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散歩道の一角にアヤメの仲間が散見されます。
「何れアヤメかカキツバタ」との言葉をご存知の方もおいでと思いますが，
>菖蒲も杜若もよく似た美しい花で、区別するのが困難なことから。
とあり，この見極めが難しいですね。
でも，アヤメは，花びら中央部に網目模様があるのが特徴で，カキツバタは，花びら中央部に白い筋模様があるのが特徴により，見分けました。
話は飛びますが，
「から衣（ころも） 着つつなれにし つましあれば
はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」
との，在原業平の歌もご存知でしょうか？
大方の解説には，
>「なれ」は、唐衣を着馴れているのと馴れ親しんだ妻という２つの意味
>を掛けていると学んだような気がします。
>あと、妻がいるのは、ここではなく、遠い都。なので、着慣れた唐衣の
>ように馴れ親しんだ妻が都にいるので、（かきつばたの花を見ると）
>遥々と遠いところまで旅に来たんだなと思う。
ですが，それぞれの頭の文字をならべると，「か」，「き」，「つ」，「は」，「た」となりますね！
これは，「折句（おりく）」と言うそうです。
>折句には【沓冠】（「くつかぶり」「くつかむり」「くつこうぶり」）と呼
>ばれるものがあり、『大辞林』には、〔「初め」と「終わり」の意〕とし
>て、次の２通りの解説が載っています。
>� ］族里如�第一句の初めと第五句の終わりにあらかじめ定めた字を置いて
>詠む歌。
>�◆］族里如■隠以源�の事物の名または語句を各句の初めと終わりにそれぞ
>れ１字ずつ読み込んだ歌。
調べていくと，奥が深い深い
頭の字を縦に読む。 最後の字を下から読む。
↓ よもすずし よもすずし ↑
↓ ねざめのかりほ ねざめのかりほ ↑
↓ たまくらも たまくらも ↑
↓ まそでの秋に まそでの秋に ↑
↓ へだて無きかぜ へだて無きかぜ ↑
冠「よね（米）たまへ」 「ぜに（銭）もほし」沓
我家の家計状況が，見事に折り込まれていますね
名の由来は
>語源は「掻きつけ花」が転訛したものといわれています。
>「掻きつける」とは「摺りつける」という意味で、花汁を布にこすり付
>けて色を移し、「摺り染め」にすることをいいます。
>「カキツケハナ」→「カキツハナ」→「カキツハタ」と変わり、現在の
>「カキツバタ」となったわけです。語尾の「ハタ」は「ハナ」の変異形
>です。
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