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別名:フジマツ,ニッコウマツ,ラクヨウショウ
松かさは良く見ますが,花は見たことが無い。そこで,昨年花探しを行いましたが,花を見ること無く花期は終了してしまいました。今年も,雄花(写真中)はあれど雌花無し。また撮影失敗かと思い始めたころ,枝のかなり高いところに膨らみのある木を見つけました。この時期ならばと,カラマツ並木の木々の手の届く枝を片っ端から引きおろして花探し。ありました(写真左)

ある程度標高のある山に行くと,良く目にする樹ですね。それもその筈,
>戦後始まった拡大造林の時代、寒冷地、海抜が高い地域や痩せ地では植
>林に適した樹種が見あたりませんでした。
>その中で取り上げられたのがカラマツです。
>湿原の周辺や、火山灰の痩せ地なども同様です。
>このような立地でも根づき易く、生育が比較的良好なカラマツが注目さ
>れました。このため、中部地方以北ではあちこちに人工林が存在しま
>す。北海道にも明治以降大量に植林されました。
>長野県でも戦後大規模な植林が行われ、造林面積の約50%がカラマツ
>林となりました。すべてが人工林というわけではなく、場所によっては
>その地域のカラマツが自生していたものもあるようです。
とのこと。
なお,上記に「自生」とあるので原産地を調べてみると
>日本特産。本州(宮城県〜中部)。別名、富士松と呼ばれるように富士
>山や日光、浅間山、八ヶ岳などの天然林がよく知られている。明治の中
>ごろから北海道に移入され、最も主要な人工植栽樹になっている。
>【主要産地】 日本
や
>丹沢のブナ帯に分布(植林は少ないが、自生かどうか不明)。箱根にも、
>かつて(1800年代)自生していた記録はある。
とありました。
カラマツ材は、割れや狂いがでやすいため杭など限られた用途しかなく,また,ヤニを含んでいるためにパルプとしての使用も難かしいため,利用価値があまり無いとされていましたが,今や,
>合板としての用途が多いのですが、強度があり、比較的廉価で入手で
>き、適度な強度があるため、梱包材(さまざまな製品を輸出するときの
>木枠)としても使われています。また、カラマツは腐朽しにくく、適度
>な弾力性があるので、ガードレールなどにも使われています。
>さらに、集成材という木材の利用・加工技術を使い、大規模な建築材と
>しても使われるようになっています。
と人気が出てきています。
更に,こんな記載も

>尾瀬の木道のほとんどがカラマツ材。昔はナラやブナが利用されていま
>したが、酸性の強い湿原では腐朽が激しいため、腐朽しにくいカラマツ
>が見直されたのです。
>そして10年ほど経つと木道の架け替えを行いますが、木道としての役
>目を終えたカラマツはパルプ材としても使えるようになり、紙製品(国
>産材用紙)として、リサイクル利用する取り組みも始まっています。
目にカラマツ,足元にカラマツ。快適に歩ける尾瀬は,カラマツの恩恵の賜物のようですね。
名の由来は
>唐絵(中国の絵画)のマツに似ていることが名前の由来です。日本の針
>葉樹のうち唯一の落葉樹であることから「落葉松(ラクヨウショウ)」
>と書くこともあります。樹形は美しく、秋には葉を黄金色に染め、北海
>道や本州中部の秋の景色を美しく彩っている樹種です。晩秋には葉を落
>とします。
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