穂高−キレット−槍 縦走

2021年09月22日(水) 〜 2021年09月24日(金)

• GPS: 26:23
• 距離: 40.2km
• 登り: 2,991m
• 下り: 3,411m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:08
• 休憩: 1:08
• 合計: 8:16

7:28 上高地バスターミナル
7:37 7:38 無料トイレ
7:46 7:47 小梨平
8:31 8:31 明神館
8:35 8:35 徳本口
9:12 9:12 徳沢公衆トイレ
9:16 9:16 徳澤園
9:28 9:32 新村橋
10:16 10:30 横尾
10:47 10:47 横尾岩小屋跡
11:25 11:26 本谷橋
11:59 12:00 大崩落地
12:16 12:17 Sガレ
12:50 13:26 涸沢ヒュッテ
13:30 13:30 涸沢
14:12 14:12 パノラマ分岐
14:44 14:53 ザイテングラート
15:44 穂高岳山荘

2日目

• 山行: 7:18
• 休憩: 1:18
• 合計: 8:36

6:36 穂高岳山荘
6:58 7:10 涸沢岳
8:54 8:54 北穂高岳北峰
9:03 9:12 北穂高小屋
10:34 10:47 長谷川ピーク
12:09 12:42 南岳小屋
12:49 12:49 南岳
13:03 13:03 天狗原分岐
13:58 14:08 中岳
14:45 14:46 大喰岳
14:59 14:59 飛騨乗越
15:12 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:33

6:32 槍ヶ岳山荘
6:47 7:06 槍ヶ岳
7:17 7:35 槍ヶ岳山荘
8:29 8:34 千丈乗越
10:51 10:58 奥丸山
13:24 13:24 小池新道入口
13:42 14:01 わさび平小屋
14:13 14:14 笠新道登山口
14:23 14:23 中崎橋
14:36 14:36 お助け風穴
14:50 14:54 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
14:59 14:59 新穂高温泉駅
15:04 15:04 新穂高登山指導センター
15:05 ゴール地点

山荘でしっかり朝ご飯を食べて出かけたが、途中渋滞するような個所もなく、着実に進めた。

天候

晴れのち雨／晴れのちガス／晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

アカンダナに停めて、バスで上高地に。
朝一のバスが6時50分6発と、やや遅く、初日の出だしが遅くなりました。

コース状況／危険箇所等

北穂から大キレットに降りる区間に、だいぶ緩んでいる部分があるので、より丁寧な動きが必要です。落石しやすいです。
また、崩れてざれた部分が踏み跡のようにも見えるので、ミスコースに注意。
ミスコースして急なザレ場に入り込んでしまうと、戻れなくなってしまいます。

その他周辺情報

新穂高に近いペンションヨーデルはいいです。
オイルフォンデュはビールが進み、露天風呂からは焼岳と錫杖岳の両方が望めます。

写真

9/22 7:42

河童橋を出ます

9/22 9:18

徳澤園のあたりはのびのびした雰囲気でいいです

9/22 10:34

涸沢を目指します。
いい天気になってます。
出だしに雨が来たので、カッパを着たのですが、カッパズボンの着脱が面倒で、この先も暑いのを我慢してカッパズボンのまま進むことにしました。予報は雨なのですが、なかなか降りません

