ゆったりテン泊の山旅:折立〜太郎平、雲の平、三俣蓮華岳、双六岳〜新穂高温泉

日程 | 2017年08月02日(水) 〜 2017年08月05日(土) |
---|---|
メンバー | , |
天候 | 8/2 晴れ(夜半 雨) 8/3 晴れ 8/4 午前小雨 午後 曇り/晴れ 8/5 快晴 |
アクセス |
利用交通機関
往路 高速バス
バス
毎日アルペン号直通バス 12000円 8/1新宿西口(都庁大型バス駐車場)22:45集合23:00出発 到着場所・時間 折立・薬師岳登山口6:40頃着 https://www.travel-answer.ne.jp/vstour/web/web_tour3_tour.aspx?p_from=1000460&p_user_com=&p_company_cd=1000460&p_course_no=14031&p_date 復路 路線バス http://tozanguchi.net/shinhodakaonsen_tokyo/ 新穂高温泉(8/5 11:30)→平湯温泉(8/5 12:05) 高速バス 濃飛バス https://www.highwaybus.com/gp/reservation/rsvPlanList#direction 平湯温泉(8/5 16:00)→新宿淀橋カメラ前(8/5 21:00)
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|
地図/標高グラフ

表示切替:
コースタイム [注]
- 1日目
- 山行
- 5時間5分
- 休憩
- 31分
- 合計
- 5時間36分
- 2日目
- 山行
- 6時間46分
- 休憩
- 37分
- 合計
- 7時間23分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 1日目 折立〜太郎平〜薬師峠テン場 ●折立〜太郎平 危険個所なし。のんびり歩きにいい。青淵三角点、五光岩に休憩ベンチあり。双方とも景観がよい。剣岳、立山が見える ●太郎平〜薬師峠テント場 危険個所なし。緩慢な傾斜の木道に沿ってテン場まで30分。花畑の中の木道。景観よし。薬師岳 ■薬師峠テン場 太郎平から凹地に下り、砂地。水量の多い水場、清潔なトイレ 2日目 薬師峠テン場〜太郎平〜薬師沢小屋〜雲ノ平山荘〜雲ノ平テント場 ●薬師峠テン場〜太郎平 のんびりウォーミングアップ ●太郎平〜薬師沢小屋 危険個所なし。主に木道を歩く。渡渉点3か所も危険個所なし ●薬師沢小屋〜雲ノ平山荘 薬師沢小屋のつり橋から雲の平への最初は、垂直はしごが洗礼。ちょっと怖い。雲ノ平まで急峻な上り。ストックより、手と足で登ったほうがベター。ゆっくり登れば、問題はない。 ●雲ノ平山荘〜雲ノ平テント場 山荘からテント場までの距離が長く30分ほどかかる。山荘付近のアルプス庭園は、テント場から戻り見に行くには遠く断念。 ■雲ノ平テント場 分岐から凹地に下り、砂地。水量の多い水場、清潔なトイレ *雲ノ平山荘は、水が少なく。小屋どまりの方が水汲みに来ていた 3日目 雲ノ平テント場〜分岐〜祖父岳分岐〜黒部源流〜三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六岳〜双六小屋 ●雲ノ平テント場〜分岐〜祖父岳分岐 危険個所なし。主に木道、雪渓わたる ●祖父岳分岐〜黒部源流 雪渓をわたり、黒部源流に急峻な傾斜を下る。渡渉点は、水嵩を増していて、渡渉危険。 *渡渉時に足を滑らし、下半身水につかった方も ●黒部源流〜三俣山荘 危険個所なし。三俣山荘で鷲羽岳が眼前に ●三俣山荘〜三俣蓮華岳 危険個所なし。山頂を終始望みながら、頑張って登れば360度ビュー ●三俣蓮華岳〜双六岳〜双六小屋 危険個所なし。ハイ松のなだらかな稜線を楽しむと双六岳山頂。山頂からしばらくなだらかな稜線。小屋への下りは岩場を下る。 ■双六小屋テント場 大きな小屋そばにあり、トイレ、水場とも小屋まで行く。トイレは水洗もあり。水も十分。景観は、笠ケ岳が、テント場正面に。 4日目 双六小屋〜弓折乗越〜鏡平山荘〜小池新道入口〜わさび小屋〜新穂高温泉 ●双六小屋〜弓折乗越 危険個所なし。正面に笠ケ岳、左手に槍ヶ岳、穂高を見ながら ●弓折乗越〜鏡平山荘 危険個所なし。景観を楽しみながら。鏡池は逆さ槍ヶ岳も。休憩にいい ●鏡平山荘〜小池新道入口 危険個所なし。シシウドケ原、イタドリガ原、花を期待したがなかった。秩父沢出会いは、眼前に雪渓〜笠ケ岳山頂が見える ●小池新道入口〜わさび小屋〜新穂高温泉 各々30分、1時間ほどの林道 |
