西穂高岳〜槍ヶ岳縦走 ジャンダルム・大キレット

2025年07月28日(月) 〜 2025年07月30日(水)

• GPS: 23:11
• 距離: 28.1km
• 登り: 2,664m
• 下り: 3,719m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:47
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:47

距離 1.9km 登り 261m 下り 49m

13:31 西穂高口
13:49 旧ボッカ道分岐
14:18 西穂山荘

2日目

• 山行: 7:57
• 休憩: 2:23
• 合計: 10:20

距離 6.9km 登り 1,624m 下り 894m

4:14 西穂山荘
4:26 4:27 西穂丸山
5:07 5:14 西穂独標
5:33 ピラミッドピーク
5:46 5:48 チャンピオンピーク４峰
6:13 6:20 西穂高岳
6:28 6:30 P１
6:51 6:56 赤岩岳
7:17 7:20 間ノ岳
7:33 7:35 間天のコル
7:36 7:43 逆層スラブ
7:50 7:55 天狗岩
8:14 8:16 天狗のコル
9:14 9:15 畳岩尾根ノ頭
9:32 9:33 コブ尾根ノ頭
9:43 10:00 ジャンダルム
10:15 10:20 ロバの耳
10:38 10:39 馬の背
10:57 11:06 穂高岳
11:35 12:18 穂高岳山荘
12:40 12:41 涸沢岳
12:59 13:02 涸沢槍
13:19 13:20 D沢のコル
13:29 13:30 最低コル
13:41 13:45 奥壁バンド
14:03 14:10 ドームの頭
14:20 14:25 北穂高岳南峰
14:29 松濤岩のコル
14:32 14:33 北穂高岳
14:34 北穂高小屋

3日目

• 山行: 10:20
• 休憩: 1:20
• 合計: 11:40

距離 19.3km 登り 779m 下り 2,776m

5:21 北穂高小屋
6:21 6:22 A沢のコル
6:46 6:48 長谷川ピーク
7:11 7:12 最低鞍部
7:57 8:04 南岳小屋
8:14 南岳
8:29 8:30 天狗原分岐
9:13 9:19 中岳
9:46 9:47 大喰岳
10:02 10:03 飛騨乗越
10:13 10:32 槍ヶ岳山荘
10:52 10:56 槍ヶ岳
11:16 11:46 槍ヶ岳山荘
11:56 11:57 飛騨乗越
12:45 12:46 飛騨沢千丈乗越分岐
13:55 14:00 槍平小屋
14:38 藤木レリーフ
14:42 滝谷避難小屋
15:40 白出沢出合
16:14 穂高平小屋
16:43 小鍋谷ゲート
16:56 新穂高温泉駅
17:01 新穂高登山指導センター

天候

3日とも晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

新穂高第3駐車場
新穂高ロープウェイ　片道2400円

コース状況／危険箇所等

ロープウェイの西穂高口駅の案内表示
　「至　西穂高岳」や「至　西穂高山荘」の表示はなく「登山口」とだけ書いてます。

西穂独標〜西穂高岳
　　結構な急斜面です（下山には注意が必要でしょう）

西穂高岳〜奥穂高岳　
　　クサリは最低限しかなくマークはとても少ないです。
　　「こんな所に来るのだからわかってるよね！」と言うことだと思います。
　　道を外れて10歩ほど進み戻ることを2回やりました。　　
　　急斜面の連続で崖を登ったら崖の下りがもれなく付いてきます。
　　馬の背の南側は結構な崖ですがクサリはありません。登りはともかく下りはヤバいです。

涸沢岳〜北穂高岳
　　必要なクサリ、マークは完備されています。
　　涸沢岳の北側の崖は長く危険個所の連続です。
　　今回の全行程で一番イヤかも。
　　
大キレット
　　ここも必要なクサリ、マークは完備されています。
　　足元がザレて滑りやすい箇所があるので下りに注意です。
　　北穂から下り始めると頭上から”ぶーん”と雑音が・・ドローンです。
　　集中力を乱す新たな問題だと思います。

その他周辺情報

ひがくの湯と登山者食堂　温泉950円、風情があるとは申しませんがお湯は良好、食堂併設で利便性は高いです。

写真

7/28 13:16

13時発のロープウェイで出発

7/28 14:17

小一時間ほどで西穂高山荘に到着、結構立派な建物ですね

7/28 17:30

食事が美味しい^^

7/28 19:02

焼岳と夕暮れ、腹も満ちて翌日に備えて爆睡zzzz

7/29 4:23

2日目
まずは西穂に向けてスタート、先行者のヘッデンがちらほら

7/29 4:26

西穂丸山付近でヘッドライト終了

7/29 4:47

乗鞍岳、焼岳、西穂丸山

7/29 5:12

西穂独標からピラミッドピーク、奥に西穂

7/29 5:12

早速こーんな下り

7/29 6:02

ライチョウ、ヒナが母鳥のお腹に潜って暖をとってます

7/29 6:13

大体2時間で西穂高岳に到着

7/29 6:22

覚悟を決めて先に進む、もーギザギザの連続
この先は写真激減

7/29 6:54

赤岩岳からの間ノ岳
一体どこを登ったのか？記憶がない・・^^;

