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この手の実は,
>同属の仲間にガマズミ、コバノガマズミがあり、生育地も似たような環境な
>ので区別しにくい場合がある。ミヤマガマズミはガマズミ、コバノガマズミ
>に比べて全体に毛が少ない。特に若い枝には毛が少ないか無毛である点がガ
>マズミ、コバノガマズミと異なる。
とあるように,実だけでの判断はとても出来ない状態で,お蔵入りでした。
ところが一昨日,右側の実を発見

随分毛深い実であり,病気か虫瘤(虫こぶ,虫えい)

調べていると出てきました。
1 ガマズミミケフシ。タマバエの一種による虫こぶ。正常実の2〜3倍の、大きさの球形になる。色は淡緑色から淡紅色を帯び、表面には白色の短毛が密生する。
2 実の中で大きくて白いかびが生えたようなのは「ガマズミミケフシ」という虫こぶ。漢字で書くと「鎌酸実実毛五倍子」となる。成り立ちは、「鎌酸実」ガマズミ「実」ミ「毛」ケ「五倍子」フシ。「五倍子」は虫こぶのこと。これだけでもややこしいのだが、ガマズミにこの虫こぶを作らせる犯人はハエの1種。その名も「ガマズミミケフシタマバエ」。「鎌酸実実毛五倍子玉蠅」。生物の相互作用の複雑さに、言語は、追いついていくのが精一杯。
そして,ついに次のサイトに辿りつきました。
>本種はガマズミの実だけに寄生する特異性を挙げた。
http://jglobal.jst.go.jp/jdreamRedirector.php?id=200902221643192185
よって,推定「ガマズミ」


実は,かなりの人気でした。
>果実は、9〜10月には赤くなる。まだ甘味が少なく、渋みと酸味が強い。初冬
>には、甘くなり食べられる。秋も深まると、実に遅れて葉も赤くなる。
>果実酒にするときれいな深紅の色になる。昔から天然の着色料だった。
や
>ガマズミの赤い実は、酸っぱくてかすかに甘くておいしい。
更には
>良質の天然クエン酸を含むりんご酸が多く、昔から健胃疲労回復に珍重され
>た「ガマズミ」。このガマズミを育てて果実を収穫してちょっと小粋にヘル
>スリキュール(健康酒)を作ってみませんか?
>赤い実を抽出して作るリキュールは見た目も鮮やかです。
栽培への呼びかけまで見つかりました

そして名の由来にもこの実が関わっているような?・・・
1 「神ッ実」あるいは、「噛み酢実」の転化したものなどの説がある。「スミ」は染めが語源との説も。
2 和名のガマズミの由来に関しては、よくわからないらしい。「神つ実」であるという説や、ズミは染めに使用するとの意味であるので、何らかの染色に利用したとの意味ではないかとの見方もある。
3 「(ずみ)」は”染め”をあらわす。実を染料に用いたことかららしい。「ガマ」は不明。「蒲染」の字をあてる場合もある。
4 昔はガマズミの幹や枝を鍬(くわ)の柄に使っていたことから、カマがつき、赤い果実を染料の原料として使っていたことから、ゾメがつき、カマゾメが転訛(てんか)して、ガマズミになったといわれている。また、ズミは、果実に酸味があることから、酢味(すみ)から転嫁して、ガマズミの名になったという。
5 和訓栞(わくんのしおり/年代不詳1775以前)には、古名ヘミ、ヘキミと呼び今は、ガマズミと呼ぶという記述がある。また、ガマズミの漢名莢迷(きょうめい)の音読みが「カメ」に転じ、転嫁して「ガマ」の名になり、実に酸味があることから「がまずみ」の名になったという説もある。
沢山の説が見つかりました「が,マァ済み」



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