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その他周辺情報 | 日帰り立ち寄り湯 ひらゆの森〜平湯温泉バスターミナル徒歩2分、500円 数々の露天風呂、内風呂、サウナ、土産物で大満足 http://hirayunomori.co.jp/spa01.html |
過去天気図(気象庁) |
2017年08月の天気図 [pdf] |
装備
個人装備 | 長袖シャツ(2) Tシャツ(2) ソフトシェル(1) タイツ(1) ズボン(1) 靴下(2) グローブ(2) 防寒着(1) 雨具(1) ゲイター(1) 日よけ帽子(2) 着替え(1式) 靴(1) 予備靴ひも(1) サンダル(1) ザック(1) ザックカバー(1) 食糧(1式) 行動食(5) 非常食(2) 調理用食材(1式) 調味料(1式) 飲料 ポカリスエット(5) ハイドレーション(1) 食器(1) ライター(2) 地図(地形図)(1) コンパス 笛(1) 計画書(1) ヘッドランプ(1) 予備電池(大容量充電用)(2) GPS 筆記用具(1) ファーストエイドキット(1式) 常備薬(1) 日焼け止め(1) ロールペーパー(1) 保険証(1) 携帯(1) 時計(1) サングラス(1) タオル(2) ストック(1) ナイフ(1) カメラ(1) ポール(1) シュラフ(1) カメラ用電池(2) ドライスタッフバッグ(2) ビニール袋(5) 水筒(3) 水筒(保温性)(1) 殺虫剤(1) スリーピングパッド(1) |
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共同装備 | テント(1) テントマット(1) テント補修品・予備品(1) コンロ(2) コッヘル(2) ガスカートリッジ(4) 無線機(1) |
備考 | ・ザック重量大(食糧予備はすべて残、ガスカートリッジなどその他不用品見直し要) ・不良 ハイドレーション不良で途中使用中止(事前チェックしていうない)/サングラス壊れ、最終日なし(経年劣化) ・物の整理不良でテント撤収に時間がかかる |
写真
感想/記録
by roadwalker
山に行き始めたころ、ちょうど雑誌で見た日本最後の秘境「雲ノ平」。会社の山好きに尋ねてみると、深いから大変だよと言われたように思う。その時から4年後のこの夏、念願がかないました。毎年1度だけ会食をする会社の先輩に、折立から入山し、新穂高温泉に下山する今回のルートのお話にすると、黒部愛のお話をしてくれたのが4月の会食のときだった。
このために、昨年、テント泊の装備を揃え、何度かテント泊をしてきた。もちろん体力の増強も。特に、5月からは、毎日ジョギングを始めた。ちょうど3か月ころが今回の山行であった。だいぶ体調もいい。
今回の山旅は、ロングトレイルの様でありました。これから進む前方にも側方にも聳える山々
太郎平への三角点からみた剣岳、立山
太郎平からのみた深い黒部、薬師岳
太郎平からみた台地のような雲ノ平
雲ノ平からみた雄大な水晶岳
三俣からの鷲羽岳
三俣蓮華岳からの360度のビュー
三俣蓮華岳から双六岳への雪渓のあるなだらかな稜線
双六山荘からの右手に笠ケ岳、左手に 槍ヶ岳、穂高、正面に 乗鞍岳
振り返ると前日の泊地が見える。三俣蓮華岳の山頂から雲ノ平の台地、雲ノ平山荘が雲の合間に見えまいした。
それがまた感動でした。
モルゲンロート@双六小屋
たくさんある百名山を少しも登らなくても縦走できるルートのせいか、若い頃に山をやられた夫婦連れや女性グループもまた沢山おられました。思い思いの楽しみ方をなさっている様でした。きっと「ゴールデンルート」かなと思いました。もっとも余力があれば、薬師岳も鷲羽岳は身軽なピストン可能でありましたが、計画書の山行目的を「ゆったりテントの山旅」と書きましたから、山を愛で、花を愛で、過ごす時間を愛でました。
