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散歩道のノカンゾウは掲載澄みであるが,ヤブカンゾウは見つからず仕舞いであった。
しかし,遂に発見である。
有史以前に中国から帰化した史前帰化植物で
>ヤブカンゾウは中国原産の多年生草本であり、栽培されていたものが野化し
>ている。花は八重咲きで、3倍体なので結実しない。点々と人家近くの草地
>などに生育が見られるが、種子で増えることはないので、過去に栽培された
>ものが生き残ったり、河川の氾濫にともなって流されたりしたものであろ
>う。そのようなこともあって、現在の生育地は堤防や小川のほとり、耕作地
>の周辺などであることがほとんどである。
>匍匐茎を出して広がり、群落を形成する。若葉と花は食用になり、乾燥させ
>て保存食としたりした。また、利尿剤として民間薬として利用される。よく
>似た種にノカンゾウがある。ノカンゾウの花は一重であり、結実する。
成る程,散歩道で殆ど見かけなかった理由は,これであったようである。
見つけた場所は,川に程近いところの藪で,「ヤブ」カンゾウの名に相応しかった。
※「史前帰化植物」については,定番の次を参照されたい。
http://had0.big.ous.ac.jp/ecologicaldic/s/sizenkikasyokubutsu.htm
名の由来は
>葉がカヤ(萓)に似ていることに由来に由来しており、漢名である「萓草」を
>音読したものである。「藪」は「野」よりも人家の近くにある事を表してい
>る。
とあったが,カンゾウについては次の記載があった。
>「この美しい花を見ていると物も忘れる」という故事からの漢名である。
>「忘れ草」とも言う。
>この「忘草、忘憂」の由来は、中国の詩人「陶淵明」の飲酒詩の一節に「忘
>憂の物」とありこれは、酒の異称であり萱草の異称であると云われているこ
>とによる。
>牧野富太郎は、『中国でも、この花を見て憂いを忘れるという故事から「忘
>れる」に「萱」の文字を充てることから「萱草」と云い、和名は、この漢字
>の意訳である』としている。
そこで,中国の故事の内容をネットで調べてみると
>別名のワスレグサ(忘れ草)と呼ばれており、昔、中国では、春先に萱草の刀
>のような葉を交互につけた若芽を食べると「憂いが晴れる」といわれてお
>り、「忘草」「忘憂草」とも呼ばれていた。やがて、萱草の花を身につけた
>り見たりするだけで「憂いを忘れさせてくれる」という意味に変わっていっ
>た。「今昔物語」には「忘れ草と忘れない草」にまつわる話がある。また、
>オニカンゾウ(鬼萓草)ともいわれている。英名では、「Tawny daylily」と呼
>んでいる。
とのこと。
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