前・奥・北穂〜槍ヶ岳縦走【大キレット】

2021年08月22日(日) 〜 2021年08月24日(火)

• GPS: 22:45
• 距離: 38.4km
• 登り: 3,349m
• 下り: 3,419m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:04
• 休憩: 1:38
• 合計: 8:42

5:59 上高地バスターミナル
6:01 6:09 無料トイレ
6:09 6:10 河童橋
6:15 6:15 日本山岳会上高地山岳研究所
6:24 6:24 岳沢湿原・岳沢登山口
7:17 7:18 見晴台
8:20 8:31 岳沢小屋
10:57 11:55 紀美子平
11:39 11:39 前穂高岳
12:07 12:10 紀美子平
13:32 13:37 南稜の頭
13:40 13:40 奥穂高岳
13:45 13:54 穂高岳
13:54 13:56 奥穂高岳
14:25 穂高岳山荘

2日目

• 山行: 7:06
• 休憩: 1:39
• 合計: 8:45

6:32 穂高岳山荘
6:48 7:06 涸沢岳
9:01 9:01 北穂高岳北峰
9:02 9:13 北穂高小屋
9:14 9:15 北穂高岳北峰
9:15 9:22 北穂高小屋
10:28 10:34 長谷川ピーク
11:33 12:06 南岳小屋
12:15 12:21 南岳
12:33 12:33 天狗原分岐
13:14 13:14 中岳
13:40 13:41 大喰岳
13:53 13:53 飛騨乗越
14:03 14:07 槍ヶ岳山荘
14:26 14:38 槍ヶ岳
14:57 14:57 槍ヶ岳山荘
15:17 殺生ヒュッテ

3日目

• 山行: 5:06
• 休憩: 0:21
• 合計: 5:27

5:46 殺生ヒュッテ
5:58 5:58 播隆窟
6:02 6:02 坊主岩屋下
6:36 6:36 槍沢・天狗原分岐
7:02 7:02 槍沢大曲り
7:20 7:28 赤沢岩小屋
7:47 7:47 槍沢ロッヂ
8:06 8:06 二ノ俣
8:12 8:12 一ノ俣
8:18 8:19 槍見河原
8:47 8:55 横尾
9:29 9:29 新村橋
9:50 9:53 徳澤園
9:55 9:55 徳沢公衆トイレ
10:25 10:25 徳本口
10:29 10:29 明神館
10:57 10:57 小梨平
11:08 11:09 河童橋
11:13 上高地バスターミナル