テントを入れたザックの重みは、自由の重みにも思えました。
雨らしい雨もなく、山旅を楽しめました。
黒部源流のお水は美味しくいただきました。渡渉点は、水嵩がまして、滑り、腰下までずぶ濡れの方も。
来年は、百名山の黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳などなどを周回するのもいいかも知れないと思いました。
山は出会いが多い。今回出会った印象に残った方々
・青淵三角点がでお会いした七十代のご夫婦
頗るお元気なお二人。黒部五郎岳に太郎平に向かう。私達のルートをお話しすると、百名山沢山あるのに登らないのはもったいないねと(苦笑)
印象に残りました
・雲の平のお二人(落ち着かれた女性)
小屋泊まりのお二人が、テント場の水場に水を汲みきて、えっと髪を洗った。夕方散策をしていると、お二人がベンチに座りゆったりと時間を過ごされていた。平湯温泉のバス停でばったり。握手をして別れた。6泊7日の山旅、海外の旅よりも山旅と
・Hさん(男性)
お一人で私達と同じ山行ルートて歩かれた中年男性。途中何度もシンクロ、最期は平湯温泉で食事とお風呂ご一緒しました。ザック重量が水3リットルいれて17Kgと。すごい!
・Nさん(女性)
双六テント場でのテントのお隣さん。毎週山に出かけられるとのこと。山談義しました。こちらもザック重量話、14Kgとさらにすごい。水も水場があるので必要分だけと。私の緊急用品重量にエッと。そして、ロープでもなくスリングでもなくとなおさらでした。
装備に見直しは必要のようでした。
このために、昨年、テント泊の装備を揃え、何度かテント泊をしてきた。もちろん体力の増強も。特に、5月からは、毎日ジョギングを始めた。ちょうど3か月ころが今回の山行であった。だいぶ体調もいい。
今回の山旅は、ロングトレイルの様でありました。これから進む前方にも側方にも聳える山々
太郎平への三角点からみた剣岳、立山
太郎平からのみた深い黒部、薬師岳
太郎平からみた台地のような雲ノ平
雲ノ平からみた雄大な水晶岳
三俣からの鷲羽岳
三俣蓮華岳からの360度のビュー
三俣蓮華岳から双六岳への雪渓のあるなだらかな稜線
双六山荘からの右手に笠ケ岳、左手に 槍ヶ岳、穂高、正面に 乗鞍岳
振り返ると前日の泊地が見える。三俣蓮華岳の山頂から雲ノ平の台地、雲ノ平山荘が雲の合間に見えまいした。
それがまた感動でした。
モルゲンロート@双六小屋
たくさんある百名山を少しも登らなくても縦走できるルートのせいか、若い頃に山をやられた夫婦連れや女性グループもまた沢山おられました。思い思いの楽しみ方をなさっている様でした。きっと「ゴールデンルート」かなと思いました。もっとも余力があれば、薬師岳も鷲羽岳は身軽なピストン可能でありましたが、計画書の山行目的を「ゆったりテントの山旅」と書きましたから、山を愛で、花を愛で、過ごす時間を愛でました。
テントを入れたザックの重みは、自由の重みにも思えました。
雨らしい雨もなく、山旅を楽しめました。
黒部源流のお水は美味しくいただきました。渡渉点は、水嵩がまして、滑り、腰下までずぶ濡れの方も。
来年は、百名山の黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳などなどを周回するのもいいかも知れないと思いました。
山は出会いが多い。今回出会った印象に残った方々
・青淵三角点がでお会いした七十代のご夫婦
頗るお元気なお二人。黒部五郎岳に太郎平に向かう。私達のルートをお話しすると、百名山沢山あるのに登らないのはもったいないねと(苦笑)
印象に残りました
・雲の平のお二人(落ち着かれた女性)
小屋泊まりのお二人が、テント場の水場に水を汲みきて、えっと髪を洗った。夕方散策をしていると、お二人がベンチに座りゆったりと時間を過ごされていた。平湯温泉のバス停でばったり。握手をして別れた。6泊7日の山旅、海外の旅よりも山旅と
・Hさん(男性)
お一人で私達と同じ山行ルートて歩かれた中年男性。途中何度もシンクロ、最期は平湯温泉で食事とお風呂ご一緒しました。ザック重量が水3リットルいれて17Kgと。すごい!
