北アルプス裏銀座縦走

2012年07月29日(日) 〜 2012年08月01日(水)

• GPS: 69:59
• 距離: 39.4km
• 登り: 3,235m
• 下り: 3,138m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:19
• 休憩: 0:07
• 合計: 1:26

14:22 新穂高温泉バス停
14:48 14:53 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
15:14 15:16 お助け風穴
15:35 15:35 中崎橋
15:47 15:47 笠新道登山口
16:00 わさび平小屋

2日目

• 山行: 9:02
• 休憩: 1:55
• 合計: 10:57

16:00 わさび平小屋
5:31 5:31 小池新道入口
6:30 6:34 秩父沢出合
6:50 6:50 チボ岩
7:13 7:20 イタドリが原
8:01 8:01 シシウドヶ原
8:58 8:58 鏡池
9:03 9:43 鏡平山荘
10:56 11:07 弓折乗越
11:24 11:24 花見平
11:39 11:50 くろゆりベンチ
12:25 12:25 双六池
12:30 13:07 双六小屋
13:28 13:32 双六岳巻道分岐
15:28 15:29 三俣峠
16:04 三俣山荘

3日目

• 山行: 8:07
• 休憩: 1:24
• 合計: 9:31

16:04 三俣山荘
7:26 7:28 鷲羽岳
8:00 8:10 ワリモ岳
8:26 8:34 ワリモ北分岐
9:14 9:20 水晶小屋
10:07 10:15 水晶岳
10:48 11:19 水晶小屋
12:09 12:10 東沢乗越
13:47 13:47 真砂岳分岐
14:39 14:56 野口五郎岳
15:10 野口五郎小屋

4日目

• 山行: 6:43
• 休憩: 0:17
• 合計: 7:00

15:10 野口五郎小屋
8:00 8:00 烏帽子ひょうたん池
8:09 8:20 烏帽子小屋
9:21 9:21 三角点
10:43 10:43 権太落し
11:20 11:26 ブナ立尾根取付
11:58 11:59 高瀬ダム テント場
12:09 12:09 高瀬ダム濁沢登山口
12:21 ゴール地点

7/29　8:30大阪-12:15高山-14:35新穂高口登山口-15:45笠新道分岐-16:15わさび平小屋（泊）
7/30　5:30わさび平小屋-6:25秩父沢-7:10イタドリガ原-9:15鏡平山荘-10:20弓折中段-11:00弓折乗越-12:35双六小屋-13:30三俣分岐-16:15三俣山荘（泊）
7/31　5:20三俣山荘-7:15鷲羽岳-7:30ワリモ岳-7:35分岐-9:15水晶小屋-10:10水晶岳-10:50水晶小屋-12:15東沢乗越-13:45真砂岳-14:45野口五郎岳-15:10野口五郎岳小屋（泊）
8/1　 5:30野口五郎岳小屋-7:30三ツ岳-8:10烏帽子小屋-11:30裏銀座登山口-12:10高瀬ダム-13:00薬師の湯-16:10JR信濃大町-22:30大阪

天候

7/29　晴れ時々曇り
7/30　晴れ
7/31　晴れ
8/1　 晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

