雲ノ平


- GPS
- 104:00
- 距離
- 43.5km
- 登り
- 3,220m
- 下り
- 3,495m
コースタイム
(コースタイムより早いペース)
20日 6:05薬師峠テン場→9:20薬師沢→13:10祖母岳→14:10雲ノ平テン場
(コースタイム同程度)
21日 8:00雲ノ平テン場→9:20祖父岳→10:30ワリモ北分岐→水晶岳ピストン断念→ワリモ北分岐11:20→12:30鷲羽岳→13:50三俣テン場
(コースタイムより遅いペース、1時間あたり10分〜20分)
22日 8:00三俣テン場→9:50双六岳→11:00双六小屋11:35→13:35鏡平山荘
(コースタイムより遅いペース、1時間あたり10分〜20分)
23日 7:40鏡平山荘→8:40秩父沢→10:00わさび平小屋11:00→12:00新穂高
(コースタイムより早いペース)
※コースタイムは休憩時間を含みます。
天候 | 19日雨のち一時晴れ、のち曇、夜から雨 20日雨 21日雨 22日雨 23日雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:新穂高〜(高速バス)〜新宿 |
写真
感想
19日 有峰口から乗合タクシーで折立へ向かう。雨強く。ゲート待ちでは土砂崩れの影響でゲート開きが遅れる。ブルドーザーが通り過ぎて、ゲートの先へ向かっていった。
早くもこのまま折り返そうかと、そんな気持ちになるくらい。
折立に到着。
雨少し弱くなり、準備整え出発。13時半までに薬師峠のキャンプ場につけば薬師岳のピストンへ向かう予定。
太郎平が見えてくるのどかな高原的な道を歩いていると、次第に雨は止んできた。
薬師峠に12時過ぎに到着。さくさくテント設営後、ピストン装備にて薬師岳へ。
時たま青空が見え、予想外の好天だった。薬師の山頂付近から眼下に広がるカールはとてもとても美しい。山頂では、西側から雲が徐々に流れてくる。あっという間に雲にまかれる。晴れた時間はとても貴重。
山頂付近でお会いした方と太郎平まで一緒に下山。友人が小屋で待っているとのこと。九州からはるばるいらっしゃっていた。太郎平まで向かう途中薬師峠を一度通過する際、テントを見たら、入り口が開けっ放しだった(--;)このテントは数時間、とってもオープンなヤツだった。テントの中覗いてみても、ほかにお客さんはいなかったのでよかったよかった。
太郎平では、楽しいひと時を過ごさせてもらった。
就寝後、雨が降り始める。
20日 小雨降る中のテント撤収。テントが濡れる、一番イヤなタイミング。
薬師沢へ向かう。最初に渡る沢で、遭難者と出会う。骨折の模様。私が太郎平まで連絡に向かう必要はなく、すでに同行者の一人が連絡に行っているとのこと。ひとまず安心。木道を渡すため、積み石を金属ワイヤーで巻き付け固定したその金属で足を滑らせたとのことだった。自分も試しに踏んでみると、非常に滑りやすく、危険を感じた。今後とても気を付けなければならない、濡れた金属はなるべくふまないようにしよう。
この日の行程は、コースタイムとほぼ同じ。自分の息の上がる速さとバテ具合…理由がわからなかった。今回単独縦走で初めて使った古いザックに腰ベルトがついていないのが、大きな要因だと考えるに至った。理由は最終日にわかる。
雲ノ平の庭園を見ることに焦点をおいた今回の山行だったが、天候不順。カメラのシャッターを切るとき、「晴れてたらどんなにステキなんだろう…」と毎回思っていた。
雨の中、雲ノ平のテン場にテントを張る。明日は停滞。天候悪くなければピストンで高天ケ原へ行こう。
21日 3時起床、雨。就寝後も2時間おきに目が覚めてはいたが、雨、雨、雨。ときに風が強くなる。高天ケ原へのピストンの中止を決定。水晶岳、鷲羽岳のピストン山行のみに変更し、時間があるので2度寝。
6時過ぎに起きる。テントの下から小川のせせらぎが聞こえる。テン場付近を散歩すると、昨日はなかった小さな川がいたるところ、テン場を横切っている。停滞を予定していた人も水没により、撤収していた。これらから、計画を再考。
停滞していても、水没は間近。水上都市ヴェネチアのような私のテントは急いで撤収し、8時にテン場出発。
