槍穂縦走 束の間の晴天と静寂 槍ヶ岳〜大キレット〜北穂高岳


- GPS
- 56:00
- 距離
- 40.5km
- 登り
- 2,607m
- 下り
- 2,598m
コースタイム
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 9:18
- 山行
- 10:17
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 11:20
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 5:26
天候 | 6月12日 晴れ 13日 晴れ 14日 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市営第三駐車場 3日間 2100円 シャトルバス 往復 2400円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆上高地〜槍ヶ岳 大曲付近?より雪面歩行、アイゼン装着。 槍ヶ岳山荘直下は雪なし。 ☆槍ヶ岳〜南岳〜大キレット〜北穂高岳〜穂高岳山荘 稜線の雪はほぼ消えているが部分的に夏道を隠している 箇所がある。 通過するのに技術的な問題やルートファインディングの 難しさはそれほどないと思われる。 私は安全をとって迂回出来るところはしてトラバースを回避した。 ただし、北穂南稜と縦走路との分岐点が完全に雪に埋もれていて トラバースせざるを得ない状況だった。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
6月11日〜14日と4連休。
運よく12日と13日が晴天、14日は午後から崩れる予報。
2泊3日で槍穂の縦走に決定。
ちなみに昨年の今頃は剱を長次郎から登って、平蔵で下りた。
とにかく人が少ない、驚いた。
槍穂はいつも賑わっている印象しかないのでちょっと予想外。
こんなに静かな槍穂は初めてかもしれない。
6月はこんな感じなんだろうか。
槍のテントは私を含めて4張り。
小屋泊まりの方も少なかった様子。
何しろあの広い食堂ではなく喫茶室で食事をしているのを目撃
したので。
13日は南岳小屋でテン泊した方とすれ違ったあとは誰にも
会わなかった。
稜線の夏道は8割〜9割くらい出ていた。
雪に埋もれている箇所の通過は特に難しいことはなかった。
いまの時期、大キレットを歩くならば南岳から北穂へ向かったほうがいい。北穂高小屋直下の雪渓が下りの場合、ルートファインディングが
少し難しいかもしれないので。目印のマーキングはあるけど。
穂高岳山荘からの下降は難儀した
トレースがなく上部は後ろ向きで下りた。
途中から前向きに変えたがえらい時間がかかってしまった。
どうしても雪の斜面の下降はトラウマ(10年前の西穂での滑落)があって
慎重にならざるをえない。恐怖心があるのだ。
もう二度と滑落は嫌だから。永遠の課題かもしれない。
涸沢へ下りてから気づいたが、ザイテングラートの雪が消えていたので
そっちをおりたほうが早かったかもしれない。まあ、後の祭りでしたが。
涸沢はたったの3張りでした。
5月のGWの頃とはだいぶ様子が違っていたのが印象的。
まとめ。
感じたこと。
とにかくここまで人が少ないとは予想外だった。
静かな槍穂も悪くはないけど少し寂しい気がしてしまった。
縦走はルートの見極めが肝でしょうか。
雪渓が中途半端に夏道を隠しているのでそれが厄介。
トラバースするか、迂回して回避するか。
そこらへんの判断をきっちりしないといけなかった。
出来るだけトラバースはしたくなかったので回避しました。
ちなみにアイゼンとピッケルは穂高岳山荘からの下りだけで
使用しました。稜線の雪渓はほぼ迂回して回避したので
使いませんでした。
それと雪の付き方の印象。
長野県側に多く雪が残っているような感じがした。
これは西風が強いので岐阜県側は雪が飛ばされてつかないのだろうか。
鹿島槍なんか長野県側の雪庇が凄いですもんね。
槍穂も同じでしょうか。
それとも早く解けてしまうんだろうか。
それから笠ヶ岳とか西鎌尾根とか鷲羽とか水晶とか裏銀座とか。
まだたっぷり雪が残っているのが印象的。
常念山脈とは大違い。どうしてこんなに違うんだろう。
全体を通して冬山と夏山が同居してるような感じでした。
飛騨乗越でお会いしたものです。本当に静かな山でしたね。残雪は厄介ですが(私もバックステップ多用しました)、新緑や鳥のさえずりに癒されました。私ももう一日休みが取れればキレット経由で歩きたかったです。それに上高地側ではソフトクリームが食べられるのですね〜最高www!!!
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