新穂高温泉〜槍ヶ岳〜奥穂〜西穂 のはずが…
- GPS
- 55:00
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 3,055m
- 下り
- 3,044m
コースタイム
14日槍ヶ岳山荘(5:50)〜穂高岳山荘(16:00)
※亀さんチームは涸沢小屋(16:45)
15日穂高岳山荘(5:50)〜新穂高温泉(12:00)
※亀さんチームは涸沢(7:00)~上高地(13:10)
天候 | 9/13 晴れ時々曇り 9/14 晴れのち曇り 9/15 雨(台風の接近) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
手袋
スリング
ヘッドランプ
雨具(スパッツ、ザックカバー)
着替え
タオル
サングラス
日焼け止め
洗面具
ウェットティッシュ
救急薬(鎮痛剤)
行動食、非常食
水筒
笛、鈴
地図、コンパス
ストーブ、ガス △
コッヘル、箸、ナイフ △
ライター
テント ※テ
シュラフ ※テ
マット ※テ
サンダル ※テ
ラジオ ※テ
予備電池
防寒衣
健康保険証
計画書
|
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感想
2013やまかけ倶楽部夏山遠征は、混雑を避け秋山遠征に。
メンバーにkinnnojiさんを迎え、総勢7人の賑々しいもの。
こうした大所帯になるとおのずと嗜好も異なり、テン泊組と小屋泊まり組は後半別行程をとることで新穂高温泉をスタート。
小屋泊まり組(5人)は槍→奥穂→西穂→新穂高温泉、テン泊組(2人)は槍→奥穂→前穂→上高地の計画。
13日6:00、新穂高温泉は周囲の山々に低く雲が立ち込めていた。
山旅3日間の降水確率は30%→40%→50%。停滞する秋雨前線の影響で曇が多く、一部突風や雷のおそれあり。
更に追い討ちをかけるように、南洋上に熱帯低気圧があり北西に進行中で、発達し台風に変わりそうな予報(後の台風18号)。
曇りとはいえ、山上ではミストシャワーも覚悟しゆっくりスタートする。
このコースは2007年以来。
6年前もkinnnojiさんと笠ヶ岳〜双六〜槍を縦走し、下山路で使ってなお長くてクタクタだったっけ・・・
それでも心配したテント組が一番早く槍ヶ岳山荘へ到着し、テン場を確保したらしい。
俺、kemeko66,kinnnojiは15:45、どん尻で小屋にたどり着く。
待ちきれずに槍に登った仲間を強引に連れ、山頂で記念写真。
歓声をあげ下山中、クサリに片手でぶら下がって身動き取れない男性登山者を発見。血が騒いでか救助にあたる。
小屋到着が遅れたうえ、こうしたスッタモンダで夕食にやっと間に合う始末。
疲労困憊だったこともありいつになく少ない飲酒量で床に就く。
夜間は激しい雷雨だったが、テン泊の2人も浸水被害なく安眠できたらしい。
14日。5:30出発予定も若干遅れ、5:50スタート。
向かう稜線はモルゲンロートに染まり、昨日は雲に隠れていた笠ヶ岳、遠く中央アルプスや白山も見通す。
南沢小屋までは全く快適な稜線。メンバーの足取りも軽い。
南沢小屋で長めの休憩後、ヘルメットを被り大キレットへ。
小屋からの大下り、最下部辺りでcynops君が腕時計を忘れたことに気付き引き返すアクシデント。
鉄梯子を駆け上がる後姿は力強く、我らは先に進むことに・・・
そして大キレット、長谷川ピーク、飛騨泣きと無事通過。A沢のコルでcynops君に追いつかれる。
12:00安心したのもつかの間、ここからkemeko66の足が止まる。
「荷物を持たせるくらいなら山はやめる?」そうだが、先行したメンバーは北穂カレーにありつけたかなぁ・・・