判断の遅れから発生した出発の遅れ、また前日の行程のペースを考え、無理せず、鷲羽岳経由で三俣山荘のテン場へ向かうことに。テント・寝袋・マットなどの浸水具合から、今日一日はなんとかテン場で持ち堪えられそうな様子。ペースはコースタイムより遅くなる。バテバテ・・・
三俣のテン場では寝袋が1/3浸水の状態。寝づらかった、寒かった。テントはほぼ浸水。
22日 たくさんの水と一緒にテント撤収・パッキング。一日巻いて、下山もできたが、せっかくなので、それにまだ、山の中に居たかったので鏡平小屋に宿泊。2度目の小屋泊まり♪
途中、三俣蓮華の少し先で、警戒心の強めなライチョウさんと出会い、観察。双六岳手前で、警戒心の無いライチョウさんと出会い、後ろについていったり、エサをついばむ姿を間近に録画したり。花見平では、3羽のヒナと母親ライチョウと出会い、観察、録画。ライチョウが、ガーガーゲーゲー泣く以外に、クィ、とか、ピィピィ泣くのを知った。いろんなライチョウさんと出会えた。ライチョウさんと共にたくさんの時間を割いた。時間に余裕があるって素晴らしい☆
鏡平小屋では初めて小屋の食事を食べた。とってもおいしい。小屋の食事ってこんなにおいしいもんなのね。
乾燥室でいろんなものを乾かした。ふとんが暖かかった。背中の敷布団が柔らかだった。雨の音も風の音も気にならなかった。小さなことかもしれないけど、うれしいことがたくさんだった。
23日 パッキング、乾いた荷物を詰め込み終わると、驚くほどの軽さだった。最初とは大きく重さに変わりはないので、21キロくらいはあるはずだが。
水の重さを非常に強く感じた。あんなに重くなるもんなのね。前日・前々日は何キロだったんだろう、って思う。
下山時、いたるところ増水激しく、小川の中を下るようなことも多々あった。鉄砲水の危険、水の流れと足の取られる具合、色々考えさせられた。
秩父沢付近から一緒に下山したバンダナの方、新宿まで楽しいひと時をすごさせていただきました。ほんとにありがとうございます。増水の中の下山したムービー、ここにのっけられませんでした(‐‐;)
4泊5日の雨行程、こんなに雨に降られたのは初めて。でもだからこそ、判断の大切さとか、いろいろ考えさせられて面白かった。
雲ノ平へは、もう一度行かなければならないな。
予報も悪かったのに、よく突っ込んだよね。
雨男かと思っていたけれど、雨好きか(笑)
いろいろ残念だけれど、ザックの具合とか自分のペースとか、
今後の山行の参考(オヤジじゃありませんっ)になりそうな経験ができて充実だったかもね。
そうよそうよ、もう一回行きましょう、雲ノ平
雲ノ平お疲れ様です。
テント水没、大変でしたね。
シュラフや衣類等の吸水性のある装備の防水は雨天山行での最重要課題ですね。
薬師沢からの登りは辛かったと思います。
私はあの部分はもう歩きたいとは思いませんねえ。
ところで雲ノ平は私も先日行きましたが、花の少ない時期は行く価値もあまり無いのかなあと思いました。
でも高天原の温泉にはいつか行きたいと思っています。
できれば好天の日が良いですね。
こんばんわ。
そうですね、雨好きかもしれません(笑)
今回は連日の雨で、新しい経験をさせてもらいました♪
充実充実です☆
…次は晴れた雲ノ平を(笑)
こんばんわ。
雨天山行の最重要課題…ほんと、おっしゃるとおりです。今回身をもって、強く強く痛感しました。
初めての連日の雨でも、「多少の重さくらい…」「ちょっとくらい濡れても…」なんて思いもチョコチョコあったので、結局エライ目にあっちゃいました。
好天の日に行きたいですね☆
雨の中、テント泊荷物とたっぷりの雨を背負っての雲の平、お疲れ様でしたo(^-^)o
テント泊をして、、最後に泊まった小屋での小さな事がうれしい☆
というのが、心がほんわかする出来事だなあと感じました!
雨とはいえ、素敵な山行でしたね☆
同じく雨に逢い、、、リベンジ決意!
チングルマの群落が沢山あったのを見て、夏の花の時期に再訪したいと思いました☆
こんばんわ。
雨山行お疲れ様でした☆
花の時期に青い空も合わせて愛でられたら、今回の山行とのギャップもあって最高なもんですね。
雨は雨で、これはこれでまたステキな山行になりましたね。
再訪しなきゃです♪
次は私も高天ケ原のお湯につかろうと思います。
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