・Nさん(女性)
双六テント場でのテントのお隣さん。毎週山に出かけられるとのこと。山談義しました。こちらもザック重量話、14Kgとさらにすごい。水も水場があるので必要分だけと。私の緊急用品重量にエッと。そして、ロープでもなくスリングでもなくとなおさらでした。
装備に見直しは必要のようでした。
訪問者数:608人



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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
槍・穂高・乗鞍 [3日]
利用交通機関
車・バイク
技術レベル体力レベル
この記録で登った山/行った場所
- 三俣蓮華岳 (2841m)
- 弓折岳 (2592m)
- 双六岳 (2860m)
- 折立 (1350m)
- 太郎平小屋 (2330m)
- 薬師峠 (2294m)
- 双六小屋 (2550m)
- 鏡平山荘 (2300m)
- 弓折乗越 (2560m)
- 三俣山荘 (2550m)
- 薬師沢小屋 (1920m)
- 雲ノ平山荘 (2650m)
- スイス庭園 (2630m)
- わさび平小屋 (1400m)
- 笠新道登山口 (1360m)
- 五光岩ベンチ (2170m)
- 秩父沢出合 (1720m)
- 新穂高温泉バス停 (1080m)
- 中崎山荘 奥飛騨の湯 (1090m)
- シシウドヶ原 (2090m)
- 中道分岐
- アラスカ庭園 (2464m)
- 奥日本庭園 (2530m)
- 黒部川水源地標 (2400m)
- 青淵三角点(青淵山) (1869m)
- 太郎坂(アラレちゃん)
- 太郎山 (2372.9m)
- 雲ノ平テント場 (2560m)
- 祖父岳分岐 (2680m)
- 三俣峠 (2750m)
- 双六岳巻道分岐 (2660m)
- くろゆりベンチ (2600m)
- 花見平 (2600m)
- チボ岩 (1800m)
- 小池新道入口 (1470m)
- 新穂高温泉駅 (1117m)
- 新穂高登山指導センター (1090m)
- 丸山 (2854m)
- 中崎橋
- カベッケが原
- 第一徒渉点
- 第二徒渉点
- 第三徒渉点
- 十三重之塔 慰霊碑 (1362m)
- 積雪深計測ポール (1919m)
- 太郎兵衛平 (2218m)
- 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面) (1129m)
- イタドリが原 (1916m)
- 鏡池 (2285m)
- 双六池 (2535m)
- 双六岳中道分岐 (2676m)
- お助け風穴 (1257m)
関連する山の用語
カモシカ ストック ザック テント ハイマツ 乗越 チングルマ ミヤマキンポウゲ イワカガミ ナナカマド 林道 三角点 シナノキンバイ 雪渓 渡渉 水場 スリング モルゲンロート バイケイソウ キジ テン ギンリョウソウ リンドウ シャクナゲ 山行 出合 ロング ピストン 峠 花畑 ヨツバシオガマ ハクサンイチゲ ウサギギク ウソ クリ 木道 チング 岩魚 シナノキ 設営 ツガザクラ ゴゼンタチバナ クロユリ アオノツガザクラ 池塘 橋 温泉 縦走登山 | 登山用品 | 山ごはん | ウェア | トレイルラン |
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この記録へのコメント
投稿数: 112
懐かしくなりました。重いザックを背負い、北アルプスの美しい山岳景観の懐で、感動の世界に浸る岳友のご様子はよくわかります。苦労をして黙々と歩いた登山者だけが占有できる世界ですね。カベッケ河原〜薬師沢小屋間の静寂、薬師沢小屋のつり橋先にある10m程の垂直梯子の恐怖感、薬師沢〜アラスカ庭園間のスリップ必死の苔むした大岩急登、やっと辿り着いた夢のような雲ノ平や鏡池(池に槍穂の姿がバッチリ撮影されていましたね。さすがです)の美しさは、今でも忘れることはありません。山行中の多くの登山者との出会いも”山や”だけの良い思い出ですね。黒部源流の水はいかがでしたか。私も元気なうちにまた歩きたくなってきました。またお会い出来る事を楽しみにしています。
投稿数: 253
秋まで、高い山を楽しみたく思います。また、丹沢山塊でお元気なお顔を見させてくださいませ。