7/29 7:16

間ノ岳から天狗岩

7/29 7:47

天狗岩から間ノ岳を振り返る

7/29 7:50

天狗岩から進行方向、畳岩尾根ノ頭、右は前穂高

7/29 8:14

天狗のコルに到着、ここを下ってきた

7/29 8:14

そしてここを登る
前も後もなーんも変わらん

7/29 9:04

畳岩尾根ノ頭への長〜い登りの途中
足元の石がザレザレ

7/29 9:05

こいつを登ると畳岩尾根ノ頭（どこも区別がつかない）

7/29 9:32

コブ尾根ノ頭に到着、ジャンダルムが登場、てっぺんに3時間ぶりに見る人

7/29 9:32

右奥は奥穂高岳
ジャンダルムの左側から登ります

7/29 9:49

ジャンダルムに登頂〜♪

7/29 9:43

登頂2

7/29 9:49

穂高山荘が見える（あ〜ラーメン食べたい）

7/29 9:52

奥穂高岳、あそこまではまだまだ地獄

7/29 10:14

ロバの耳のコルからのジャンダルム

7/29 10:22

再び大きく下る

7/29 10:22

ロバの耳への登りは垂直に近いがクサリはない
怖いのでノンストップで一気に登りました

7/29 10:41

厄介なウマノセ

7/29 10:48

ウマノセから見たジャンダルム

7/29 10:58

奥穂高岳に到着（写真が雑）

7/29 11:41

穂高岳山荘のラーメン
美味しい^^
ここでノンビリしすぎて再起動が辛かった

7/29 13:29

涸沢岳から大きく下り北穂高とのコルに到着

7/29 13:41

上手く写せないが涸沢岳の下りは長くて激しい

7/29 13:49

登山道とはとても思えない奥壁バンド

7/29 14:53

10時間以上かかって北穂高小屋に到着、コーヒーで一休み

7/29 17:47

この小屋は何もかもが素晴らしい、スタッフの方々ありがとうございます。

7/29 17:49

美味しい夕食、標高が高いのにお米の炊き上がりが完璧で2杯いただきました。

7/29 18:38

食後の夕焼け
小屋の正面、常念岳〜蝶ヶ岳

7/29 18:41

本日のメインディッシュ

7/29 18:43

明日の進路、大キレット

7/29 18:41

笠ヶ岳に夕日

7/29 18:51

北穂高小屋泊まりならではの風景

7/30 4:25

3日目の朝

7/30 4:27

東の空が白み始める

7/30 4:37

槍ヶ岳

7/30 4:56

奥穂高岳

7/30 4:54

日の出〜

7/30 5:01

7/30 5:11

覚悟を決めて大キレットを下る。この時点では南岳からの下山を考えてました。

7/30 5:47

ザレ場が終わっていよいよクサリ場

7/30 6:12

飛騨泣きを過ぎてHピークが近づく

7/30 6:21

A沢のコルから北穂側を見上げる

7/30 6:21

A沢のコルと俺

7/30 6:47

Hピークを無事に通過中

7/30 6:48

南岳への登り

7/30 8:04

南岳小屋は布団を干してスタッフがラジオ体操中。
見ているこちらも気分がよくなり槍ヶ岳まで行くことにしました。

7/30 8:15

南岳に到着
4回目ですが晴天は初めて（いつも午後に通過でガスガスだった）

7/30 9:14

続いて中岳
南岳との間は結構下って結構登る

7/30 9:48

大喰岳

7/30 10:32

登るかどうか思案中

7/30 10:52

結局6回目の槍ヶ岳登頂

7/30 10:53

双六岳方面

7/30 10:54

南側、昨日から歩いてきた縦走路

7/30 10:55

東鎌尾根

7/30 11:04

そそくさと槍ヶ岳山荘に戻りラーメンを注文。

7/30 11:56

飛騨乗越から槍ヶ岳
新穂高温泉までは5時間を超える長丁場

7/30 12:37

飛騨沢の花は見ごろでしたが、ザレているので足元注意であまり楽しめず

7/30 13:56

2時間かけて槍平小屋に到着
あとは黙々と下山、槍ヶ岳山荘から登山口まで5時間かかりました。

撮影機器：

iPhone SE (3rd generation) Apple

装備

個人装備

毎スタート時に水は２Ｌ携行 荷物は厳選して水込み６kg少々。

感想

gibson45

長らく見送っていた西穂〜奥穂縦走を敢行しました。
聞きしに勝る崖の連続、一般ルートに比べてクサリやマークが少ない。
週末の大キレットで先行者による落石を経験しているので平日をチョイス→前後に人が居ない→ルートファインディング能力を要求される構図でもありました。

前回の後立山縦走（白馬雪渓〜扇沢）も激しい岩場続きでしたが、今回は高度感が圧倒的で道も狭く心拍数が上がりました。^^;
上下移動ばかりで奥穂はなかなか近づかないし「どこを登るんじゃい」といった崖が次々に登場。登りも下りも体力を要しました。
晴天のジャンダルムを満喫し奥穂へ出発、う〜むコレが噂のウマノセか・・・洒落にならないですね。

穂高山荘の昼食休憩で緩んだ脚と気持ちに気合を入れ直して北穂へ。涸沢岳〜北穂高はジャンダルムと大キレットに挟まれて話題になりませんが、勝るとも劣らない崖の連続です。

こまで通過するだけだった北穂高小屋に初めて泊まりました。
もう素晴らしい
・ロケーション最高（1分で360度の眺望のある山頂）
・スタッフの対応が丁寧
・食事が美味しい
・建物に味があり、そして清潔
・辛い登りのあとで宿泊者同士が優しい

かなり疲れてしまったので翌日は南岳から下山しようかと思ってましたが、良好なお天気に後押しされて槍ヶ岳まで行って下山しました。
も〜お腹いっぱいです。