写真

8/22 6:05

そこそこ降ってます

8/22 7:06

何故か全く風が出てない
気圧が低いから？

8/22 8:15

岳沢小屋への渡渉地点

8/22 8:22

岳沢小屋テラス

8/22 8:24

重太郎新道方面

8/22 8:57

重太郎新道の登り始めはお花畑

8/22 9:12

この辺からヘルメット着用

8/22 9:42

3ヶ所くらいハシゴあったかな？

8/22 9:49

こんな感じの岩場がひたすら続く
難易度はそれほどでもないが集中力が続かないので事故が多いのかな

8/22 10:54

紀美子平
風雨が強く、この森林限界で小屋泊に変更出来るか確認済

8/22 10:54

高そうなレンズの忘れ物と思ってたけど安物スピーカーだった

8/22 11:29

360度真っ白

8/22 11:34

前穂高岳山頂

8/22 11:50

前穂から紀美子平への道中
鎖がないスラブ状、谷側が切れ落ちてたので下りが怖い

8/22 12:20

吊り尾根で雷鳥親子と遭遇

8/22 12:50

吊り尾根の岩場かな？覚えてない

8/22 13:27

よじ登った岩場を振り返って

8/22 13:36

8/22 13:48

8/22 13:48

ここも真っ白
ジャンダルムもまったく見えない

8/22 13:54

奥穂高岳山頂

8/22 15:29

小屋泊を決め込み、装備を乾燥室へぶちこんで堕落した1泊目を味わう

8/22 16:58

せっかくなので夕御飯まで食べちゃう
小屋泊の魅力に負けた

8/23 6:49

2日目、1日目に負けない風雨
みんなここで引き返していた

8/23 6:56

涸沢岳から北穂高岳への下りは最初から壁
慎重に降りる

8/23 7:05

涸沢岳からの下りを振り返って
ガスで見えないっすね

8/23 7:22

登り返し
見た目ほど難しくない

8/23 7:33

奥穂〜北穂の一番怖いところ
下り始めに鎖を掴み、見えにくいボルト、岩場、ハシゴと移動するが、ボルトからハシゴに移るのがこわい

8/23 8:15

雨は止んで少しずつガスが薄くなる
予報どおり

8/23 8:15

振り返ってみた

8/23 8:19

○✖がたくさんあるのでよく見ればルートミスは防げる

8/23 8:29

前の岩場を登り振り返って撮影
晴れていれば絶景だろう

8/23 8:38

穂高らしい岩陵

8/23 8:55

北穂高岳へのラスト登りかな

8/23 9:00

北穂高岳も真っ白ですが明るくなりました

8/23 9:00

しろっーい

8/23 9:14

大キレットの下り始め(位置情報ログはズレてます)
ここも最初から緊張感ある斜度

8/23 9:21

雨は止んで岩や鎖は乾いてくれた

8/23 9:44

気を抜けない岩場が続きます

8/23 9:50

飛騨泣き？途中は写真撮れず

8/23 10:12

A沢のコルから長谷川ピーク
木橋を渡って飛騨側から取りつくと記憶している

8/23 10:21

取り付きから
上まで登って反対側へ跨ぐように移動

8/23 10:25

長谷川ピークを振り返って
飛騨側からの風で煽られないように岩に隠れながら進んだ

8/23 10:42

奥穂方面を振り返ってみる
ここから先は歩きやすい

8/23 11:09

南岳への登り返しで注意するのはこの辺の鎖、ハシゴくらいで難しくない

8/23 11:34

南岳小屋のテント場、飛騨側からの風が直撃なのでパス。風の避けられそうな殺生ヒュッテまで頑張る

8/23 12:17

南岳山頂。奥には常念岳。
南岳山荘から槍ヶ岳までは歩きやすい道

8/23 12:50

予報どおり晴れてきた！ようやくテンション上がります！

8/23 13:15

ここは通過点だから…

8/23 13:25

常念山脈。向こうからも見ている登山者がいるだろうな。

8/23 13:32

雷鳥！近い！かわいい！

8/23 13:42

残すは槍ヶ岳だけ！

8/23 14:07

槍ヶ岳山荘到着！
高層雲はあるけど周囲は見通せるし、誰もいない！

8/23 14:22

サクッと登った

8/23 14:24

硫黄尾根か？
これに登る人もいるらしい

8/23 14:25

穂高方面だけ少しガス
でも全方位見渡せます！最高！

8/23 14:26

名残惜しくて去り際の1枚

8/23 14:27

雲の平、北鎌尾根

8/23 16:19

殺生ヒュッテで幕営
夜は槍沢方向から風が強くてペグ1本が抜けてしまった

8/24 5:42

3日目朝の槍沢。常念山脈が美しい。
ここから上高地まで巻いて6時間。長くて単調。音楽を聴きながら歩いた。

撮影機器：

Xperia XZ2 Compact SO-05K docomo SONY

装備

個人装備

カリマークーガー５５&７５ ウイックロン ZEO ロングスリーブ ジップシャツ ストレッチ ライトパンツ Men's ジオライン薄手上下 スカルパ・リベレ プロモンテVL16 モンベル・ダウンハガー800 PINEスリーピングマット U.L.コンフォートシステムピロー アルパインポール アンチショック クッカー一式 ヘルメット 水２L キャノンPowerShot G7 X Mark III

感想

miyazaki_Pusan

前日の天気予報はてんくらオールC,降雨と風速10m以上、中止しようか悩みましたが「弱気を起こすとできることもできなくなってしまうぞ」と某架空登山家の言葉を思いだし、最悪小梨平でキャンプするだけでもと…出発。
1日目、重太郎新道を登り森林限界へ出た時点で雨風が強くテント泊を9,9割断念して、小屋泊へ切り替え可能か問い合わせて🆗をもらう。空いていることもあり急な変更に対応してくれた。感謝感謝。(小屋泊不可なら岳沢小屋へ撤退)
奥穂高小屋へたどり着くとテント場は無風！悩みましたが結局小屋泊へ。全身、装備もびしょびしょでテント泊モチベが上がりませんでした…
2日目、1日目同様の風雨のなかスタート。予報では9時頃には雨は止み、午後にはガスが晴れる。奥穂〜北穂も難所ですが煽られるほどの風ではないし天候回復傾向ならば攻略可能と判断して進軍開始。
北穂小屋に到着した頃には風はあるものの雨は止み、大キレット方向はガスも飛ばされていました。ここでも雨なら涸沢に撤退ですが、岩や鎖も乾いていたので大キレットに挑戦を決定。
各難所を慎重に越えて約3時間で南岳小屋へ到着。ここでテント泊もできましたが、
・テント場が強風吹きさらしなこと
・この先に難所はないこと
・午後の晴れた時間に槍ヶ岳攻略したいこと
を考慮して殺生ヒュッテまで進むことを決定。
その先は大喰岳からの下りに多少岩場がありますが難しくありません。
その後、予想通り晴れた槍ヶ岳に登頂。予定より1時間巻き、余裕を持って幕営できました。
今回は悪天候、難所コースの山行ですが、自分の体力、技量を考慮して適宜撤退ポイントを決め、それに従って決断、慎重に行動した結果として無事下山できたことは、よい経験になりました。
●余談
昨年の不帰キレット攻略時も似たような天候で濡れた岩や鎖を掴むと手が冷えたり、ぬるぬると滑るのが難儀しました。
今回はモンベルの撥水グローブを使用してみたところ、それらの問題を感じることはありませんでした。
ただ、撥水性能が対応できる水分量ではないので、濡れる度に絞ることを繰り返してました。防水性を求めて生地が分厚くなると装着感が悪くなるので妥協点かと思います。