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最近の散策で,カヤツリグサは良く見かけるが,水田地区まで行くと一寸変わった「タマガヤツリ」に出会えた。
この「玉」とは花穂であるが,これを持つものに
>背たけも低くて小豆粒位なのが三つひっついて漢字の品という感じのするヒンジガヤツリというの
>もあります。
とあったサイトの掲載の写真は,本種と明らかな違いを呈していた。
また,先日掲載したヒメクグも似たものに掲げられ
>よく似たヒメクグは、球形の花穂を1個だけつける。
とあった。こちらは,複数の花穂であり一目瞭然。
今回は難なく同定かと思いきや,調べているうちにアオガヤツリ(オオタマガヤツリ)なるものが登場した。掲載されている写真は,良く似ている。
>かつてはやや普通(過去に採集された標本が多い)にあったものが、近年著しく減少し、見かける
>こともかなり稀となった。
とあり,こちらは珍しいものらしい。
流石,カヤツリグサの仲間は
>カヤツリグサの仲間は良く似ています。それに種類がものすごく多いので特定は出来ませんが・・・
と半ば特定を諦めたような書き込みがされるほど,同定しにくい曲者集団である。
なお,タマガヤツリの近縁種等として
>小穂が頭状に集まるものとしては、シロガヤツリがあるが、小穂の鱗片は黒っぽくならない。メリ
>ケンガヤツリ、カワラスガナは小穂が大きく幅広い。他にアオガヤツリ、ヒメクグも小穂が頭状に
>集まるもので、別属ではヒンジガヤツリ等も似て見えるが、いずれもずっと小型である。いずれに
>しても、タマガヤツリはこれらより柔らかい植物体を持ち、印象が独特である。
と掲載されているものを見つけ,今回の同定にホッとしている。
このタマガヤツリ
>花穂を揉むとレモンのようなにおいがする。
とあった。水田地区遠征のおりに確認する課題が出されてしまった。
名の由来は
1 花穂が球状で丸い形になるのが特徴。名前の由来もそこから来ている。
2 タマガヤツリは花穂の形を玉に見立て・・・
とあった。昨日に続き,実に分かり易い。
「カヤツリ」の由来については,「コゴメガヤツリ」を参照されたい。
http://www.yamareco.com/modules/diary/2110-detail-15903
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