20080726-27裏銀座→高天原→新穂高温泉
- GPS
- 32:00
- 距離
- 45.3km
- 登り
- 3,869m
- 下り
- 4,058m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 10:23
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 9:17
天候 | 2008/7/26:晴 7/27:晴後にわか雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
新穂高温泉→バス→平湯温泉→バス→高山→ワイドビューひだ→名古屋→ひかり→新大阪 |
感想
20080726-27裏銀座→高天原→雲ノ平→新穂高温泉
2008年の夏山第二弾は2週連続で北アルプスを歩いてきました!今回は単独行、高瀬ダム→ブナ立て尾根→裏銀座→水晶小屋→温泉沢→高天原(泊)→雲ノ平→祖父岳→黒部源流→三俣山荘→巻き道→双六小屋→小池新道→新穂高温泉という縦走コースでした!見た目の格好はランニング登山って感じですが、実際はいつもの如く早歩き登山でした(^_^ゞでも、格好を見て「ランニング登山ですか」とか「トレイルランされてるんですか」とか声を掛けられることが以前に比べて増えてきたのは、やはりそういう輩が増えてるんでしょうねぇ!!!
今回、二日間ともすっきりしない天候で、二日目の最後は夕立に会っちゃいましたが、祖父岳山頂では雲が取れ、ほぼ360°のパノラマを楽しむことができました(^.^)/また、先週同様、高山植物が真っ盛りって感じで、た〜くさんの花を見ることができました\(^o^)/
7月25日、26日
7/25はなかなか職場から抜けられず、バスの出発時間=9時半ギリギリで新大阪に到着!でも、結局出発は10時過ぎでした・・・バスの中で晩御飯の弁当を食べたけど、この日は隣の席が空いていたので、結構休むことができてヨカッタ(^_^)
信濃大町駅到着は定刻通り午前5時頃、眠っている所を起こされたって感じでバスを降りたら、高瀬ダム行きの登山者を募るタクシーの運転手達がいて、客が4人揃ったので、5時過ぎに出発です!朝食のおにぎりはタクシーの中で食べることとなりました。タクシーの中で、今日は高天原まで行きたい、と言うとみんなに結構驚かれてしまいました。
七倉のゲートは5時半に開くとのこと、待ち時間の間に登山届けを提出します。高瀬ダムに着いて、身繕いをして、6時過ぎに出発です!!!
ダムの上を進みトンネルを越え、濁沢のキャンプ地を過ぎるとブナ立尾根の取り付きの手前に最後の水場、ここで水を補給してブナ立尾根を登り始めました。取り付きに「12」の表示、烏帽子小屋が「0」で小屋までの行程を12分割して表示してあるって感じです。先に行くパーティをパスして登っていくと、烏帽子小屋から下山してくるパーティとすれ違い始めます。
2208.5m三角点が「4」、その後も快調に登っていき、最後の水場から2時間8分で烏帽子小屋に到着することができました!小屋の前はイワギキョウとかが咲いているお花畑になっていて、他のパーティが休んでいました。結構雲が多く、三ツ岳方面はガスっていました・・・
しばし、休憩して三ツ岳を目指します。登るにつれ雲の中に入り、展望が利かなくなりました。三角点みたいな標柱のある三ツ岳北の肩から巻き道になり、三ツ岳本峰と南峰の間の鞍部から三角点のある三ツ岳本峰を往復しました!なかなか頂上を踏む機会が無い山なので、あえて頂上を踏んで来ました(^_^)
鞍部に戻り、三ツ岳南峰を越えると、逆向きに縦走してくるパーティとすれ違い始めました!下り基調の道がまた登りになり、砂礫の稜線を進んでいくと、野口五郎小屋に到着しました!ここで、ポカリスエットの500mlペットボトルを1本購入、500円でした。ここでも「ランニング登山ですか」と尋ねられたが、やはりそのような輩が増えてるのでしょう!
