前穂高岳〜槍ヶ岳縦走♪
- GPS
- 56:00
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 2,886m
- 下り
- 2,873m
コースタイム
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:07
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 9:11
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
<モモ夫の感想>
Day 1
前回の立山・剱の縦走ではテント泊(最終日は素泊り小屋泊)だったため荷物が重く、時間もかかったため、今回は軽量化してスピーディーな移動ができるように小屋泊をメインに計画を組んだ。
荷物も最小限度(夕食は小屋、朝食は自炊のため食料も軽量化)とした結果、ザックもいつも日帰りで使用する小型のものにできたため、足取り軽く行動ができた。
入山口は上高地としたが、クルマは規制されているのでバス移動となる。指定の平湯温泉にある「あかんだな駐車場(1日600円)」に駐車し、シャトルバス(往復2050円)で上高地バスターミナルに向かった。
河童橋を出発したのは8:30。出発には遅い時間だが、当日出発なので仕方がない。
25分ほどで登山口である穂高・岳沢登山路に到着。
ここからは岳沢小屋を経て重太郎新道を通り前穂高岳、吊尾根から奥穂高岳を経由して山荘に至るルートとなる。
岳沢小屋までは樹林帯を進む。視界が開けると今度は岩がゴロゴロする、岳沢を辿る。2時間ほどで岳沢小屋に到着した。奥穂高岳から下りてきた人たちが休憩をとっていたが、僕たちはゆっくりすることもなくヘルメットを被って、重太郎新道を前穂高岳に向かって足を進めた。
天気は晴れの部類に入るのだろうが、山側はガスで白く曇っており、この先もあまり眺望は期待できそうになかった。
ハシゴやクサリ場を通過して、紀美子平に到着。岳沢小屋を出発して2時間。
紀美子平にザックをデポして前穂高岳に向かう。岩場をよじ登り、30分ほどで頂上到着。
スタートしてから6時間半。日本第3位の奥穂高岳に到着した。そこから20分ほど進むと眼下に小屋が見えてきた。
15:30、予定よりも90分ほど早く穂高岳山荘に到着した。
平日だから山荘も空いているのかと思いきや、結構人で賑わっていた。韓国や中国からの団体もいる。さすがに大部屋で一緒になるのは厳しいなあと思っていたが、幸い僕ら2人と別の夫婦の4人で1部屋(6畳)を使用できた。
驚いたのは、山小屋での宿泊料金の支払いは現金が普通だが、ここはクレジットカードが使えるということだ。山では何かとお金(現金)がかかる(下界に比べて“通常の3倍”)ため、カード払いで現金の使用が減らせるのはありがたい。
今回は朝食を自炊とし、夕食付きで宿泊した。
Day 2
朝食を食べ、山荘を出発したのが5:30ごろ。天気は昨日以上によくない。北穂高岳まで行って天候の回復が見込まれない場合は涸沢へ下りようということでスタートした。霧のため空気は湿っており、風が吹くと水滴が体につく。そのためレインウェアを着込んで進んだ。
涸沢岳は山荘のすぐ脇にあるので20分ほどで到着する。天気は良くないので当然のことながら周囲は霧で真っ白。
やはりというか、このような天気の時には前日同様、雷鳥が姿を現した。雷鳥の姿を見ると何だかラッキーな感じがして、天気とは裏腹に気持ちも多少は和らいでいくのがわかる。
眼下には涸沢が広がり、周囲の霧も少しずつ晴れていく感じだった。実際、空を見上げると時折青空が見え始め、北穂分岐に着くころには太陽が辺りを照らしていた。そのため、下山はやめて先へ進むことにした。
レインウェアを脱ぎ、北穂高岳を目指す。頂上に到着したもののガスが邪魔をして展望を楽しむことは叶わなかった。
途中「飛騨泣き」と呼ばれる難所?を越えていくのだが、そこを示す標識はなかった(見かけなかった)。険しいところはそれまでもいくつかあり、その都度一つ一つクリアしていったのだが、飛騨泣きがどこかわからないまま通過していくと、すれ違った人が他の同行者に「この先が飛騨泣きです」といったことを話しているのを聞いてようやくさっきの場所がそうだったのかと認識したぐらいだった。
北穂から長谷川ピークにかけての一帯は「大キレット」という日本屈指の難所と言われるところだが、急峻な岩場に、クサリあり、ハシゴありで岩も手が引っ掛かりやすいようなところにうまく切れ込みや出っ張りがあったり、足の置き場もうまく削られていて置きやすいようになっている。
長谷川ピークを越えると南岳への上りが始まる。スタートして5時間で南岳小屋へ到着。
穂高岳山荘をスタートして7時間半で本日の目的地槍ヶ岳山荘に到着。先にチェックインしてから登頂することにし、ザックを置いて、槍の穂先へ向かった。
Day3
5:30に山荘に別れを告げ、槍沢から横尾、徳沢を経て河童橋に戻るルートを辿った。出発して2時間半、槍沢ロッジに到着。小屋前に望遠鏡が設置してあった。「槍が見えるよ」と書いてある。その方向に目をやると木の間から槍の穂先が見えていた。望遠鏡をのぞくと人が登っているのもよく分かった。
これで槍ヶ岳の見納めだ。
徳沢を過ぎ、明神分岐に差し掛かると登山者のほかに観光客の姿も多く見受けられた。いよいよ観光地に戻ってきた。
出発して6時間15分。無事河童橋に到着。
近くの飲食店で軽く腹ごしらえをした後、シャトルバスで駐車場へと戻り帰宅した。
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