白峰三山縦走(北岳、間ノ岳、農鳥岳)


- GPS
- 50:14
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,947m
- 下り
- 3,631m
コースタイム
第二日 6:10北岳山荘→8:00間ノ岳8:15→10:25農鳥岳、昼食11:35→
12:15大門沢下降点→14:56大門沢小屋
第三日 5:15大門沢小屋→8:40奈良田駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田温泉から広河原までバス 1100円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原山荘に登山ポスト有り 危険個所はない。 北岳山荘から大門沢小屋までは行程が長いので時間に余裕をもって。 |
写真
感想
夫婦で山好きー
http://fufudeyamasuki.fan-site.net/
10/13(日)第一日
前夜は奈良田の第二駐車場で車中泊した。駐車場はほぼ満車だった。駐車場の近くに立ち寄り温泉があり温泉好きには嬉しい。夕食は立ち寄り温泉のレストランを当てにしていたが3時で営業は終わっており明日の食料の一部を食べて凌いだ。やや不安な出だしだ。ワゴン車の荷台に布団を敷き熟睡だ。
翌朝駐車場のバス停から5:32発のバスで広河原に向かう。2台のバスは登山者で満員だ。
広河原は登山者で賑わっている。北岳に向かう登山者の列に混じって我々も歩き始める。広河原山荘の前を通り過ぎ大樺沢を登る。鈍足な我々は次々と追い抜かれる。
大樺沢は鮮やかな紅葉で染まっている。暫く登ると正面に北岳バットレスが見えてくる。岩壁に取り付くクライマー達が豆粒のように見える。
急斜面にかかるハシゴを登り始める。数十本はあろうかと思われるハシゴの登りで息があがる。ハシゴを登り切ると八本歯のコルに出てここで小休止する。
八本歯のコルから稜線伝いに山頂を目指す。傾斜はすこし緩んだようで呼吸が楽になる。
山頂は大勢の登山者で一杯になっている。青空が広がり360度の展望は素晴らしい。仙丈岳と甲斐駒ケ岳が目の前に聳えている。富士山を始め、北アルプスや八ヶ岳、乗鞍や御岳等々の名峰達を見ることができる。暫く景色を堪能してから今夜の宿の北岳山荘に向かう。
10/14(月)第二日
富士山の東から登る御来光は思わず手を合わせてしまうほど神々しい。風がやや強く合羽を着て出発する。
1つ目のピークの中白根山を超え間ノ岳に向かう。山荘に荷物を置いて軽装で間ノ岳に向かう登山者が大勢いる。
間ノ岳頂上で休憩する。これから向かう農鳥岳が大きく眼前に広がっている。間ノ岳から北岳山荘に引き返す登山者が殆どで農鳥岳に向かう登山者は僅か数人だ。
間ノ岳を下った鞍部に農鳥小屋の赤い屋根が見えてくる。天気が急変した時には頼りになる小屋だ。小屋の前で小屋番のおじさんが忙しそうに働いている。山のバッヂを買い求める。言葉使いは粗いが我々の鈍足を心配してくれる優しいおじさんだった。
西農鳥岳で小休止してから農鳥岳に向かう。農鳥岳の山頂には他に3人の登山者がいるだけだった。山頂で昼食にする。水分の多いナシがとても美味い。大休止後に下山を開始する。
稜線から大門沢に下る下降点には黄色の大きな鉄塔が建っている。目立つ道標でこれならば見落とすことは無いだろう。吹雪で下降点を見失い遭難した若者の親が建てたものだ。
下降点から標高差1200mを一気に下り脚への負担が大きい。途中我々と同世代の男性に追いつく。脚の筋肉が痙攣しているようだ。妻は持っていた湿布薬を渡して励ましている。まだ2時前なのでゆっくり下っても明るいうちには小屋に着くことが出来るだろう。
更に1時間ほど下り大門小屋に着く。小屋の前庭で缶ビールで乾杯だ。
10/15(火)第三日
早朝まだ暗いうちに小屋を出発した。3時間半ほどの下山なので急ぐ必要はないが台風が近づいていて午後から雨の予報なのだ。沢の水位が上がると下山できなくなる。
ヘッドランプを点けて歩き始める。30分ほど歩くとうっすらと明るくなりはじめる。大門沢は水量が多く大きな音をたてて流れている。
ブナやミズナラの森が続く。2時間ほど下り傾斜が緩んで来ると1つ目の吊り橋があらわれる。妻はユラユラと揺れながら楽しそうに吊り橋を渡っている。吊り橋を渡り終わると発電所の取水堰に着く。青く水が貯まっている。
2つ目の吊り橋を渡り3つ目の吊り橋を渡ると林道に出る。林道の登山口には休憩用のベンチとトイレがある。
後ろから追い付いてきた東京の日野から来た青年と話をしながら奈良田の駐車場に向かう。我々の子どもたちと同世代の青年は人懐こく話し好きで奈良田までの道のりが短く感じた。
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