往：大阪-高山（濃飛バス）、高山-新穂高口（タクシー）
復：高瀬ダム-JR信濃大町（タクシー）、JR信濃大町-大阪（バス）

コース状況／危険箇所等

・道の状況-特に危険個所なし
・登山ポスト-新穂高登山口にあり
・下山後の温泉等-JR信濃大町への途中に薬師の湯があり食事もできる

写真

7/29 14:36

7/29日朝、大阪からバス、タクシーと乗り継ぎ2時過ぎ新穂高口登山道を出発。女性4名チームと合流。

7/29 14:40

少し歩くと右側に新穂高ロープウェイが見える。

7/29 14:48

今日の宿泊場所わさび平小屋を目指す。

7/29 15:29

花と蝶。

7/29 15:30

7/29 15:31

7/29 15:31

7/29 15:46

笠新道登山口分岐点。

7/29 15:53

ブナ林を行く。

7/29 16:11

今日の宿泊場所、わさび平小屋。登山客で満杯だ。

7/30 5:29

7/30早朝、わさび平を出発。小池新道から三俣山荘を目指す。

7/30 5:35

7/30 6:26

わさび平より約1時間で秩父沢に到着する。

7/30 6:26

秩父沢を行く。

7/30 6:27

秩父沢を行く。

7/30 7:11

秩父沢から約40分、イタドリケ原に到着。

7/30 7:47

イタドリケ原に咲く花。

7/30 7:48

イタドリケ原から見る山塊。

7/30 8:27

鏡平までもう少し。
降りてくる登山客が多い。

7/30 8:32

7/30 9:14

鏡平山荘に到着。

7/30 9:14

曇りで鏡池に逆さ槍が見えない。

7/30 10:18

鏡平山荘付近から見る山々。

7/30 10:18

弓折中段から乗越を目指す。

7/30 10:59

ようやく急斜面を登り弓折乗越に着く。

7/30 11:00

弓折乗越付近に咲く、高山植物の花々。

7/30 11:00

高山植物の花々

7/30 11:08

高山植物の花々

7/30 11:08

7/30 11:09

高山植物の花々

7/30 11:18

高山植物の花々

7/30 11:45

高山植物の花々

7/30 11:47

高山植物の花々

7/30 12:33

昼ごろ、双六小屋に到着。複数のルートの合流分岐点のため登山客に賑わっている。

7/30 13:27

前方に鷲羽岳が見えてくる。

7/30 13:27

三俣蓮華岳の雪渓横を進む。

7/30 13:27

この辺はなだらかな山容で高山植物が豊富です。

7/30 13:28

穂高、槍ヶ岳方面。

7/30 16:14

鷲羽岳が眼前に迫ります。

7/30 16:14

ようやく今晩お世話になる三俣山荘に到着です。長い山行2日目が終わりました。

7/31 4:38

三俣山荘から槍ヶ岳、穂高連峰の山脈。

7/31 4:39

7/31山荘前から見る朝日、もうすぐ陽が登ります。

7/31 4:47

7/31早朝、三俣山荘を出発し鷲羽岳をめざします。天気は快晴です。

7/31 6:38

槍ヶ岳を中心に東鎌尾根、西鎌尾根そして穂高への稜線が朝日を浴び輝いています。

7/31 6:39

鷲羽岳山頂直下の岩道。

7/31 6:53

鷲羽岳山頂付近から振り返ると笠ヶ岳が見えます。

7/31 6:54

三俣蓮華岳

7/31 7:15

山荘を出発して約2時間で山頂に到達します。みんなで記念写真です。

7/31 7:18

鷲羽岳山頂にて。これから進む稜線が連なります。真砂だけ、遠く立山連峰が拡がっています。

7/31 7:21

鷲羽岳山頂にて。水晶岳方面です。

7/31 7:22

鷲羽岳山頂にて。槍ヶ岳が見えます。とにかく目立ちます

7/31 8:04

ワリモ岳頂上

7/31 8:07

祖父岳・雲の平方面です。赤い山小屋が見えます。

7/31 8:27

鷲羽岳から約20分、ガレ路が続くが分岐点になる。直進すると水晶小屋、左折すると祖父岳・雲の平方面です。ここで女性軍とはお別れです。雲の平に向かいます。

7/31 8:28

祖父岳

7/31 9:15

出発から約4時間で水晶小屋に到着しました。ここで不必要な荷物をデポし水晶岳に向かいます。

7/31 9:22

水晶岳・赤牛岳方面。

7/31 9:37

笠ヶ岳が遠方に見えます。

7/31 9:38

水晶岳山頂に大勢の登山者の姿が見えます。

7/31 10:07

水晶岳山頂。

7/31 10:11

水晶岳山頂にて。真砂岳、野口五郎岳を望む。

7/31 10:12

水晶岳山頂にて。赤牛岳、立山、剱岳そして黒四ダム。

7/31 10:17

水晶岳山頂にて。槍ヶ岳方面。

7/31 11:25

水晶小屋から山頂まで往復約1時間30分で戻ります。一旦小休止をし最後の水を購入します。小屋から一気に急降下し再び尾根をめざします。尾根の東側は崩落が激しく荒れた路が続きます。

