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この植物については,2012年12月09日の「季の実・気のまま」の日記において,
>花は雄しべと雌しべの両方をもち、放射相称で、5・6月に咲くが、梢の新
>葉の腋から伸びた枝に円錐状につき地上からは見難いうえ、直径は6ミリく
>らいと小さいために、開花に気づかないことが多い。
とあり,撮影は絶望的と思われましたが,運良く写すことが出来ました。
http://www.yamareco.com/modules/diary/2110-detail-44174
日記には,
>弁開というが、これはたいへん特殊な裂開のしかたで・・・
と記載してサイトの紹介のみとしましたが,今回はその花を写せたので,その部分を転載しました。でも,難しくて良く分かりません

><植物学的な特徴>
>クスノキが分類されるクスノキ科は、被子植物の中でも原始的な1群で、し
>かも、その花は他にみられない特異な構造をもっている。目に触れることの
>少ない花ではあるが、少しその特徴を紹介する。
> 花は単花被花といって、萼(がく)と花冠(花弁)の別がない。クスノキ
>の花被片は花弁状である。6枚あって、卵形で、その長さは1.5ミリほど
>と小さいが、白色で水平に開く。果実の基部には萼(がく)のように膨らむ
>部分がある。これを萼(がく)と書いている書物もあるが、これは本来の萼
>(がく)ではなく、花柄の一部が膨らんでできる。花托(かたく)と呼ぶの
>がよい。
> 雄しべにも他にない特徴がある。雄しべは3本が3環につき、さらにその
>内側には退化して葯(やく)を欠いた仮雄しべが3つある。ここで注目され
>るのは、最も内側の環につく3本の雄しべ(葯をもつ)の基部には濃黄色を
>した腺体があることだ。さらに、花粉を納めた葯(やく)は上方に2〜6の
>小さな弁があり、これが開いて花粉を放出する。これを弁開というが、これ
>はたいへん特殊な裂開のしかたでクスノキ科以外の植物には見られない。
>クスノキを含むクスノキ科の植物は、花をもつ植物(被子植物)の中でもと
>くに原始的で、単子葉植物などと共に進化の初期段階に枝分かれしたグルー
>プの一員とみなされている。
名の由来は,上記「季の実・気のまま」の日記の再掲となるが,
>語源は諸説あるが、「クスリノキ(薬の木)」「クスシキ(奇し木)」とす
>る説が妥当であろう。クスノキからは樟脳をとり、香料・殺虫剤・防臭剤な
>どにすることから「薬の木」。「奇し」は「霊妙だ」「不思議だ」という意
>味の形容詞。「薬」は霊妙な薬効があるものいい、「奇し」と同源であるた
>め、クスノキの語源は「薬の木」と「奇し木」のどちらともいえる。漢字
>「樟」の「章」は「高く伸びる」を表し、「楠」は「南方原産の木」を表し
>ている。
その他については,同日記を参照してください。
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