野口五郎小屋からは一登りで野口五郎岳、まずは避雷針みたいな金属棒のあるピークに立ち、三角点と山名表示のあるピークに立ちました。裏銀座の延々続く稜線が雲間に見ることができました!
しばし休憩後、縦走路を進みます。ここまでの稜線も花がたくさん咲いていて、景色がイマイチやったけど、目を楽しませてくれました。真砂岳頂上への分岐、竹村新道への分岐を過ぎ、東川乗越はいつの間にか過ぎ、水晶小屋への登りになります!赤っぽい岩の稜線になると、水晶小屋は近い!
小さいけども新装なった水晶小屋には13時前に到着、ここまで高瀬ダムから7時間弱、時間が遅ければ、三俣山荘あるいは雲ノ平方面に行くことも考えていたけど、予定通り高天原の温泉に浸かりに行くことにしました!ここでも1本\500のポカリスエットの500mlペットボトルを購入して休憩です。
水晶小屋から直に水晶岳に行く道は通行止めになっていて、水晶小屋の裏のピーク赤岳にまず登ってから尾根伝いに水晶岳に向かいます。水晶岳南峰頂上はガスの中で展望無し・・・でもさすが日本百名山だけあって結構登山者は多いでした!三角点のある北峰にも登り、温泉沢ノ頭の分岐点に向かいました。
少し下るとガスの下に出て、高天原の湿原と高天原山荘の赤い屋根が小さく見えます。温泉沢道分岐で腰をかけて休憩後、稜線に名残を惜しみつつ、高天原温泉に向けて下り始めました。
最初は尾根の下り、浮石が多くて神経を使いました!尾根の分岐から右側の尾根に移り、雪渓のすぐ下流側で温泉沢に下りつきました!ここでしばし休憩!あとは道は踏み跡程度で何回も沢を渡る沢歩きな感じ、でもペンキ印やケルンは多くあって、大きく迷うことはないと思いました。
沢に降り立ってから30分以上かかってやっとこさ4年ぶりの高天原温泉に到着!右岸には女性用露天風呂、混浴露天風呂、女性用の浴槽とあり、左岸にも全然囲いのない湯船が二つありました!誰もいない混浴露天風呂でとりあえず今日の汗を流します!まさに極楽極楽\(^o^)/出ようとするころ男性二人組みがビールを持ってやってきましたが、何故か海パンをはいてはりました!!!
温泉を出て、高天原山荘までは約1kmの登り、半袖Tシャツにランパン、裸足にシューズで汗をかかないようにゆっくりゆっくり登って行きました!温泉から20分近くかかってようやく今宵の宿の高天原山荘に到着!一泊二食付きで\8400。
4年前に来た時は結構満杯やったけど、今回はかなり空いていて1階の寝床は大の字になって寝れる位の余裕でした(^_^)17時半からの夕食後は近くの湿原のそばの道をブラブラ、写真をパチパチ、で、暗くなるころにはもう寝込んでいました(-_-)zzz
20080726(土)所要時間10h23m、実働時間8h31m、コースタイム16h50m
高瀬ダム(1280とする)608→623最後の水場(1310-15)629→837烏帽子小屋(2440)846→925約2775m三ツ岳北の肩(2675)→935約2795m三ツ岳本峰西鞍部(2695)→942三ツ岳本峰2844.6m△(2740)952→956約2795m三ツ岳本峰西鞍部(2690)→1003三ツ岳南峰約2830mP(2725-20)1004→1045野口五郎小屋約2865m(2760)1104→1116野口五郎岳2924.3m△(2810)(2925とする)1127→1140真砂岳分岐(2830)1141→1144竹村新道分岐(2795-90)1146→1238水晶小屋手前のP(2835)1239→1255水晶小屋約2900m(2900-2895)1310→1311赤岳約2910mP(2910)1313→1333水晶岳南峰2986mP(2980-70)1337→1340水晶岳北峰2977.7m△(2970)1342→1412温泉沢道分岐(2880-85)1426→1433尾根分岐約2775m(2770)1435→1508沢に下り立つ(2305)1511→1547高天原温泉約2050m(2105)1613→1631高天原山荘約2125m(2170)(泊)
7月27日
この日の朝食は朝5時からとのことだったけど、実際には朝4時50分頃には用意ができていました!でも、この日の内に下山するパーティが3時頃から起きだして結構早くに目が覚めちゃっていました!!