9/22 13:14

涸沢小屋はまた今度。
まだテントは少ないですが、色づきが始まってます

9/22 13:23

概念図を頭に叩き込んでおきます

9/22 13:28

相方が帽子の落とし物を探している間に記念撮影

9/22 13:45

チングルマが紅葉してました

9/22 14:44

途中で一時ルートを外しかけましたが、無事、ザイテングラートに取りつきました。
パノラマから分岐した直後が分かりにくかったです。

9/22 14:57

ハイマツとのミックスを気持ちよく上がっていきます

9/22 15:40

あがるにつれガスが濃くなってきます。霧雨状です。ようやくカッパの面目が立ちました

9/22 15:44

雨が強くなる前に穂高岳山荘に無事到着。
カッパやザックカバーを拭くタオルのおもてなしを受けて感動しました。ありがとうございました。

9/23 5:44

夜は月夜で、石畳に雪や霜が積もったように見えました。
明け方には再びガスが出てきて、今日は日の出はだめだとも思いましたが、日の出間際にガスが薄くなってきました

9/23 5:45

お〜

9/23 5:46

ガスが晴れてきます

9/23 5:47

奥穂方面はまた今度

9/23 6:35

出発間際、イワヒバリが日光浴してました。
では行ってきます。

9/23 6:55

笠ヶ岳方面に山の影がしっかり映ってます。

9/23 6:59

今日は岩場パラダイスです。

9/23 7:03

鎖もあります

9/23 7:21

ここを降りてきました

9/23 7:24

きれいに晴れました。

9/23 7:37

遠くに槍ヶ岳が垣間見えました。今日はあそこまで行きます。

9/23 7:53

これが滝谷ドームなのでしょうか？
ようやく北穂高に着いた模様です。

9/23 7:59

このラインを行く！　というのが気持ちいいです

9/23 8:19

風がけっこう強くて冷たかったです。
手袋は必須。顔も何か欲しい感じです。

9/23 8:22

登ったり降りたりしながら先に進みます

9/23 8:24

奥穂から吊り尾根、前穂がきれいに見えました

9/23 8:42

この辺りは良く晴れてました。

9/23 9:08

涸沢ヒュッテの辺りが良く見えます。

9/23 9:22

雷鳥が登場しました
気が付けば、ガスが少し出てきました。

9/23 9:25

はしごあり

9/23 9:50

岩場あり

9/23 10:29

大斜面あり

9/23 10:32

ルートを着実にたどっていきます

9/23 10:34

ルートを開拓した人はすごいですね

9/23 10:39

長谷川ピークに到着。
すれ違った方に見失わないよう、アドバイスいただいたので、無事見つかりました。
飛騨泣きはいつのまにか通過してしまったようです。

9/23 10:40

ちょっと周囲が白っぽくなってきました。

9/23 11:16

屏風岩方面のカールがきれいに色づいてます

9/23 11:27

これから大キレットの登りです

9/23 11:36

風が冷たいのと、ガスが吹き付けるのとで、カッパ装着となりました

9/23 12:54

南岳小屋は、食事等の営業をしておらず、トイレをお借りするだけでした。
この先、ガスが続きます。
まずは南岳

9/23 14:02

次いで中岳
南岳の後は、尾根沿いのなだらかなコースだと思っていたのですが、意外とアップダウンや岩場があり、充実しておりました。だいぶお腹いっぱいでしたが、北アルプスの大サービスをありがたくいただきました。

9/23 14:38

大食岳でしょうか？後日、おおばみだけと読むことを知りました。

9/23 16:41

槍ヶ岳山荘についたら一瞬ガスが切れて姿を現しました。
手を合わせます。
この日は、ガスで景色が期待できないのと、けっこう疲れていたので、槍ヶ岳の初登頂は明日に、と言うこととなりました。

