくる”という意味で、
>“統一”“統御”“総括り”“総元帥”などの意味を持たせたのかもしれない。・・
>日本と中国との交通往来は神代以来のことで、・・・日本のノジギクが、この貿易航路を通じて
>中国に渡ると同時に和名のククも伝わり、これが中国で菊(きく)と転訛し、栽培品として日本へ
>再来し、そのままキクとよばれるようになったものと思われる。
とあった。日中国交の賜物で生まれた名でもあるようだ。
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