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十数年前からノハラアザミの群落周辺でたまに見かけていたが,名が分からずでいた。もともと個体数が少なかったこと,ここ数年は,目にすることも無かったことなどから,もう,滅んでしまったのだろうと思っていた。
そんな思いの中で,恒例のノハラアザミを見に出かけた。大群落の手前で,ポツンと咲くアザミを見つけた。近づくにつれ,葉や総苞の形がノハラアザミとは違うことが分かってくる。久方振りの対面となった。
その後,ノハラアザミの群落に立ち寄り,同じアザミが無いか調べて回ったが,この1本のみしか見つからなかった。
やっとできた再会である。今度こそとネット等を調べ回ると・・・クルマアザミなる植物が見つかった。
同時に,とあるブログを見つけた。
> 「いったいこれは何なのだ?」と不思議に思いながら写真を撮ってか
>ら,さらにしばらく散策し,赤くなり始めた山の木々を楽しんだ。
>そして,帰宅してから調べ始めた。
>しかし,さっぱり分からない。なにしろ,図鑑には該当が全くない。輪
>生する苞葉のような部分はサワアザミに似ているけれども,他の特徴が
>一致しないのでサワアザミではなさそうだということは分かった。しか
>し,図鑑に収録されているどのアザミでもないことも分かった。(笑)
>そこで,Webで調べてみたところ,私が観たアザミと一致する特徴を最
>も多くもっているのは,ノハラアザミの変種の一つであるクルマアザミ
>だということが分かった。分布や開花時期にも矛盾がない。
何と,私のとった行動が,既に掲載されている。

そして,次に続く。
>というわけで,可能性の問題としてはクルマアザミである可能性が最も
>高いと思われるのだが,間違っているかもしれない。もし間違っている
>場合には,指摘していただけるとありがたい。
何と,何と,心境までもが・・・


なお,
>特徴は何といっても襟巻きのような総苞片です。
>ちょっと面白いなと思ったのは、開花していた花にはほとんど襟巻きが
>なく、蕾の方には立派な襟巻きがあります。
>どちらも同じ株の花であることは確認しました。
>この襟巻きは開花時期が遅いほど立派になるそうです。
>ということは、今咲いているのはちょっと早すぎたのか・・
とあった。
嬉しいことに,ノハラアザミの中に,まだ襟巻きの寒さ対策をしていないクルマアザミが紛れている可能性もありそうである。探しに行かねば

名の由来は
>葉状総苞が車輪状に付くことからこの名が付いた。
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