7/31 11:25

槍ヶ岳が次第に後方に見えてきます。

7/31 12:04

7/31 12:08

水晶小屋から約2時間、東沢乗越です。これから野口五郎岳に向かいます。

7/31 12:08

東沢乗越から見る剱岳。

7/31 13:13

東沢乗越から見る野口五郎岳。遠方から見ると白い茫洋とした山容ですが、山頂付近は大石が堆積しています。

7/31 13:34

東沢乗越付近に咲く花。

7/31 13:37

東沢乗越付近に咲く花。

7/31 13:40

雪渓・赤茶けた崩落斜面・槍、穂高連峰。

7/31 13:40

7/31 13:44

真砂岳・湯俣温泉分岐点。この当たりでは時間的に登山者との出合は少ない。

7/31 14:04

岩道に咲く花。

7/31 14:05

岩道に咲く花。

7/31 14:14

烏帽子岳、立山、剱岳の山々。

7/31 14:15

立山方面。今年は雪渓が多く感じられます。

7/31 14:19

野口五郎岳山頂への岩道が一直線に伸びています。もうすぐ山頂です。

7/31 14:43

野口五郎岳山頂です。

7/31 14:44

野口五郎岳山頂より槍ヶ岳。

7/31 14:44

野口五郎岳山頂より立山、剱が近くに迫ります。直下に野口五郎小屋が見えました。

7/31 15:09

15時10分野口五郎小屋に到着し今日の山行は終了。やはり疲れました。ここのビールは良く冷え最高です。

8/1 4:45

8/1縦走の最終日です。もうすぐ朝日が昇ります。今日も快晴です。

8/1 4:46

8/1 4:46

富士山が遠方にはっきりと映し出されています。

8/1 5:27

山脈に雲海が拡がっています。

8/1 5:28

烏帽子岳に向かう岩尾根です。

8/1 5:28

立山そして奥に剱の山が拡がります。

8/1 6:43

どこまで行っても槍ヶ岳は見えます。そして東鎌尾根も延びていきます。

8/1 6:43

赤牛岳が目の前に見えます。

8/1 6:44

岩だらけの三ツ岳。

8/1 6:48

烏帽子岳方面。

8/1 7:02

岩尾根に咲く花。

8/1 7:02

岩尾根に咲く花。

8/1 7:08

三ツ岳まで大きな岩の道が続きます。

8/1 7:08

高瀬ダムが見えてきました。今日の最終地点です。

8/1 7:08

岩尾根から見える剱岳。

8/1 7:08

岩尾根から見える赤牛岳。

8/1 7:13

岩尾根から見える槍ヶ岳。

8/1 7:13

8/1 7:17

三ツ岳付近に咲く花。

8/1 7:18

烏帽子岳

8/1 7:20

最後の槍ヶ岳。

8/1 7:29

烏帽子岳、剱岳。

8/1 7:29

三ツ岳の山道を降りる登山者。

8/1 7:31

三ツ岳付近の考える猿岩。

8/1 7:55

赤とんぼと蝶が多く飛んでいます

8/1 8:07

8時に烏帽子小屋に到着。ここから高瀬ダムまで日本三大急登、ブナ立尾根を一気に下ります。

8/1 11:30

8/1 11:51

高瀬ダム

撮影機器：

OLYMPUS PEN Lite E-PL3 オリンパス

感想

mikimiki

6月初旬以降、1ヶ月以上本格的な山歩きから離れています。
暑い夏は比較的山行きのペースは落ちますが
今年は例年と違う感覚なんです。

5月連休で山の遭難事故が多発しました。
突然の天候異変、大雨で僕も大変な目に遭いました。

5月ベテランの山行仲間が心臓発作で救急搬送され
7月に入って他の仲間が南アルプス鋸岳の滑落事故でヘリ救出と大きな事故が続きました。
それでも重傷で一命を取り留められ不幸中の幸いだと思います。

事故は想像以上に多くの人に迷惑をかけます。
生死は本当に紙一重と実感しました。

山に対する過信、無理な日程が肉体の疲労を招きそして起こるはずの無いような場所で事故は起こります。
欺瞞や妥協を許さない世界、それが山であり、人間の誠実を求める気持ちが山に結びつくのだと思う。
もう一度、山に対する畏敬の念そして謙虚さを忘れず初心に帰ろうと思う。

何か吹っ切れない想いでの山行。
それが今回の北アルプス裏銀座縦走です。

何の危険のない山行ですし皆さん山の経験豊かなベテランです。
それでも個々人の体力差（平均年齢68．5才）を考慮し
山行計画を再検討し直しました。
無理な行程を組まない。
状況に応じて、計画を臨機応変に柔軟性を持たせる。

今回は、事前に計画を全員で確認し、慎重を期しました。
途中ハプニングやスケジュウール変更がありましたが、結果は正解で楽しく余裕のある
山行となりました。

4日間、素晴らし天候に恵まれました。
美しい雄大な北アルプスの山脈と可憐な高山植物の花々に感動しました。
多くの登山者と交流しました。
そして今回も素晴らしい山仲間と山行できたことに感謝します。

これから新たな気持ちで山に挑戦し続けたいと想います。