とっとと朝食を終えて、5時15分に高天原山荘を出発!湿原を側を過ぎ、岩苔乗越への分岐を過ぎて樹林帯を緩く登っていくと約30分で高天原峠に到着。さらに樹林帯の尾根をグイグイ登っていきます!途中、ハシゴもありました!
峠から20分程で森林限界、ようやく展望が開けました(^.^)古い道標があり、水晶岳が目の前です!木道を登っていくと、「雲ノ平の森の道」という道標が出てきました!ここから登山道はお花畑から離れて、樹林帯の中を辿ります。4年前にここを通った時は、森の道はまだ無く、お花畑の中を道が通っていましたが、植生保護の為に登山道を付け替えたのでしょうか?
森の道を登り切るとそこはもう雲ノ平の一角、奥スイス庭園です(^◇^)多くの高山植物の花が目を楽しませてくれました!「奥スイス庭園」の道標から10分余でコロナ観測所に着きました。この日は朝方から雷鳴が聞こえていてどないなることかと思っていましたが、なんか徐々に雲が晴れて、なかなかいい感じになってきました\(^o^)/
コロナ観測所から高原のお散歩を10数分で雲ノ平山荘に到着です!宿泊した登山者は既に小屋を出発し、のどかな雰囲気でしばし休憩(^_^)山荘から先、木道の続く雲ノ平はまさにその高原のジョギングって感じで非常に良い感じでした(^.^)
大昔=1984年に来た時は、雲ノ平のキャンプ地を通って祖父岳あるいは三俣山荘方面に道が通ってましたが、やありお花畑の保護のためか、登山道は付け替えられており、キャンプ地には寄らないようになっていました!冷たい水を飲もうと思っていたのに残念(ToT)
雲ノ平キャンプ地への分岐の少し先でスイス庭園への分岐、せっかくだし、木道の終点まで往復しましたが、分岐から1〜2分でした!水晶岳、祖父岳の頂上部が望め、薬師岳はガスの中でしたが、その右方には残雪の残る五色ヶ原が見えていました!
分岐に戻り、先に進みます。祖父岳を巻いていく道は思っていたより時間がかかり、祖父岳頂上への分岐までスイス庭園分岐まで20分以上かかっていましたが、途中からの雲ノ平の俯瞰は素晴らしいでした!当初の予定ではここから黒部川源流を横切って、三俣山荘に直に行くつもりでしたが、すっかり青空が広がっていて、やはりここは山頂を踏んでおかねば、ということで、祖父岳を越えて岩苔乗越経由で黒部川源流を下り、三俣山荘に行くことにしました。
分岐からすぐに雪渓を越えてジグザグに登る道となります。傾斜が緩むと、そこは広くてケルンがたくさん並ぶ祖父岳山頂の一角でした!まさに360度のパノラマの展望が広がります\(^o^)/薬師岳、黒部五郎岳、三俣蓮華から双六岳、槍ヶ岳、鷲羽岳、水晶岳と名峰のオンパレードです(^O^)先はまだ長いけど、写真をパチパチ撮ったりして思わず大休止(^^ゞ結局20分以上山頂でノンビリしちゃいました!
