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別名:ハンゲ(半夏)
ヘソクリ
今年も,道端で,つんと突き出た苞(ほう)により,カラスビシャク見付けた。
この花は,昨年も写真に収めるには収めたが,被写体が細いためか(腕のせいと思う。)どれもピントが合っていない。よって不掲載となっていた。
リベンジをかけた今年ではあるが,昨年よりは少しましという程度。なかなか撮影は難しい。
別名が何故「ヘソクリ」?

1 農家で草取りをするときに、ついでに塊茎を集めて出荷して副収入にしたからと言われている。
2 この根っこは栗に似ていてそしてヘソのようなくぼみがあるので「ヘソ栗」と呼ばれていた
との回答が見つかったが,「1」説が優勢のようである。
この副収入になる塊根は,
>漢方薬の半夏(はんげ)というのはこの球茎のことだそうです(このことか
>ら,別名は半夏)。
とあり,ヘソクリになる理由が分かる。
次にこの「ハンゲ」の由来となると
>“半夏生(はんげしょう)”とは太陽の黄経が 100 度になる日で,夏至か
>ら 11 日目(7 月の 2 日頃)です。この時期にカラスビシャクが生じるので
>“半夏生”というのです
とあった。となると,今年の開花は随分早いこととなるが・・・
今回,見つけた花数は少ないので,最盛期は7月なのかも知れない。
そして,「カラスビシャク」の由来は
1 苞の部分を、”烏が使う柄杓(ひしゃく)”(小さめの柄杓)に見立てた。
2 先がひしゃく(柄灼)形に曲がった仏炎苞の形が柄杓(ひしゃく)のようだが、人間が使う柄杓よりも小さいのでカラスにたとえた名前です。
と,ユニークな苞の形状からの命名のようである。
この命名に使われた苞の中は,
>1本の肉質の軸があって、苞の中ほどまでは雌花群を形成し、その上は雄花
>群が花軸に密生しています。
と外見からは想像出来ない複雑さがある。内部に興味をお持ちの方は,下記サイトを参照されたい。
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/karasubishaku.html
http://www.geocities.jp/e5377158/08zatuki/k-bishaku/k-bishaku.html
なお,薬用ではあるが,食用ではないので,注意されたい。
>蓚酸カルシウムを多く含んでいるので食用はまったく不可。食べると喉がち
>くちくするそうです。また、汁が皮膚などに付くとかぶれることもあるとか
>(葉っぱにふれたりむしったりする程度ならたいてい平気だけどね)。
撮影のおり,葉にふれてしまったが「たいてい平気だけどね」

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