9/24 5:03

前日に祈った甲斐あり、朝から快晴です！
日の出前に登る方もちらほら。

9/24 5:26

前穂と富士山方面

9/24 5:27

月が沈もうとしています

9/24 5:30

遠くに富士山

9/24 6:35

だいぶ明るくなってきました

9/24 6:35

だいぶ日が昇りました

9/24 6:44

槍ヶ岳頂上を目指します

9/24 6:52

この稜線を歩いてきたと思うと、なかなかのものです。

9/24 6:52

笠ヶ岳

9/24 6:52

西鎌尾根と双六山荘方面

9/24 6:52

北の方です
ウレシイです。

9/24 6:55

私も記念撮影

9/24 6:56

北鎌尾根方面

9/24 6:58

焼岳と乗鞍岳

9/24 6:58

前穂は格好いいですね

9/24 7:00

奥穂から先はまた今度

9/24 7:07

下りで相方がずっこけたふり

9/24 7:13

では、下っていきます。
絵葉書のような東側の景色に別れを告げます

9/24 8:29

子槍もいつか行きたいです

9/24 8:31

今日は奥丸山を経由して下ることになりました

9/24 9:14

昨日歩いた稜線が横から見れます。

9/24 10:04

秋深い感じがしてました。
途中笹がだいぶ伸びてます。
木の根の間に先が引っかかって、ポールが寿命を終えました。テーピングテープで修理して帰りまでもたせます。

9/24 10:49

奥丸山山頂にて、笠ヶ岳から鏡平、双六方面

9/24 10:50

西鎌尾根から、槍ヶ岳、キレット、北穂、奥穂、西穂が一望できます。

9/24 10:54

滝谷ドームもいつかは行きたいと思います

9/24 11:05

西穂方面の眺めを十分に堪能したら、ワサビ平方面に降りていきます。樹林帯で木の根、ロープ、岩、といった風情で、結構暑く、ひたすら降りていく厳しい道でした。今回はコケゼロで来ていたのですが、このくだりで2コケでした。コケゼロの道のりは厳しいです

9/24 13:26

蒲田川まで降りてきました

9/24 13:36

お迎えの車が来てくれないかと思いつつ、きれいな道を下っていきます

9/24 15:03

シャバに帰ってきました。

9/24 15:14

無事帰ってきた記念撮影

撮影機器：

COOLPIX W300 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ ヘルメット

備考

下りが暑かったので、夏用のジップアップも持つと良かった

感想

taminoboru

1日目は岳沢−吊り尾根−奥穂との計画だったが、GPVによれば、山頂部に到達する頃には大雨＋西の強風となる予報だったため、手堅く行動できる涸沢経由に変更。
パノラマ新道の話も出たが、雨が強くなる前に穂高岳山荘につきたかったので、単調ではあるが、通常の横尾ルートとなった。
涸沢カールからザイテングラートへのとりつきの部分で、なぜかルートをロストしたが、杭とテープを見つけて復帰できた。ザイテングラートに入ってからはずっとガスガスで、眺望や紅葉を楽しむという訳にはいかなかったが、雨風が強くなる前に山荘に着けて良かった。最後はしんどかったが、明日からも元気に行けそう。
暑いだけだったカッパのズボンも、最後には役に立って顔が立ってよかった。

2日目は、日の出後に快晴に変わった。
涸沢岳付近は西風が強く冷たく、フェースマスクのようなものが欲しかった。
北穂から大キレットに降りていく部分が、何箇所か、ゆるい部分がある。気をつけて行くしかない。途中、ルートの印の繋がりを見落としやすい部分で、ちょうど、ザレ場に入り込んでいく部分が踏み跡のように崩れている部分があって、誰かがそこから上がってきたか、そこへ降りて行ったかのように誤解してしまい、危うく入り込んでしまうところだった。2手くらい入り込んだところで、後続の相方がルートはあっちであることに気づき、そ〜っと戻ってくることができました。あれ以上入り込んでいたら、危うかったと思います。
長谷川ピークから後は、順調な岩場歩きでした。
南岳付近からはガスが濃く、また、思っていたよりも急な山道だったため、淡々と歩くこととなりました。なぜか、頭の中で上原ひろみさんの11:49のフレーズがなり続けてました。この山旅がずっと続いてほしい気持ちでしょうか。
この日はガスっていたので、槍ヶ岳初登頂は、明日にお預けです。
山に挨拶だけして、寝ることとなりました

3日目も、日の出後の天気は最高。下山がもったいないくらいです。
まずは槍ヶ岳、朝ご飯も食べて程よく人が減ったタイミングで頂上アタック。なかなか岩場のぼりが楽しいルートです。
槍ヶ岳から降りてきたら、やや寂しい気持ちを残しつつ、下山ルートに。奥丸山を経由して降りていくルートをとります。ここは槍−穂高方面と、双六ー笠ヶ岳方面がぐるりと見渡せるなかなかのルートでした。
途中、ちょっと暑くなってきたのでTシャツに着替えたのですが、その後、笹に悩まされます。やはり長そでの涼しいやつを出しておくべきでした。
奥丸山の眺望を楽しんだ後は、下るだけなのですが、このくだりが地味に長く、途中木の根など滑りやすい部分もあって、なかなかのものでした。
なんとか、ワサビ平沿いの沢までたどり着いて、一段落。名物のトマトをいただきました。

ペンション　ヨーデルさんで、露天風呂に入って、オイルフォンデュでビールを飲んで、岳を読んで、と、楽しい山旅の締めくくりとなりました。