13:20ようやく北穂小屋到着。テラスで盛り上がっていた宿泊客に拍手で迎えられる。
どうやらこの拍手はkemeko66の頑張りを讃えているようだが、ホントに頑張ったのは俺なんだけどねトホホ・・・
ここで作戦会議。
kemeko66のペースでは穂高山荘は無理。まして、西穂を目指すメンバーのブレーキになってはならないと、涸沢小屋経由で上高地へ下山することに。
テン泊組も奥穂〜前穂〜上高地下山の予定であり、河童橋で合流。その後、中の湯で西穂縦走組と落ち合うことは織り込み済みであった。
先行するメンバーを見送り、ゆっくり涸沢へ下山も、初級コースのわりに長い鉄梯子やクサリ場がある難路。
稜線が厚い雲に覆われる中、17:05涸沢小屋に到着。
天気が下り坂になったらしく満員御礼。夕食は3回戦、布団1枚に1.5〜2人って状態。
前夜とは打って変わり、蒸し暑いのとうるさいので寝苦しかったぁ〜
15日は朝から雨。予報では台風の影響を受け、次第に雨脚が強まるらしい。
携帯電話が不感のため穂高山荘の仲間と連絡が取れないが、前穂組は△?、西穂組は×で白出沢経由で下山するだろう。
とにかく大きく待たせることのないよう、早めに電話が通じるところまで下山したい。
ソフトクリーム5巻きの所を3巻きにしてもらい、足早に下山。
途中雨脚が強まったりしたが、徳沢からは遊歩道?
穂高神社ではお守りを買い、河童橋では土産を買い求めながらバスターミナルへ。
結局、前穂組も一緒に新穂高温泉へ下山したらしく、中の湯バス停では揃って待っており、あまり待たせなかったらしい。
中の湯温泉で3日分の汗を流し、ダム見物、そばを食い、松本城をチラ見して東松山へ。
名物「焼き鳥」でささやかな打ち上げをし、翌日ゆっくり帰途につく。
【追記】
台風と共に北上。出発時間を1時間早めてなお、大雨と強風に見舞われる。
高速道路走行中、路肩の樹が突然車前に倒れ込み危機一髪のところで難を逃れる。
傷は僅かだが、レンタカーでもあり、PAでネクスコ東日本へ電話し事故証明を求める。
この後も高速道路閉鎖、バイパス通行止め、果ては一般道も通行止め、大渋滞・・・
なんやかんやで大幅な遅れで帰り着く。
地元もそこそこの被害だったらしく、職場は大パニックだったようだ。
翌日出勤したが、俺だけどうも蚊帳の外・・・?
上高地の土産を広げることさえ躊躇われたのでした^^;
1日目の槍ヶ岳テン場は数に限りがあるため、休憩もそこそこにとばしにとばして無事テンバを確保。急いだおかげで、テントから槍が見える場所をゲット!!
夕方から雷雨でしたが、トイレに起きて空を見上げると満天の星空でした。流れ星に明日からの安全登山を祈願し、就寝。
槍から北穂までは今回2回目。1回目はガスガスの中をひたすら歩いただけで景色は全く見えなかったので、今回は槍からの景色やキレットを端から端まで見ることができて感動しました。
キレットよりも北穂から涸沢岳までの縦走路の方が自分的には断然、厳しかった印象でした。晴天の奥穂とジャンは次回にとっておきたいと思います。
今回は、なにかと物忘れが多く仲間達に色々と迷惑をかけてしまいました。
m(__)m
忘れられない山行になりました。ありがとうございました。
みなさんお疲れ様でした。
亀さん、うさぎさん。いろいろいるから面白い。
yamakakeさんの 判断力、統率力に感服です。
また、よろしくお願いしま〜〜ス。
亀さんチーム・・・
チームではなく亀さんはこの私・・・
うさぎさんチームに属するyamakakeさんは奥穂に行かず最後までサポート役に徹してくれました。
初アルプスは思いで深いものになりました。
皆に感謝
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