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水中植物はあまり見に行かないが,先日ヒシの花を見つけ,花を望遠で撮ったがカメラ(腕?)の性能が良くなく,近くから撮れるところはないかと当たりをつけ出かけた。
すると,黄色い花が点々と見える。もしやタヌキモ?と撮影して調べてみると,結構仲間がいるのには驚いた。
タヌキモ,イヌタヌキモ,ノタヌキモ,イトタヌキモ,ヒメタヌキモ,オオバナイトタヌキモ,オオタヌキモ,フサタヌキモ等が候補として出てきた。
掲載の後ろから順に考察する。
フサタヌキモは
>葉は水中では綺麗に展開しているが、水からあげると柔らかすぎてべたっと
>一本の棒状になる
http://www.yoshiwo.jp/japan_plants/tanu401.htm
とあるが,一本の棒状にならなかったことにより候補から外れた。
オオタヌキモは,
>主茎の長さは1m以上と大型になる
http://mizube.seesaa.net/article/11371052.html
とあり,主茎が1mも無いので,候補から外す。
オオバナイトタヌキモも,その大きさから該当せず,花の大きさから小さいイトタヌキモとヒメタヌキモも消えた。
そして,
>イヌタヌキモは茎に葉が2個ずつつきますが、ノタヌキモは3個ずつつきま
>す。
http://www.kobe-c.ed.jp/shizen/wtplant/identify/tanukimo.html
の記載により,ノタヌキモも違うことが分かった。
残った2種類については
>タヌキモとイヌタヌキモは区別が難しいが、タヌキモは冬の殖芽の色が濃緑
>色卵球形で、イヌタヌキモは茶褐色紡錘形。
今の時期の判断は難しいようである。
仕方なく育成地で割り出したところ
>角野康郎博士は今まで国内でタヌキモと同定された多くはイヌタヌキモであ
>り、特に本州以西は殆どがイヌタヌキモであると「日本水草図鑑」で記述し
>ている。
http://jousyuu2.sakura.ne.jp/inutanukimo.htm
と記載する中に,茨城県東茨城郡のイヌタヌキモの写真があり,近隣であることから,推定イヌタヌキモとした。冬の訪れで確定できればと願う。
そんな中,タヌキモのルーツを見つけた。
オオタヌキモについて
>タヌキモの花粉親であることが明らかになってきており、種子親であるイヌ
>タヌキモとの自然交雑により、雑種第一代としてタヌキモが生まれ、無性生
>殖によって増殖したようである。
興味深い掲載は,次のアドレス。
http://mizube.seesaa.net/article/11371052.html
名の由来は,
>その葉の形状が狸の尻尾のように見えることから。本種はそれよりも細く見
>られることから頭に"イヌ"が付けられる。
葉の形状が,細いタヌキの尻尾に見えたということのようである。
なお,右の写真はイヌタヌキモを上部に,右下部には,これを見つめるチョウトンボを配してみた。羽が虹色に光り,綺麗なトンボである。
※チョウトンボ(蝶蜻蛉)トンボ目トンボ科
http://tombozukan.net/tb-cyo.htm
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