祖父岳から稜線伝いに岩苔乗越まで下ります。時間があれば稜線から鷲羽岳を経て三俣山荘まで行きたい所ですが、ここから黒部源流に下りました、残念(;_;)。黒部源流にはまだ雪渓が結構残っていて、スリップしないようにスプーンカットを利用して慎重に下りました。雲ノ平からの道が合わさってすぐの所に、「黒部川水源地標」がありました。ここから20数分の登りで三俣山荘のキャンプ地に到着!ここに水場があり、水補給し、行動食を食べてノンビリとまたもや大休止(^^ゞキャンプ地から三俣蓮華岳方面への道が出ているので、結局三俣山荘には立ち寄りませんでした。
三俣蓮華岳への登り始める頃には、また雲が増えてきて、どうやら今日は夕立ちが来そうです。三俣峠から、今回は稜線通しでなく、巻道ルートを通りました。三俣山荘のキャンプ地から1時間20分程で双六小屋に到着、ここでも水分補給して、またもや大休止(~o~)出発しようとすると、「frunの方ですか?」と声をかけられました!話をしてみると、関東のりっきさんや風船さんのお友達とのこと、あまりfrunにはカキコしてないとのことでしたが、一人の女性はハンドルがかがやきさんという方でした!折立から入って縦走してきたとのことです!時刻は11時半頃だったし、太郎平から来たとしたらかなり速いペースで来られたのでしょう!!!
そろそろ雨が降りそうな雰囲気の中、双六池から稜線に登り返し、笠ヶ岳方面への分岐までは稜線のアップダウンが続きます。この辺りは結構登山者が多い!分岐から稜線とは別れて眼下に見える鏡平までまずは駆け下りました!途中に「弓折中段」という道標がありました。
双六小屋から1時間弱で鏡平小屋に到着!結構汗だくだったので、名物のかき氷=イチゴミルク氷を食べました(\550)。冷たくて甘くて疲れた体にはおいしかったぁ(^◇^)
鏡平からは小池新道を一気に駆け下ります!秩父沢あたりからポツポツと降り出し、お池新道入口の林道に着くころには結構な降り方でした・・・でもあとは林道だし、かまわずジョギングモードで下りました。わさび平小屋でしばし雨宿り、あとは夕立ち&雷鳴の中、林道をジョギングモードで駆け下り、ずぶ濡れになって、新穂高温泉に到着しましたぁ\(^o^)/双六小屋からは丁度3時間位で下ることができました!!!
バスがすぐに出るので、無料のアルペン浴場ではなく、平湯まで出て、バスターミナルの上の温泉で汗を流しました!あとは、高山まで出て、ラッキーなことに雷雨で1時間遅れのワイドビューひだに丁度乗ることができ、名古屋からはのぞみを乗り継いで帰阪とあいなりました。
今回は、裏銀座→高天原→雲ノ平→新穂高温泉という通常なら3泊4日のコースをどうにかこうにか1泊2日で踏破することができました(^o^)やはり北アルプスの奥地にある温泉はすっごくいい感じでしたぁ(~o~)またいつか機会があれば行ってみたいものです、ハイ(^o^)/
20080727(日)所要時間9h17m、実働時間7h12m、コースタイム14h25m
高天原山荘(2125とする)515→543高天原峠(2240)545→604道標(2410)→609「雲ノ平森の道」(2420)→616奥スイス庭園(2485-95)618→629コロナ観測所(2540)→645雲ノ平山荘(2520)657→705雲ノ平キャンプ地分岐(2555)706→709スイス庭園分岐(2565)→711スイス庭園(2555-60)715→716スイス庭園分岐(2560)→739祖父岳分岐(2640)740→755祖父岳2825mP(2775)818→835岩苔乗越(2690)837→901黒部川水源地標約2400m(2370)→927三俣山荘のキャンプ地(2510)951→1017三俣峠(2705)1019→1110双六小屋約2545m(2510)1134→1210笠ヶ岳方面分岐(2515)1212→1220「弓折中段」(2390)→1232鏡平小屋約2280m(2265)1248→1330秩父沢(1745)→1346小池新道入口(1510)1349→1357わさび平小屋1402m(1445-40)1404→1409笠新道入口(1405)→1432新穂高温泉約1090m(1130)
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