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この手の植物は良く見かけるが,似た仲間が多く同定がなかなか出来ないので,ついつい敬遠していた。
>有性生殖の2倍体と無性生殖の3倍体がある。有性生殖の2倍体は葉が小形のことが多い。無性生殖
>の3倍体には普通、雄花序がない。写真は雄花序のない3倍体であり・・・
と難しい記載が,この植物の変異の多さを物語る。そして
>コアカソについて、倍数体無融合生殖型で普通雄花序を出さないとある。またコバノコアカソ
> 学名B. spicata var. microphylla という2倍体有性生殖型の葉も小型で、区別は難しく
>分ける見解を取らなかったとしているが、コバノコアカソには雄花序が有るという事である。
>オオバコアカソ(学名不明)について、葉縁の鋸歯が片側10〜15程度、葉の基部については
>広いくさび形で、花序の毛が立つとある。茎の基部のみ木質化するともある。『広島県植物
>誌』には、いずれの報告も無い。しかし、この様な倍数体等と言う記述はさっぱり判らないが、
>理解出来ればどの様に楽しい事だろうと思う。
とあり,同感である。
仲間は
>類似のクサコアカソは茎が木質化せず、葉の幅がやや広く、鋸歯の山の数が10〜20対。
>コアカソとクサコアカソの交雑種と推定されているオオバコアカソは両者の中間の形質を持つ。
や
>茎、葉柄、花序柄が赤いのはアカソ、クサコアカソ、コアカソの3種類だけなので、よく観察
>してはっきりとした違いが分かるようになりたいです。自信がないので、コアカソ?と?マーク
>をつけました。
と掲載されている面々である。
一番の見分けのポイントは,
>茎は木質化し
であるが,
1 山麓の崖で見つけたイラクサ科の植物です。調べてみて、コアカソだと思いました。でも茎の下部が木質化していたかどうか確認してないし、葉の形状もよく分かりません。
2 コアカソについては=木質化する茎の下部=と言う説明がある。残念な事に木本の名前も知らず写して来たもので、基部の木質化の部分を観察していない。葉の様子も実際には理解しがたいのだが・・・。
など,特定時に無いと苦労する情報を,タイムリーに記録することの難しさを痛感させられる。
なお,掲載のものは,基部の木質化が労せずして見ることが出来た(写真:右)のでこの度の掲載となった。
コアカソの「コ」の由来については
>同じカラムシ属のアカソに似た葉をつけ、アカソの葉より小さいから。
とあり,「アカソ」については
1 葉柄や茎が赤いので「赤」。古代に麻の代用にしたので「麻(ソ)」である。
2 「アカソ」は赤麻と書き、茎や葉柄が赤いことに由来し・・・
とあった。
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